机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

タンゴ

2021-07-30 08:56:00 | 本の読味
 読了。

「こういう世界に憧れるなあ。ワシのような猿面、短足では敵わないなあ。」

 この本は随分前に入手したのだが、読むまでに間が空いた。理由は内容がヘビーだった。
パラッとめくった瞬間に、この世界に入り込めなかった。



水・空気・手塚治虫

2021-07-17 06:53:00 | 楽描き
 「エンゼルの丘」を読了した。
後述をみると1960年から1961年に雑誌「なかよし」に連載とある。
子供の頃に読んだ記憶だある。読んだというより見たことがあるといった方が正しいだろう。おそらくは他所様のところにでもお邪魔した時にでも見たのかもしれない。表紙をみて懐かしいと思った。

 二人のうりふたつの少女が南国の島と東京を舞台に波乱万丈の物語が展開する手塚娯楽の方程式が満載の漫画だ。
ヒロインふたりにとめどなく降りかかる災難の連続は、その後青年雑誌に描かれる作品群にもみてとれて楽しく読めた。

 自分のような老人は手塚作品に慣れ親しんでいるせいか、自然と身体の細胞に入り込んでくる。むしろ最近の漫画は絵柄も演出も慣れていないせいか読む気がしないのが残念である。逆に子供達などは手塚作品に興味をしめさないのは、やはり世代的なものがあるのだろうか。今の若い人には手塚作品はどう映っているのだろう。(つづく)

 2021・6・25・記



 絵は文とは関係のない「遅かりし由良の介」である。
下絵は2020年の4月とある。ようやくペン入れした次第。

皺(しわ)の事

2021-07-15 15:52:00 | 楽描き
 着る物の皺はむずかしいなあ、と思って描いたラフ、下絵にペン入れをした。

 映画やドラマを観る時に洋服や着物の皺ばかりを見ている。プロの某漫画家も番組の中で自分も皺ばかり見ていると言っていたので共感した。

 「画家は見るのが仕事だ」とは、これまた某ドラマの中の登場人物のセリフだ。
言えている、だからどんなに趣味の合わないドラマや映画でも観るように心掛けている。

 絵はどんどん書き込んでいる内に夜のシーンになってしまった。構図もメンズ雑誌の表紙のようだ。トップの男性モデルにはGペンを使ってみた。あとは丸ペン。

 久し振りの描画だ。鉛筆描きのラフの日付は7月6日とある。