映画の看板
古希をむかえた。亡くなった父よりも長生きした事になる。そう思うと父は無念であったろうと思う。もとは坂道でころんで入院して、病室で突然に肺炎になり一晩で亡くなった。 ......
一年前は浅丘ルリ子であったか。今はエリザベス・テイラー。少しは進歩したであろうか。
セントルイスの魂がブルース以外にもあったのだ。1927年、チャールズ・リンドバークのニューヨーク、パリ間大西洋横断飛行は幼児期に見ていた少年雑誌にも記事として載っていた。
絵は、その映画の主演をしたジェームズ・スチュアートだ。この映画は子供の頃にテレビの洋画劇場で観たのだが、すっかり忘れてしまっている。改めて観たわけだ。
テレビではモノクロで画面も狭苦しかった。DVDではシネマスコープのカラーで美しかった。思えばジェームズ・スチュアートの映画は、これを含めて最近はけっこうな数を観ている。
彼もまたミスターアメリカ。アメリカを代表する名優だ。グレン・ミラーも演じているし、なんと言っても「素晴らしき人生哉」は名作だ。
むかしの記憶
幼い頃、昭和三十年代の初頭では町内に雑品屋が軒を連ねていた。朝鮮戦争の影響もあってか鉄くずが重宝されていた。父が作った奇妙な自転車はそういった物の寄せ集めで出来ていたのだ......
丁度、一年前に液タブを始めたのか。不慣れで何を描こうか迷ったが、ふとっ亡くなった父の事を思い出したんだ。それで、これを描いたのか。