机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

氷室冴子の世界

2023-07-14 04:19:03 | デザインの世界

 昨日、氷室冴子原作漫画原画展へ行った。少女マンがの原画を拝見。写真撮影もオッケーで、最近はこういうのが多い。藤田和子 山内直実 原画を拝見。女流漫画家の描線は綺麗。

 絵はそいうのと関係なく現代青年を描いた。伊藤彦造の描線が好きで、それを意識して描いた。

    


ラドンからの桑田次郎先生の事

2023-06-30 05:04:36 | デザインの世界

 幼少の頃の一番の憧れは桑田次郎先生の作品であった。その中でもまぼろし探偵はよくコピーをしたものだ。

 その、まぼろし探偵も元ネタがあったらしいと最近ネットで知った。定かではないが、その絵のコスチュームといい乗っている赤いバイクといい間違いないと確信した。

 ただ、その絵はアメリカのコミックで女性であった。桑田先生はそれを少年に置き変えてまぼろし探偵としたのだろうか。別に上げ足を取るつもりではない。

 創作の動機は色々あってと当然と思っている。残念ながら、その画像はどこかにいってしまった。こんな感じかなというより、自分流に描いてみた。

 なんか、どっかで見たような感じのキャラクターになってしまった。やはり桑田先生のデザインされたまぼろし探偵は今見てもカッコいい。

 桑田先生は漫画の前に挿し絵もやられていた、というのも近年知った。ラドンの事を調べていたら桑田先生の挿し絵ラドンに出くわした。

    


   

   

 ネットのものを勝手にアップするのも、いかがかなと思うのだが御容赦願いたい。

 


スクリーントーン(改)

2023-05-14 08:32:26 | デザインの世界

 スクリーントーンが使用される前と後では画風が随分と様変わりしています。よりリアルに表現されていて、ある意味近代的なのでしょう。個人的には少年時代に慣れ親しんだ挿し絵や絵物語のペン画に憧れがあります。

 とくに貸本劇画の諸作家の絵面には独特の描線運びがあり殺伐とはしていますが、それはそれで味わいがあり捨て難いものであります。当然、今日的なスクリーントーン表現はされていません。

 古いと思われるかもしれませんが、決してスクリーントーンが嫌いという訳ではないのです。むしろ進んで利用したいと思っています。しかし使用するには、それなりのセンスが必要です。苦手意識があるのかもしれないです。

     


スクリーントーン

2023-05-13 07:08:53 | デザインの世界

 スクリーンに特別、偏見があるわけではないです。またもう老骨ですから、幼少の頃のに見た絵物語や読み物の挿絵、はたまた貸本劇画にいまだに思い入れがあります。昔の雑誌などの絵にスクリーントーンを使った絵はなかったのです。

 昔の漫画などにもスクリーントーンは使用されていなかったわけです。薄墨表現があったようですが多くはは斜線やカケアミなどを多用していました。とくに挿絵などのペン画のシャカシャカ線は今も憧れがあります。

 昔の作家さんの中にはスクリーントーンを邪道呼ばわりしていた方もいたようです。が、絵の表現としてどういう効果を得られるにあると思います。時代の流れというものはどの分野にもあるものです。

 昔の先生方のい意見も自分の表現、主義があっての事だと思います。今の作家さんはスクリーントーンを効果的に使っています。とても素敵な絵が多いです。  2021・10・5・メモより

 と、いうわけで下の絵ですが、シャカシャカと描いています。現在進行中、まだ途中。

     

 


「さいとうたかを」という表記

2022-09-16 10:57:57 | デザインの世界
 子供の頃、小学生の二、三年の頃だろうか、今となっては曖昧だが自分の中では、「さいとうたかを」は存在していた。雑誌「日の丸」に時代劇を連載していたし、「冒険王」にアクション現代劇も載っていた。

 手塚治虫は今や学習本に野口英世やキューリー夫人と肩を並べる存在だが、子供の頃は、あまり面白い作家だとは思ってはいなかった。むしろ、それ以外に興味引かれる作品が多々あり楽しみにしていた。

 時代劇に柔道物、剣道物に相撲物、野球に生活ギャグと沢山の傑作があったと思う。だが残念ながら、この歳になると作品の名前や、作家の名前を覚えていない。何となく大雑把な内容や絵面がおぼろげに浮かぶだけである。

 それでも、憶えている作家の名前は今でも二三ある。益子かつみ、大野ゆたか、水木しげる、高野よしてる、岸本おさむ。これらの方はご丁寧に名前をひらがな表記してくれている。子供にとってはありがたい。

 その中でも「さいとうたかを」とは、全部ひらがな表記である。おそらくは、さいとう先生は自分の地味な名前を漢字表記しても子供に認知してもらえないだろう、と考えたのだろう。

 その、さいとう先生の一番の作品は、劇画007シリーズである。映画作品と、同時頃に連載していた作品は映画と並んで、当時中学坊主だった自分の宝であった。絵も貸本時代とは一線を画し模倣していたのを思い出す。

 絵はその映画「007危機一発」のヘリコプターとの格闘シーン。昨年、さいとう先生はお亡くなりになった。ショーン・コネリーもこの世の人ではなくなった。なんだか淋しくて、絵を描いている。