机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

表紙絵更新 の 007

2022-09-20 11:13:50 | 楽描き
 よく見ると、ボンドの顔色が悪い。メディバンペイントで描いてフォトショップで開くだけでも色調が変わる。その上データ変換しても、また色見が変わる。手持ちのPCのモニターを違えて見ても見栄えが変わる。デジタルのややこしいところだ。

 フォトショップでボンドの顔色を明るくした。血の気もいれてみた。レイアウトのバランスも変えてみた。タイトルを入れないのなら、この位の方が良いだろう。この絵を、自身のHPの表紙絵にしようと思う。そうすれば一月ほど更新せずとも安泰だ。


007は二度、あることは三度ある

2022-09-20 08:29:20 | 映画の味方
 ついに、ここまで来ました。映画の看板「007危機一発」。ひとつのパターンとして、ここにアップします。映画をテーマに、これまでも幾つかイラストをアップしてきましたが、映画の看板というテーマでは、これは二番目です。

 一番目は、赤木圭一郎。これは画用紙に水彩でした。水彩といっても使った絵具はプラカラーです。引き出しに沢山余っていたので、勿体ないと思い使用しました。水彩といってもプラカラーは水とは相性が悪く希釈はアルコールを使いました。

 時は流れて、今この絵はワコムの液晶タブレットで描いています。若い頃はこういう文明の利器など想像もしていませんでした。長生きはするものです。自前のPCを手にした時は板タブレットでした。今でも使用していますが、旧い物なのでレベルは低いです。

 この液タブも相当前のもので、正直使い勝手が悪いです。反応がいまいち鈍くて、ひょっとしたら手描きの方が早いかもしれません。以前に電気屋で新型の液タブをさわって見たところ、反応が素晴らしく、こちらの手の早さに付いて来てくれました。

 去年、原付きバイクの中古を入手しました。保険だ税金だと全部で十五万ほど散財しています。おまけに最近はガソリンも高いです。これならワコムの液タブの新型を入手した方が筋なのではないかと、ちょっと後悔しています。

 さて、絵ですがフォトショップでレイアウトをしてみました。こういう事が簡単に出来るのがデジタルの良いところです。この絵の真ん中あたりにロゴを映画のタイトルを入れたいと思います。近日公開。乞うご期待。とは映画の宣伝の常套句です。

花輪和一 刑務所の中

2022-09-19 14:50:37 | 本の読味
 花輪和一著作「刑務所の中」は、もっと賞賛されるべき作品である。これほど力の入った作品は見たことがない。2000年に入った頃だろうか、迷わず書店で買い求めた。刑務所の図鑑ともいうべき濃密な漫画だ。

 その刑務所の中であるが、初版が出て、ほどなく札幌刑務所が新装される事になった。当時、勤めていた会社の出入りの職人が札幌刑務所の仕事していて感想を漏らしていた。「一流ホテル並みの設備だ一度行ってみたらいい」

 残念ながら、こちらは其れ絡みの仕事はないから、おいそれとは行けない。悪い事でもしなきゃ行けない、と冗談を言って笑い同時に淋しく思った。そうか花輪先生が描いた札幌刑務所はもう存在しないのか。

 ほどなく、テレビのニュースで札幌刑務所が新しくなったと、報道され内部の映像も映し出されていた。なるほど一流ホテルは大袈裟だが、自分がよく利用するビジネスホテルの個室よりは豪華だ(?)。

 出入りの職人は、付け加えるように言っていた。空調の設備もしっかりしていて冬も暖かいだろう、時代だねと言っていた。漫画の中の刑務所は木造の昔ながらの造作だ。大昔ほどではないだろうが、生活環境は厳しかったろう。

 もし、花輪先生が少し遅れて入所していたら、作品も大きく変わっていただろう。廊下や壁も板張りではなく、目に優しい白い壁であったら「刑務所の中」は生まれていなっかたかもしれない。もしかしたら(の話し)。

 絵はそれとは関係のない、映画007の続きだ。文と関係のあるイラストや写真などを掲載するのが筋なのだが、思うところと手が別々なので許しを乞う。書棚を見廻しても「刑務所の中」も見つからない。

 頭に浮かんだゆえ、折角なので文章にした。絵は映画の看板を楽しんで描いている。外は雨、台風14号の影響か風もある。そうでなければ、バイクで何所かにすっ飛んで行きたいところである。



 
 

 

ゼロゼロというブランド?トレンド?

2022-09-17 05:51:50 | 本の読味
 007の第一作目「殺しの番号」が劇場公開された時は小学生の五年生頃だったと思う。残念ながら観劇は二流館で数年後になるのだ。その頃だと思うのだが、漫画「ゼロゼロ指令」という作品に心映していた。

 作者は石ノ森章太郎先生。幼少の頃から慣れ親しんでいる作家で、この作品も夢中になった。今となっては掲載雑誌名も正確な年月日も忘れてしまったが、連載第一回目を巻頭カラーで当時は読んだ記憶がある。

 先生は、その後「サイボーグ009」「009ノ一」なる作品を発表する。子供心にゼロゼロが好きなのだなぁと思っていた。特別に上げ足を取ろうという訳ではない。ゼロゼロというワードには何か魔力があるのかもしれない。

 当時はスパイブーム。先生も時流に乗って作品を発表されたのだろう。本家、007はその後ゼロゼロセブンという言い回しから、ダブルオーセブンという言い方に変わった。「ゼロゼロ指令」のゼロゼロは本位制を取った訳だ。

 当たり前の事だが、先生は、小学生の小僧っ子よりは早くに情報を入手していた。007の映画は勿論の事、原作本も読まれていたと思う。あの頃、スパイブームで混沌としていたあの頃。「ゼロゼロ指令」はスパイブームの門戸であった。