液晶ペンタブレットでの、ある意味これが処女作になるのかな。少しは上達したのかしらね。
去年は雪が多かったなぁ。今年は今のところ少ないなぁ。三分の一かなぁ。
今、使っているのはワコムの液晶ペンタブレットDTF720である。2006年頃の代物で当時は二十万円以上もしていた。存在は知ってはいたが、遠く高い存在で欲しいなどとも思わなかった。
2000年に、自前のMacを手にした時にはペンタブレットも一緒に購入したが五千円程度の安物だった。当然、これで絵を描こうという気はなく生原稿をMacに取り込んでアドビのフォトショップでスクリーントーンを貼って部分的に削るのにマウスよりは便利であったからだ。
ペンタブレットの存在を知ったのは1995年頃だったろうか。世間ではWindows95で沸き立っていた頃だ。その時のMacは品番を忘れたがクリーム色をしていた。ペンタブレットも電気屋で見たが三万円もしていた。この頃は自前のPCなどとは夢のまた夢であった。
それが今ではフリーマーケットで、ン千円で液晶ペンタブレットが手に入る。我が貧乏人には救世主だ。十五年以上もの代物だが今はこれで充分だ。上を見たらキリがない。
映画「予期せぬ出来事」のイラストの続きで、オーソン・ウェルズである。エリザベス・テイラーの「いそしぎ」の流れで借りた、この作品にオーソン・ウェルズ出演しているのには驚いた。
オーソン・ウェルズといえば、私ら世代には宇宙人襲来だ。何の事だと御思いだろうが、くどくどとは説明はしない。それからの連想で小松崎茂の少年雑誌でのカラー口絵を思い出す。
蛸のような足が沢山ある火星人が、円盤に乗って地球に飛来して、地球人を襲っているのだ。自分の記憶の中ではオーソン・ウェルズと小松崎茂と火星人がセットになっている。
幼い頃の曖昧で煩雑な思い出は、今でも甘い飴玉で、口の中に入れるとカラコロと音を立てて和ませる。オーソン・ウェルズの登場は忘れていた事を思い出させてくれた。旧い映画の鑑賞はタイムマシンに乗るようだ。