時代劇が衰退していると危惧されているが、どうして正月には民放も含めて幾本かの時代劇ドラマが放映された。喜ばしい事だ。
某局は毎度定期的に時代劇作品を制作放映している。大河なども好評のようだ。その中には忠臣蔵がテーマのものもある。
忠臣蔵も暮にもなれば、昔は映画やテレビドラマでも取り上げられたが、昨今は話題にもならない。若い世代は興味が無いし知らないのだろう。
正直、筆者も子供の頃から映画やテレビでいろいろな作品を観てきているが、よくは事情を理解してはいない。観終わった後は妙な不快感も残る。
現代の倫理観には当てはまらない江戸時代の封建的な美徳は、史実を調べれば調べるほど煮詰まり物語の面白さは蒸発する。
単純に仇討ち劇として面白可笑しく観劇すれば良いのだろうが、無事本懐を遂げたにもかかわらず、あの煮え切らなさは何だろう。
某局も年寄りが目当てであるから時代劇を作るのだろうが、我々年寄りが去り世代がすっかり交代された後には時代劇は無くなるのだろうか。
絵は、その某局の時代劇ドラマをスケッチした。「忠臣蔵の恋」のワンシーンだ。権力者の我がままや横暴がまかり通っているのは、現代も変わりないか。