去年の九月に筆が止まってしまって、ようやく三の十六枚がペン入れ完了となりました。これからゆっくりとデジタル化してゆきます。
映画「眼の壁」の原作はまだ未読なのです。若い頃はSF物ばかり読んでいてこういう探偵物とは疎遠でした。それでも「張り込み」は読みました。
この作品は本当にあった事件を題材にしているので迫真性があり、起承転結もしっかりしていて劇画の材料としてはいい教材です。
ただ、今の社会通念からみると突っ込みどころが多々ありますが、舞台が昭和三十年代ですから、世の中の人も呑気だったのでしょう。
主人公は事件関係者と接触して聞き込みをしていきます。今なら他人にものを尋ねても、教えて貰えるのは、せいぜい道筋位なものでしょう。
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