深夜にこうしてシャカシャカとペンを動かしていると心が落ち着く。ペンといってもデジタルペンでパソコンの画面、いわゆるタブレットに描画している。看板屋の職人を辞して十年近く病院の守衛をしていた癖がいまだ抜けずに深夜にごそごそと活動している。
一枚目の絵はメディバンペイントのデータを素のままにウェブデータに変換してアップしてみた。いつもはこれでアップしている。
二枚目はフォトショップにデータを持っていき白黒をはっきりさせている。通常の漫画雑誌は白黒をはっきりさせた印刷をしているので上のような、いわゆる曖昧な感じではまずいのだろう。子供の頃の読者応募の漫画作品なども墨一色で描いて下さいと但し書きされていた。鉛筆やボールペンは不可というわけだ。
違いはあまり判らない。この類の絵は素のままでアップしているが、手描きの劇画やイラストはフォトショップで白黒をはっきりさせている。漫画雑誌の印刷の都合上、墨一色というのが長き風習のようだが、まれに鉛筆描きや水彩絵の具で作品を発表しているものもある。当然そういう場合は印刷方法がかわるのだが。
こうしてネット上で作品を発表する場合は、考えてみればどうでもよくて印刷の事情などを気にすることもないわけで、この頃では鉛筆一本で劇画作品を描こうかなどと考える。それの方が時間が短縮出来るし表現も広がるかもしれない。
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