机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

絶滅危惧種・日本人

2024-06-13 09:54:38 | 勝手な言い草
 少子高齢化で人口が減少している。今更だが若者の結婚率の低下による為もあり出生率は低く、人口減少に拍車をかけている。

 結婚が人生の一位とは言わないが、それでは逆に今の若者は何が人生の一位なのか訪ねてみたいが、それだけ今の世の中が過酷なのだろうか?

 自分の子供の頃を思い出してみる。我が家庭は貧乏家庭であった。父と母は見合い結婚で、周りの人のおせっかいで結婚したようだ。

 父はいわゆる道楽親父で、結婚してからも自分の趣味を優先する人であった。都会的な父と田舎出身の母とは意見が合わなかったようだ。

 ゆえに喧嘩が絶えず、おまけに父はお金に縁のない人らしく、家庭は困窮していた。子供の頃はいつも腹を空かせていた。

 そのうえ母は支配欲が強く、自分等子供には異常に厳しかった。食事時などもっと食べたいと言うと、子供なのだからもう食べなくてもいいと怒られた。

 母からは棒でお尻を叩かれるせっかんも、よく受けた。こちらが悪さをしたから仕方がないといえばそれまでであるが、今もトラウマである。

 父も子供の頃は家庭には恵まれてはいなく、家庭的ではなく、よく家を留守にしていた。それどころか外泊することあり一体この人は何者なのか子供心に考えていたものだ。

 母は後年もなんで、あんな男を紹介したのかと、当時の仲人を最後まで恨んでいた。それでも離婚はせずに終生添い遂げた。父の方が諦めていたと思う。

 自分も若い頃は結婚などはしないつもりであったが、周りの人からの紹介も多々あり、今の妻と結婚した。こちらはある意味、切羽詰まっていたのが結婚の動機であった。

 仕事が忙しく、食事も洗濯もままならなかった。食事は外食でもよいのだが洗濯などは残業や日曜出勤が度重なるとすぐに溜まってしまった。

 話しが長くなってしまった。題名が絶滅危惧種とあるのに、つまらない思い出話になってしまった。あの頃、子供の頃の環境を振り返ると今の方が、やはり恵まれていると思う。

 ただ言えるのは、世の中、親殺し、子殺し、家庭崩壊などの記事がある中、我が家庭、家族がなんとか無事にここまで、これた事は感謝である。願わくばこのままで終生したい。

 種が滅びるという事は、その環境が変化してきて順応ができなくなり滅びるという事なのか。恐竜も滅び、巨大文明も滅び、長い歴史の中、この日本も滅びるのか。

 そういえば手塚治虫の「火の鳥」の中の話しのひとつに、人類が滅び、たったひとり生き残った青年が笑うシーンがあったような。放射能の風に吹かれて。

 さようなら日本。さようなら日本人。何千年後か化石となって発見されるその日まで、さようなら。
   
 
 絵は、そういう事は一切関係なく、昔に描いた鉛筆書き。
 

 

 

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