机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

パソコン熱と情熱

2015-09-11 09:33:00 | 日々是茶飲み話
 パソコンには熱暴走というのがあるようだ。ネット等からの受け売りである。多くはPC内の埃が原因で冷却ファンの回転不足等で高熱を感知してPCが勝手に止まるという症状だ。

 思いかえせば一年余り前である。二台のウィンドウズが起動しなくなった。XPは時々きまぐれに起動するのだが実用にはいたらない、二三時間でダウンするし、場合によっては何ヶ月も起動しない。

 7の方はこの一年まったく起動しない。スイッチを入れてもすぐ切れるという症状だ。去年の夏の暑いある日、突然ブツッと切れて以来、ただの塊になってしまった。

 ウィンドウズが壊れてHPの更新がままならぬ様になってしまった。古いMacでは原稿を仕上げる事は出来るが、旧式なのでHPの編集が出来ない。すかっり劇画執筆の意気が消沈してしまった。(言い訳である)

 所詮電化製品、紙や鉛筆の類いと一緒で消耗品なのだから、安い物でも購入してサッサと前を向いていけばよさそうなものだが、生来の貧乏性である。なかなか処分出来ず、あちらこちらいじくり回す日々が続く有様である。

 機械いじりは嫌いではなく、昔からデッキやプレーヤーにラジカセと直して使ってきた。振り返ればそういう事にけっこう時間を浪費した事になる。口の悪い人なら買った方が安上がりだと言われそうだ。確かにそうだ。

 先立つ物がないのもそうだが、二台のPCは死んではいないと信じていた。時折、素人判断でいじくり回す事に至福を感じているから、これも娯楽と納得している。

 ネット上では親切にQ&AもあるしPCの分解の仕方や事例の動画もある。TV(PCが壊れて以来TVでネットを見ている)で動画を見ていると自分もやってみようという気になった。正直PCの分解などメモリーの抜き差し位しかやった事がない。

 この数ヶ月は胃の調子も良い。二台のPCの分解も苦にはならない。おそらく劇画執筆をサボっているせいだろうか。(また言い訳)終日、根を詰めても胃酸がこみ上げてこない。

 メインの冷却ファンとグラボの冷却ファンを分解して基板との接点部分をきれいにカスを拭き取り、シリコーングリスを塗るというネットからの情報を試してみた。

 しかし、それでも回転しないのでメインの冷却ファンを手で押し付けてみたら、 静かに回転をし続けているではないか。
7は自作PCである。見た目、冷却ファンの座りが悪いと思ったからである。
通常はビス止めが多いのであるが、これはベルトで左右から止める方式だ。
試しに片方のベルトを緩めてみた。この方が座りが良さそうだからである。

 するとどうだろう。静かにうなりを上げて起動して回転し続けているではないか。ウィンドウズ7は奇跡の復活を遂げたのである。XPの方は一度は復活したがその後、立ち上がらない。
一台で充分である。これでネット徘徊が出来る。劇画もアップ出来る。感無量である。

 先の事は分からない。明日には動かないかも知れない。この一年は無駄に過ごしたのかも知れない。
ただ、ネット検索や動画鑑賞をTVに移した事によって奥さんと情報を共有できたのは有意義だ。
しかし反面、自室で机に向かう時間が半減したのも事実だ。

 劇画執筆が中断した事が幸いして体調が良くなったのも事実だろう。
よって、PCの分解もする気なったわけでもあるし悲観する事もあるまい。

 これを機に、自身が熱暴走する番である。いやいや暴走ではなく爆走だ。情熱をもって止まる事なく。

 ウィンドウズ7は今もかたわらで、静かに動いている。