子供の頃、小学生の二、三年の頃だろうか、今となっては曖昧だが自分の中では、「さいとうたかを」は存在していた。雑誌「日の丸」に時代劇を連載していたし、「冒険王」にアクション現代劇も載っていた。
手塚治虫は今や学習本に野口英世やキューリー夫人と肩を並べる存在だが、子供の頃は、あまり面白い作家だとは思ってはいなかった。むしろ、それ以外に興味引かれる作品が多々あり楽しみにしていた。
時代劇に柔道物、剣道物に相撲物、野球に生活ギャグと沢山の傑作があったと思う。だが残念ながら、この歳になると作品の名前や、作家の名前を覚えていない。何となく大雑把な内容や絵面がおぼろげに浮かぶだけである。
それでも、憶えている作家の名前は今でも二三ある。益子かつみ、大野ゆたか、水木しげる、高野よしてる、岸本おさむ。これらの方はご丁寧に名前をひらがな表記してくれている。子供にとってはありがたい。
その中でも「さいとうたかを」とは、全部ひらがな表記である。おそらくは、さいとう先生は自分の地味な名前を漢字表記しても子供に認知してもらえないだろう、と考えたのだろう。
その、さいとう先生の一番の作品は、劇画007シリーズである。映画作品と、同時頃に連載していた作品は映画と並んで、当時中学坊主だった自分の宝であった。絵も貸本時代とは一線を画し模倣していたのを思い出す。
絵はその映画「007危機一発」のヘリコプターとの格闘シーン。昨年、さいとう先生はお亡くなりになった。ショーン・コネリーもこの世の人ではなくなった。なんだか淋しくて、絵を描いている。
手塚治虫は今や学習本に野口英世やキューリー夫人と肩を並べる存在だが、子供の頃は、あまり面白い作家だとは思ってはいなかった。むしろ、それ以外に興味引かれる作品が多々あり楽しみにしていた。
時代劇に柔道物、剣道物に相撲物、野球に生活ギャグと沢山の傑作があったと思う。だが残念ながら、この歳になると作品の名前や、作家の名前を覚えていない。何となく大雑把な内容や絵面がおぼろげに浮かぶだけである。
それでも、憶えている作家の名前は今でも二三ある。益子かつみ、大野ゆたか、水木しげる、高野よしてる、岸本おさむ。これらの方はご丁寧に名前をひらがな表記してくれている。子供にとってはありがたい。
その中でも「さいとうたかを」とは、全部ひらがな表記である。おそらくは、さいとう先生は自分の地味な名前を漢字表記しても子供に認知してもらえないだろう、と考えたのだろう。
その、さいとう先生の一番の作品は、劇画007シリーズである。映画作品と、同時頃に連載していた作品は映画と並んで、当時中学坊主だった自分の宝であった。絵も貸本時代とは一線を画し模倣していたのを思い出す。
絵はその映画「007危機一発」のヘリコプターとの格闘シーン。昨年、さいとう先生はお亡くなりになった。ショーン・コネリーもこの世の人ではなくなった。なんだか淋しくて、絵を描いている。
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