グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

紙のメニューとタッチパネル

2024-03-12 15:49:21 | 小さな会社のひとりごと
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

チェーン店の回転寿司に入ったときのことです。
入り口で「空いてるお席にどうぞー」と言われ、空いている席に座りました。回転寿司の店なので、テーブルに粉末のお茶や給湯器があり、棚に湯呑みが用意されています。テーブルの端には固定されたタッチパネル。
でもタッチパネルの操作がわからない人、そもそもタッチパネルの存在に気づかない人、見えにくくて注文できない人…。そんな人もいるはずです。

もちろんタッチパネルにはタッチパネルのメリットがあります。
人手不足や人件費の高騰のなか、効率化してコストを抑えることができるでしょう。
店員さんを待たずに注文できる、会話に困難のある方でも話をしないで注文ができる、などは利用者にとってのメリットでもあります。



先日、数人の知人と入った飲食店は「両方あります」のお店でした。
店員さんが席まで案内してくれて、「タッチパネルでご注文できます。普通のメニューもあるのでお持ちしましょうか?」と聞いてくれました。
紙のメニューをもらうと美味しそうな写真が大きく掲載されていたり、おすすめポイントが書かれていたり、視覚から食欲をそそられます。それを見ながら食べたいものを選び、タッチパネルで注文しました。

この「両方あります」は、いいなぁと思いました。
欲を言えば、紙のメニューに音声コード ユニボイス(Uni-Voice)がついていたら見えにくい方でも音声を聞いてメニューを選びやすいと思います。

紙のメニューにもタッチパネルにもメリット・デメリットがあります。それを理解して必要に応じて店員さんがサポートしてくれると、より多くの方が利用しやすくなると思いました。

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