グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

ピクトグラムで会話をサポート

2020-01-20 11:41:19 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
阪神・淡路大震災に関するトピックとして「やさしい日本語」についてテレビで紹介されていました。阪神・淡路大震災では、被災した多くの在日外国人が、避難所やライフラインの情報を理解できずに困難な状況にあったそうです。そこでそういう人たちにが災害時にも適切な行動をとれるように考え出されたのが「やさしい日本語」だそうですが、それを補助するものとして、ピクトグラムもあげられていました。

被災時には在日外国人の方も避難所生活を送らざるを得ない場合も出てきますが、日本語も英語も理解が難しい場合はピクトグラムが有効だというのです。被災した外国人の方が宗教上の理由から、あるいはアレルギーなどによって食べられないものがあってもそれをうまく伝えられない。そんなときにも、牛や豚、鶏などのピクトグラムを指差せば伝わる…そういったシーンを番組では紹介していました。
より細かく、生活に密接に関わることもピクトグラムを使用することで伝わる。これもデザインの力だと改めて感じました。


▲一方的に伝えるだけでなく、相手の意思も確認できる


2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会ポータルサイトによると、定住外国人が理解できる言語は、「日本語」は62.6%、「英語」は44%という調査結果もあるそうです。そして
「多言語対応協議会では『多言語対応の基本的な考え方」を2014年に定め、「日本語+英語及びピクトグラムによる対応を基本としつつ、需要、地域特性、視認性などを考慮し、必要に応じて、中国語・韓国語、更にはその他の言語も含めて多言語化を実現』として、取組を進めています」
とのこと。これからますますピクトグラムの重要性が増しそうです。

グラフィックメイトは、外国の方にも理解してもらえる情報発信をお手伝いします。




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