遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2010-07-23 08:32:37 | Weblog
   不安な心を持ってこい・・・「達磨大師の名言より」
 達磨の弟子に慧可という人がいた。後に中国禅宗の二祖となった人物である。その慧可は達磨に入門を請うために、自分の左ひじを断って、その意志の堅さを示したという。達磨はそこまでする慧可にようやく感心を示し、こう問うた。「おまえは一体、私に何を求めているのだ」私の心はまだ不安に満たされています。どうか、この不安を取り除いて下さいと言ったそうです。
 達磨大師は「分かった、ではその不安な心を持ってこい、持ってきたら心を安らかにしてやろうと言った」慧可はさんざん苦しんで不安な心を持っていこうとしたが出来ませんでしたと達磨大師に言ったそうです。達磨大師はこれでおまえの心を安らかにすることが出来たと、つまり、姿や形がありもしない「心」にこだわって、とらわれているから不安になったり、悩んだりするものであると説いたそうです。
 四国遍路道にやってくるお遍路さんも、姿や、形のない想いに悩んだり、苦しんでるお遍路さんが多くいます、四国遍路道に姿や、形のない想いを捨て去っていって下さい。


                     立江川の鮒より
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