遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

鮒の里

2013-03-04 04:13:20 | Weblog
自然の行きの中に人生の意味を・・・・・

 昨日泊まったお遍路さんに、たずねられた、お経を唱える意味を聞かれた。難しいことを聞く遍路もいるものです。そこで私は般若心経入門の一説を話しました。京都に東福寺を開いた聖一国師がやさしい日本文で、「経は文字にあらず、一切衆生の本心なり。本心を失える人のために、様々のたとえを教えて本心を悟らしめ迷いの生死をとどめんがために言なり。本心を悟り根源にかえる人、真実の経を読むなり、文字をまことの経というべからず」本心をどこかえ見失ってしまって、あれこれと迷いに迷いを重ねている人に、迷いの酔いを悟らせるためのたとえであって、文字がまことの経でない。まことの経とは、酔いを覚まし、自分が自分に立ち返る人が真実の経をよむのだ、お経とは誰もが必ず持ってる「こころ」さすのです。と説いてあります。言っている私が良くわかりませんが本音です。


                              立江川の鮒より
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