鮒の里

おまえ百まで、わしや九九まで、

　昨日、母が亡くなりました。九四歳でした。父は去年なくなり九五歳でした。昔より年寄り夫婦がよく言っていた気がする言葉でした。母は父の介護が終わり、自分の様々な思いを片づけると、いつお迎えが来てもいいからと言ってましたが、本当に母が思ってるようになりました。母は人様の悪口は言わず、相手のことばかり心配する人でした。私が人様を非難すると、人にはそれぞれの運命があり、事情があるのだから外部の者がとやかく言うもではないと、母に叱られた記憶がよみがえってきます。人間は人には厳しいが自分には寛大です、人の振り見て我が振り直せというのが母の口癖だったような気がします。私も後何年生きれるか分かりませんが、母が言ってた言葉を肝に銘じて残りの人生をお遍路さんに母の思いをお返し出来るように努力したいと思っています。私くし、今年が古希であります。しばらく、ブログも喪に服したいと思っています。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鮒の里より