遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

鮒の里

2018-07-23 07:14:03 | 鮒の里
ミツバチが大量死してしまいます。

 鮒の里も日本ミツバチを山に巣箱を置いて密を採っていますが、昨年はミツバチが全滅してしまいました。昨年の冬は非常に寒くミツバチが凍死したのかと思っていましたが、そうでもなく世界中でミツバチが死滅しているようです。
 哲学者の内山節先生が新聞に投稿しているのを読みましたら1990年代頃から世界各地でミツバチの大量死が問題になり始めた。その死に方も不思議で蜜を集めに飛び立った蜂が巣に戻ってくることが出来ず、しかも蜜を吸うことを忘れて、飛び立った先で死んでしまう。蜂が急性の認知症になって徘徊して死んでしまうらしいです。
 原因を各国で調べると一番疑われたのは、「ネオニコチノイド」系の農薬だった。ネオニコチノイド系の農薬は何種類もあるが、ある意味では画期的な農薬でそれまでの農薬は作物の表面についてその毒性で虫を駆除するのですが、3日ぐらいで効力が無くなります。水で洗えば毒性は無くなります。
 しかし、ネオニコチノイド系の農薬は植物の内部に浸透し葉や茎、根、花、花粉、蜜、実の中にも農薬入っている。3カ月くらい効果があるから水で洗ってもだめでミツバチも人間もその作物を食べているのだから体に悪影響があるのは当然で現在の我々もよく分からない精神的な病が多くあるのはミツバチだけの脳神経を犯しているだけではないだろうと思える。
 私の飼っているミツバチだけでなく世界中でこのようなことが起きているのは人間の身勝手な煩悩が自分自身を破滅に導いているのだろう。







                           鮒の里より
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