秋夕
風に聞き、雲にながむる夕ぐれの秋のうれへぞ、たえずなりゆく
永福門院内侍
遍路道に彼岸花が咲きみだれ、お遍路さんが歩いている情景は毎年おなじ光景だが、春のお遍路さんより何故か遍路道になじんでいる気がする。所詮、遍路道というのはわび、さび、の世界かも知れない。春のお遍路さんも遍路道にはなじんだ景色だが、桜の花の咲きみだれた遍路道より、桜の葉が秋風に裏をみせ表を見せて散っていく遍路道を、歩くお遍路さんは何も語らなくても哀愁が感じられるような気がする。
立江川の鮒より
風に聞き、雲にながむる夕ぐれの秋のうれへぞ、たえずなりゆく
永福門院内侍
遍路道に彼岸花が咲きみだれ、お遍路さんが歩いている情景は毎年おなじ光景だが、春のお遍路さんより何故か遍路道になじんでいる気がする。所詮、遍路道というのはわび、さび、の世界かも知れない。春のお遍路さんも遍路道にはなじんだ景色だが、桜の花の咲きみだれた遍路道より、桜の葉が秋風に裏をみせ表を見せて散っていく遍路道を、歩くお遍路さんは何も語らなくても哀愁が感じられるような気がする。
立江川の鮒より