遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

鮒の里  

2011-09-09 07:48:59 | Weblog
     順打ち、逆打ち、区切打ち、一国参り

 お遍路道にお寺をお参りする順番はありません。本来何番よりお参りしてもかまいません。遍路道というのは、お大師様と歩く道ですのでお寺をお参りする参拝の意味ではありません。その時代、時代の世の移り変わりで心やすらぐもの、人の見にくい事柄、自分自身に対する現在まで生きてきたことゑの反省、今まで元気で暮らせたお礼をこめて歩く遍路道でもあるのです。

 お尋ねの逆打ちの意味ですが、諸説ありますが、一番より時計回りで歩くのが順打ち、反時計に歩くのが逆打ちと言っています。御大師さんは順打ちで歩いていますから逆打ちで歩くとお大師さんにお逢いできる確立が高くなると言うことらしいです。また、逆打ちは道案内が順打ちですので逆打ちすると非常に苦労するから御利益が大きいとも言われます。ちなみに打つと言う語源は大昔はお寺の柱や壁に納め札を打ち付けた事より遍路参りのことを打つと言ってるようです。

 尚、さだかでありませんが四年に1回うるう年に逆打ちをするようになっているようです。順打ち3回で遍路修行も出来て、四回で初めてお大師様にお会い出来るのかも知れませんね。




                      立江川の鮒より

 
コメント (2)
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