遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

鮒の里 

2011-02-08 09:23:07 | Weblog
    人情相撲

 昔から、相撲という格闘技は八百長がつきものだ。落語の話のなかにも色々な人情相撲は語られている。日本人独特の文化で強い者が弱い者に情けをかける、また、谷町という支援者が庶民の楽しみである相撲を支えてきたのは事実であると思う。
 今回の八百長相撲は、現代の便利さが招いた出来事であろう、メールというようなものがなければ、暗黙の了解でことが済んだはずだが、今の世の中便利になりすぎて日本人独特の相手をおもいやる文化が成り立たなくなっているのは、善悪は別にして複雑な気持ちがする。
 四国遍路道は、日本人独特の文化が残された唯一の道かも知れない、とかく日本人は白黒をはっきりするのは苦手のようだ、私くし、立江川の鮒としてもあまり綺麗な水の中では住みずらく思って、川よりあがって来たのですが、人間社会も色々な場所で透明化をしなければならない時代になっているのかも知れません。



                       立江川の鮒より
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする