monologue
夜明けに向けて
 



このところ満州で育った歴史の証人のような女性に昔話を聞いている。
1930年5月30日、日本領事館頭道溝分館に住んでいた頃、共産党暴動事件が起きて朝鮮独立運動家の一斉蜂起襲撃を受けた。大正15年に生まれた彼女はこの時4歳で、地下の壕のようなところにかかえられて逃げ込んで声を立ててはいけない、といわれ息を潜めて生き延びたという。
fumio

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