monologue
夜明けに向けて
 





2月25日に中長期のエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」の政府案が公表され、原発を「エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源」と位置づけ、安全性が確認されたものは再稼働を進めるという。昨年12月13日に経済産業省の総合資源エネルギー調査会がまとめた計画案では、原発は「重要なベース電源」としていた。「ベース電源」や「ベースロード電源」はどうして日本語で表記しないのだろうか。日本国内で使用する言葉がこの場合は日本語ではまずいのだろうか。「ベースロード」という用語を知っている人は日本人にどれだけいるのだろうか。外国人は知っているのだろうか。
今朝6時のNHKBSウエーブモーニングで海外のリポーターが、3.11から3年後の福島第一原発のまだ汚染水が漏れ続けている現状を採り上げてリポートしていた。メルトダウンで広島型原爆68個分の放射能が放出されたという。政府が状況はコントロールされているというのが虚しく響くとリポートする。残念だけどわたしたちは「政府が右というものを左といえない」という会長を持つNHKや原発推進企業がスポンサーになっている民放の放送では本当のことを知ることができない。こういう海外の記者のレポートでやっと現状を知ることができるのだ。
fumio

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