monologue
夜明けに向けて
 



 *赤い月の形としての物語*
      〔プロローグ〕
     銀色の舟の娘は、葦の夢の中に分け入る。
      ゴーマは、星の形を散りばめた布の国から。
      暗い日々の夜明けは、黒い羊の葬られた所へ。
        「見よ」と声がする。
      叫びは鳥の鳴き声と共に、夜明けの町にこだまする。
      人は赤い月の表面に、メイオウの影を読み取る。
     その時、隠されていた嘆きは壺の中から出てくる。


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今回、この「赤い月の形としての物語」をふたたび宇宙神霊ARIONが採り上げさせるのは多くの人々にその意味がわかるその時が来たから。

「銀色の舟の娘」と擬人化して描かれたのは事故以来人々がニュースその他で目にした銀色の舟のような原子炉そのもの。
「ゴーマ」と表現されたものは太平洋プレートの歪みによる巨大地震エネルギー。
そのエネルギーは星の形を散りばめた布の国、つまり「布哇(ハワイ)」からもたらされた。
「黒い羊」は過去の原発事故後稼働を止めた原発。
「見よ」は「黄泉」の逆で「よみがえる」と読む。

「赤い月」は爆発炎上した原発。「メイオウ」とは冥府の王「プルトー」の名前にちなんだ「プルトニウム」を指す。
原発を安全安価と言いくるめ隠されていた嘆きはその溶融した壺の中から出てきたのだ。
fumio

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