八は三の中に 四は五の上に

＜２＞　神を恐れる者達よ

一、　　影を色濃く落とした泉のなかに　壺は投げ捨てられた
　　　　命の剣を携えた　命を刈るものによって

二、　　夜の闇に紛れて行くものを　銀の月の粉で捜せ
　　　　周りは朱鷺色　中程に進むにつれて夜明け色
　　　　手に入れることは出来るが　頭を入れることは出来ない

三、　　八は三の中に　四は五の上に
　　　　九は一二をもって飾られるべし
　　　　五六は無に帰せよ

四、　　月明りのふくろうは　その爪にルビーの指輪を
　　　　三番目の羽根は切り取るべし

五、　　青い外套の女に　人魚の涙を渡す時
　　　　亀甲の数字を手にするであろう

六、　　苦しみは　夜明けと共に、霜の様に頭上に
　　　　降るであろう
　　　　　「光の黙示録」より
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　「八は三の中に　四は五の上に
　　　　九は一二をもって飾られるべし
　　　　五六は無に帰せよ」

　　この一見不可解な数に関するメッセージはよくみると無から一二三四五六八九と漢数字が使用されているがなぜか七だけは姿が見えない。それはこの文章全体が「三四三」で裏表が七の宇宙に関してのことだからあえて七には言及していないようだ。

　　　現在の「三五三」の宇宙の三と五がツガイになった八は「三四三」のミスミの三の中に含み四は「三五三」の五の上に置く。九は一二をもって飾れば合計十と十一となる。そして五六はこの「三四三」宇宙には必要ない数なので無に帰すると「三四三」で彼岸此岸が七同士の均衡のとれた宇宙が再生するのである。
fumio