monologue
夜明けに向けて
 



ロサンジェルス時代、家族でよく行ったのはロサンジェルス動物園だった。

ここの入り口あたりにはフラミンゴが放し飼いになっていた。別に屋根や囲いがなくとも逃げてしまわないらしかった。自分達のいるべきエリアを知っていて群生していた。別にそれで争いも起きず平和にやってくる見物客を見ていた。孔雀も放し飼いになっていたがかれらは気が荒く領域にうるさいらしく息子が近付くと威嚇して空中を飛び追いかけた。それを見た係員が息子を孔雀のそばに近づけるなと注意しにやってきた。なるべくかれらを自然に近い状態で暮らさせようとして放し飼いにしてあったのだろうけれどそれぞれの生き物たちの性質をよく知らないとむづかしいようだった。
fumio

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