ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

人形(面)造りで思うこと・・

2017年02月24日 | 日記
 ”会社人”時代の頃、転勤は”好むと好まざるとにかかわらず”会社の意志・意向で求められた。
 そして、転勤に応じること、多々あった。
 25年程前になるだろうか?
 勤務地(転勤後)の、人形店で観た「でこ人形」に興味を持った。
 頭(かしら)を持たして頂いて、顔の部位(口・眉毛)を動かす体験をさせて頂いた。
 人の手で、原木(桐材)から造り出したモノであることに、感動した。
 対応して頂いたこの人は、この地で、名の有る人形店の店主で「でこ人形」の作者でもあった。
 ”縁は異なもの味なもの”と云う事でしょうか?
 「創ってみるか?」と、思いもしない言葉が却ってきた。
 単身赴任と云う環境もあり、役目上、月に一度の帰省と、自身に課していた。
 「道具はある、徐々に揃えれば良い!」と云って頂いて、お断りする理由は無かった。
 翌週から通い始めた。
 そして、出来上がった。
 但し、紅(口紅)・まなこ(眼)・結髪は、御主人の進言からプロの人に依った。
 私が造ったモノか・・?と、感激の対面を果たした。
 帰省を果たし、意気揚々と、造り上げた「でこ人形」を見せた。
 家族曰く「(お父さんを観ている様で)気味悪い!」だって・・・
 それから、25年程が経過した今日になって、木工彫刻を始めた。
 頭部・顔面を細工していると、25年程前に云われた”嫌味な言葉(気味悪い)”が、思い出された。
 考えてみると、手本になるモノ(頭部)は、身近にある。
 平面的な写真ではなく、立体的な”見本・手本”は、鏡を見れば有る。
 写真では、顔面の凹凸など、角度的に不明なところもある。
 無意識の中にも(鏡に映る)私の顔に、似たものになるのでしょうか・・?
 それ程の造作力が、私に有るなら、家族の”嫌味”も受け入れられる!と、ニンマリした。
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