ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

味覚の秋・・・!?

2017年09月30日 | 日記
 今日(30日)夕食を頂き、安息時間を楽しんでいた。
 「ピンポーン」と、来客を知らせるインターホーンが鳴った。
 ご近所のKさんである。
 「食べたら、美味しかった。 食べて!」と、湯がいた(蒸した)栗を差し出した。
 「何時も頂き、有難うございます」
 Kさんは、定年退職を機に”家庭菜園”を始められている。
 Kさん宅だけでは、消費出来ない程の生産量になる様で、時々、お裾分けに預かっている。
 今日は、即・食べられる状態(蒸し栗)での”お裾分け”となった。
 栗の”御幼少期(の姿)”については、日記(「千差万別(2017.6.19)」)に書いた。
 そして、青い毬栗に成長している事も確認(日記「梅雨明けもしないのに”秋”の気配が・・(2017.7.16)」)している。
 8月20日以降、オーナーさんの都合で、山(ツリー・ハウス造り)には、行っていない。
 従って、前記の”青い毬栗”君が、如何の様な”栗”に成長しているかは分からない。
 しかし、今日・栗を頂いた事で、既に食せるまでに成長している事が予想できる。
 予想外の”姿”から、受粉という神秘的な行為を経て、そのモノの有るべき姿に変身する。
 この場合の”変身”とは、食せるモノは、食べられる様に! 特性を持つ個体として、姿カタチを変える事を言いたかったのである。
 やはり、自然界は神秘に満ちている。
 ”味覚の秋”とは、多種多様な神秘の営みの結果なのでしょう・・!
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北海道ツーリングを終えて思うこと・・!

2017年09月29日 | 日記
 
 先ず「行くタイミング」は何時が良いか?
 降雪と、ともにツーリングは、走行的に難しくなる。
 設備の整った、各地にある「キャンプ場」を使わない手はない。
 しかし、キャンプと成れば時期は、制約される。
 薪ストーブを持ち込む冬季のキャンプも、流行っている様ではあるが、バイクでは出来ない仕儀である。
 2005&2006年は、夏休み前(以下「前回」とする)であった。
 そして、今回は、夏休みも終わった9月4日・函館に入っている。
 前回は、3~4日ホテルを利用し、テント(キャンプ場)の利用は、4~5日であった。
 問題は”飛び込み”で利用出来たか否か?であるが、記憶的には、前回は出来たが、今回は難しかった。
 この二例を基に考えると、9月は観光シーズンを継続していた、と云う事である。
 そして「今日・利用できますか?」は難しかった(出来なかった)
 ”気ままな旅”には、夏休み前(観光シーズン前)が有利だと思う。
 しかし、観光シーズン中(夏休みから9月期)の”気まま旅”をする方法として、例えば、稚内・網走・釧路のホテルを予約で確保する方法である。
 「道南」の亀田半島や松前半島を、キャンプ場を利用しながら周遊する。
 そして「道北」に向かうなら、積丹半島を周遊して、稚内のホテルで宿泊する。
 ホテルでは、電子機器の電池の充電や、NET環境を使って、情報収集をする。
 情報収集によっては、周遊の順番の変更も出てくるだろう!
 一日の平均的な走行距離を300Kmとし、キャンプ場の入村を16時を目途としたキャンプ場を探す事は可能と思う。
 キャンプ場は至る処にある。
 「セミ・気まま旅」である。
 ミステリアスな旅なら「夏休み前」が良いだろう・・・!
 この時期なら、美瑛の”美”も鑑賞できるだろう・・・!?
 ラベンダー色や、色とりどりに染まった広大な風景は”値千金”・・・・である。
 白一色に染まる冬の北海道も素敵(20数年前の思いで!)だが、木々や花の色に染まる北海道も、これまた”素敵”である。
 バイク旅なら「夏季」となるでしょうが、梅雨のないという北海道である。
 次回は、夏休み前の、北海道の内陸部を”しつこく”周って観たい!と、いう思いである。
 更に行きたい!と、思わせた今回の「北海道ツーリング」であった。
 バイク仲間のW氏の発した「行先を決めずに、行きたい処に行く!」が刺激となって実践した。
 キャンプ場を利用してのツーリングに、自信が持てた様に思う。
 そして、次回は、NET環境を整えて行くぞ・・!!
 ロケットが飛んできても困るし・・ね!
 今日の絵日記の絵(写真)は、日記「北海道六日目 知床から別海へ(2017.9.24)」で「道道93号線から拡がる風景は、北海道の広々しさからは一変する。」と、文書表現するきっかけとなった風景である。
 道道93号線から、知床連山(五山)とオホーツク海に注ぐ河川を、望む風景である。
 鮭や鱒の孵化場であった事を、知床五胡周遊の帰路に知る事が出来ました。
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北海道ツーリングを終え、自宅に・・・

2017年09月28日 | 旅行記
 9月14日22時前、舞鶴港フェリー岸壁に、バイクと供に降り立つ。
 舞鶴若狭自動車道「舞鶴東IC」から帰路につく。
 乗船前、小樽で給油したが、燃料の残量が少なくなってきた。
 山陽道「吉備SA」で給油する。
 夕食は船中で済ませている。 コーヒを飲んでいると、同県ナンバー(小樽港で見掛けた)の女性ライダーがやって来た。
 「睡魔が襲って来たので、仮眠をとる!」という。
 住所を聞くと近くであった。
 私は帰宅を継続する事から「気を付けて帰りましょう!」とお互いに励まし合った。
 タオルケットと思われるモノと共に、彼女は屋内へ・・
 私はバイクに乗車し、引き続き帰路のための走行を続けた。
 そして、思った。
 彼女のバイタリティーと云うか・行動力に敬服する。
 人の会話にも物怖じしない態度と、明るさからの成せる業なのでしょう・・!?
 もう会お逢いする事はないだろう・・
 でも、逢って話したいなぁ!
 単独ツーリングの”ノウハウ”を伝授して欲しいと思った。
 ”伝授”とは云わず、バイクでの走行以外の時間をどの様に過ごしているのか?普段の有り様が知りたのである。
 バイクを運転中は、行先と安全であれ!と運転に集中している。
 バイクを降りた時の情報収集の量で、バイク旅は楽しく・見聞も広がる。
 彼女や、他のバイカーは、如何しているのだろう・・・!?
 等と、考えながら、翌15日・午前4時前・約4800Kmのツーリングを終え、無事に帰宅を果たした。
 そして、何する事もなく、眠りに就いた。
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北海道9日目 様似から小樽へ  (28日訂正)

2017年09月27日 | 旅行記
 北海道ツーリングも12日目・9月13日の朝を、様似町アボイ山麓キャンプ場のバンガローで迎える。
 昨日とは一変して、太陽が燦燦と輝いていた。
 テントの破損を受け、今後を如何するか?
 内陸部の周遊は諦める事にしても、室蘭から函館に到り、北海道・一周は成就させたいと思った。
 しかし、残りの一泊をするバンガローを有するキャンプ場が無い事、有ったとしても価格的に納得できなかった。
 宿泊する場所が無ければ”万事休す!”である。
 加えて、台風の存在も気掛かりであった。
 帰宅する事を決断する。
 台風の進路予測から、小樽から船便で、一気に帰宅する事とした。
 船が舞鶴に到るのが早いか? 台風の襲来が早いか? 一抹の不安はある・・・・
 小樽港23:30出航である。
 小樽までの距離的な、時間の余裕はある。
 湯を沸かし、昨日買った朝食(カップスープとおにぎり)を食した。
 濡れたシャツやズボン・昨日買ったゴム長靴、ズック靴等を陽に通し乾かす。
 小樽~舞鶴のフェリーの予約可能(営業)時間となり、乗船の予約を入れる。
 予約が成立し、帰宅が確定した。
 天気の回復もあり「襟裳岬」に行く事を決める。
 10時になって「アボイ山麓ファミリーキャンプ場」を後にする。
 国道336号に出て、昨日・来た方向(左折)に向かう。
 道道34号線に道をとって襟裳岬へ・・・
 襟裳岬への訪問も二回目となるが、新鮮であった。
 灯台付近からの眺望を楽しみ、カメラに風景を切り取った。
 帰路を、半島から内陸部をみて、右側を走行すると「百人浜」と云う景勝地もあるが、距離を考え、もと来た道を折り返す。
 国道336号線は、浦河町から十勝・帯広に向かう236号線と、苫小牧に向かう235号線に分かれる。
 国道235号線で、苫小牧市に向けて走行する。
 道の駅「みついし」で昼食を摂る。
 苫小牧に到って、大型トラックの多さと、六車線の道路が続く、苫小牧の道路と、交通量に驚く・・・!
 国道36号線から国道276号線で支笏湖に向かう。
 支笏湖南岸付近で降雨となった。
 雨具を着用し、走行を再開するも、激しく降りだした。
 危険!と判断し、駐車スペースを見付け、小降りになるのを待った。
 そして、倶知安町に到る。
 その間に、雨も止み、雲の冠を被った「羊蹄山」を仰ぎ見ることが出来た。
 帰宅して分かった事であるが、国道393号線で小樽ではなく、国道5号線で余市経由で小樽に到った様である。
 遠回りをして、小樽に到った事に成る。
 余市に入って、給油の必要を知らせる「赤ランプ」が点灯した。
 ガソリンスタンドが見当たらない事から、予備で携行していた2Lを給油する。
 明晩、舞鶴から自宅までは、深夜の走行が予定されている。
 従って、満タン給油して乗船する”繋ぎ”とした。
 小樽港フェリー乗り場に到着し、予約している事を告げ、乗船切符を入手する。
 略・一日の乗船時間である。
 乗船中の、食べ物や嗜好品を求めて、近くにあった大手スーパーへ・・
 出航までに3時間程ある。
 温浴施設で時間調整をする。
 出航の1時間前となって、待機場所にバイクを留める。
 バイクは、30数台は居た。
 そして、私と同県ナンバーのバイクが一台いた。
 若い女性ライダーであった。
 ホクレンが地区別に異なる”四種のフラッグ”を販売している。
 彼女は、誇らしげに四種を掲げていた。 
 私は「完売」というガソリンスタンドだけに出逢って一枚も購入出来なかった。
 「よく手に入れたね!」と云うと「はい!訳アリで・・・!」との答えであった。
 乗船時間となり船内へ!
 明日の21時まで・・どうしよう・・・!?
 やがて、出航時間と成り、舞鶴に向け小樽港を出港する。
 また来ます!北海道!
 今日の走行距離は、382Kmであった。
 そして、今日の絵日記の絵(写真)は4枚で、写真・左より写真1~写真4とする。
    
 写真1:天気に誘われて訪れた「襟裳岬」(「納沙布岬」は明らかな間違い!訂正します)
 写真2:えりも町内のバス停で見掛けた「待合室」と思われる施設。 
     えりも町は、灯台を象徴しているのでしょう。 他の自治体では、ガラス張りであったり、塔屋が無いデザインであった。
 写真3:雲を被る「羊蹄山」を国道276号線から望む。
 写真4:23時間にも及ぶ船内生活をすることに成る新日本海フェリー「はまなす」 
     最初に北海道を訪れた時も、舞鶴~小樽ルートを利用した。
     その時の乗船時間は、29時間?にも及んだ。
     バイク仲間の間では「便利になった」「早くなった」と評価は高い。
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北海道8日目 厚岸から様似へ

2017年09月26日 | 旅行記
 北海道ツーリングも11日目・9月12日の雨降る朝を、厚岸町筑紫恋キャンプ場で迎える。
 今、北海道は、観光地や宿泊所は”シーズン真っ盛り”であっても、キャンプ場はシーズンオフの様で、広大な・このキャンプ地を、私一人の為に運営されている事を知る。
 しかし、未明に訪問を受けた住人の”鹿”にしてみれば「シーズンか オフか、そんなこと知るか! 知った事じゃない!」
 「わたしゃ!冬を迎える準備て、忙しいのよ!」(冬眠はしない様です)と、言いたいのではなのでしょう・・・・!?
 雨は、降り続いている。
 出立に当たっての支度は、支障なく出来ている。
 行動を妨げる広さの制約はない。
 雨に濡れたテントを撤収しなくてもいい・・・!
 しかし、一歩・外に出ると、雨降りという現実がある。
 今日の目的地は、昨夜の夕食時に検討した「様似町アボイ山麓ファミリーキャンプ場」としている。
 バンガロー利用料金が2,000円で”照明設備有り”が魅力的と思えた。
 雨も降っている事から、安心を得る為、予約を入れる。
 時間内(17時まで)に、到着出来れば「入金の処理して下さい。時間外であれば担当者が集金に伺います」と云う説明を受ける。
 出立出来る体制が整い、管理員に挨拶する。
 「雨の中、お気を付けられて・・!」と云う、お声がけを頂き、筑紫恋キャンプ場を後にする。
 降り注ぐ雨粒が顔面に当たって”痛い!”
 シールド付きのヘルメットとしなかった悔しさが、溢れてくる。
 そして、ズック靴は、ズブヌレとなった。
 ホームセンターを見付け、早々にゴム長靴を購入する。
 楽しみにしていた道道142号線を含む「北太平洋シーサイドライン」の走行を諦めて、国道44号線で釧路に向かう。
 釧路から国道38号線・国道336号線を、唯ひたすらに、襟裳岬方向に向かう。
 広尾町から襟裳岬に向かう道路は「黄金道路」と云われる道路である。
 此処で物語が出来る。
 道路を閉鎖しようとしていた。
 三人居た一人が、警告灯を振って「早く行け!」と云う仕草をしている。
 混乱する頭脳の整理が出来て「善かった! 閉鎖されれば万事休す!」であった事を理解する。
 広尾町付近まで折返し、キャンプ場を探さなければ成らなくなる。 ”バンガロー有り”が条件として・・・
 道内最長と云われる「野塚トンネル(5000m弱、俗称・えりも黄金トンネル)」に入って、雨粒の痛さから逃れて、ホッとする。
 しかし、トンネルを抜けると、忘れていた不快感が倍増する。
 やがて、襟裳岬に向かう道道34号線の分岐点に到るが「(襟裳岬は)辞めよう!」と、国道336号線の走行を維持する。
 えりも町のコンビニで、夜間を楽しむモノと、明日の朝食の食材を購入する。
 そして「アボイ山麓ファミリーキャンプ場」の標識から右折し、山道を登って管理棟に到る。
 時間内に到着を果たし、手続きを済ませる。
 そして、指定されたバンガローを見付け、駐車場に留めたバイクから宿泊に必要な衣服類を搬入する。
 濡れた衣服は広げた。
 寝袋を出して(広げて)就寝の準備は整った。
 今日の走行距離は、走り続けて268Kmであった。
 何故か!?雨は止んでいた。
 着替えを持って・徒歩で「アボイ山荘」に向かう。 陽はあった。
 入浴を済ませ、食堂で夕食と・少しの晩酌を頂く。 
 そして、TVのニュースで「襟裳町の降雨量が108mm」で有った事を知り、通行止めに到った事情を理解した。
 TV放送の天気予報で、台風18号の存在(進路)が気掛かりと成った。
 ツーリングの今後について、台風の動向やキャンプが出来なくなった事に併せ、如何すか?決断しなければならないだろう。
 アボイ山荘から、バンガローへの帰路に、又しても物語が出来る。
 来た道は、階段を利用したが、管理棟の担当者から「夜間の(山荘への)階段は危険なため、利用しないように・・!」と、忠告されている。
 従って、車道に沿って、帰ることにした。
 山荘の明りも途絶えて、真っ暗となった。 ライトを持ってくるなんていう知恵が無かった。 だって!陽も有ったから・・
 微かに視認できる舗装道路の白線を頼りに、降りて行くが”暗黒の世界”である。 方向感覚がつかめない。
 迷い迷って、管理棟(を現す表示板)に到る。
 管理棟は17時以降、無人になると説明を受けていた。
 消灯されていて、真っ暗ではあったが、建物の存在は判る。
 管理棟からバンガローに到る道程を、記憶を頼りにキャンプ場(バンガロー)に向かっている筈であった。
 広さが邪魔をして、見た事も無い遊具等には出逢うが、行きつかない。
 誰一人・居ない。 遭難する!と思った。 正直!そう思った。
 基本に戻ろう! そう、迷った原点(アボイ山荘)に戻ろう!と、道路の白線を頼りに歩み始めた。
 木々の合間から、微かな灯りが観えた。
 ホッとすると伴に、目当てのバンガローに辿り着くことができた。
 入室し、薄暗いLED電球の明りが、ほんのりとした気分にさせる。
 お湯を沸かし、暖をとり、身体内部からも温める”術”を講じる。
 管理棟の担当者の発言を、この時点で理解した。
 「(アボイ山荘へは)階段は危険なため、自動車で!」と云った意味を・・・
 そう!街路灯という設備が無い事を、意味していた様である。
 寝袋と、一昨日・買った下着と、そして、身体内部からの暖かさを頼りに就寝する。
 今日の絵日記に絵(写真)は、アボイ山岳ファミリーキャンプ場」のバンガローの紹介とする。
 だって、終日・雨で、立ち寄る事も・写真撮影する事も無く、辿り着いた結果である。
  
 バンガローの外観と内部の様子が、今日の絵日記の絵である。
 バンガローを空室にする場合は、南京錠で施錠する。
 チェックアウト時は、鍵は所定のフックに掛けて、施錠して退出するシステムであった。
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北海道7日目 別海から厚岸へ

2017年09月25日 | 旅行記
 北海道ツーリングも10日目・9月11日の朝を、別海町ふれあいキャンプ場で迎える。
 疲労感の積み重ねを解消する様な安定した睡眠が、得られた様に思う。
 何時もの様にパンと牛乳・ヨーグルトで朝食を済ませ、9時過ぎに、管理人に挨拶をして出立する。
 国道243号線から国道44号線で「根室」に向かう。
 途中「道の駅 スワン44ねむろ」に立ち寄る。
 根室から道道35号線に入って、納沙布岬に向かう。
 途中に「北方原生花園」があって、立ち寄る。
 原生花園に立ち入るにあたって、柵と門扉が有って「馬を放牧している。扉は閉めるように・・!」との注意書きがあった。
 放牧馬を身近に観て、納沙布岬に向かう。
 納沙布岬からは、戦後70年以上を経て、なお返還されない「歯舞群島」を眺望する。
 北海道に来て、日本海・オホーツク海、と廻って、此れからは、太平洋岸を走行する事に成る。
 道道35号線で、根室に到る。
 根室駅で、昼食を摂る。
 そして、今日のキャンプ地を何処にするか?・・
 正直!名前に興味を抱かせた。
 今日のキャンプ地は「筑紫恋キャンプ場で・・・!」と、目標を決める。
 蛇足:「筑紫恋キャンプ場」は、厚岸町筑紫恋(ちくしこい)と云う地区に或るキャンプ場
 根室線の終焉をカメラに収めたく、駅構内へ・・
 意地悪な表示?があった「ホームは開放致しておりません」だって・・・!
 待合室の窓ガラス越しに、線路の「エンド」を撮影する。
 根室から根室本線に沿って、道道142号線を南下する。
 蛇足:根室から釧路に到る、道道142号・国道44号・道道123号線は、人家も無い320kmの海岸線を走る道路*を構成する。
 *「北太平洋シーサイドライン」である。
 JR落石駅に立ち寄り、落石灯台に向かう。
 落石灯台へのアクセス道は、未舗装ではあったが”昔のみち”と云うか、石と土で固められた旧来の未舗装道?であった。
 不安を抱く事も無く、終着点に到着出来た。
 其処からは徒歩・移動となる。
 途中に「落石無線送信所跡」との標識と、建屋(現在は個人所有とのこと)が、あった。
 何をする施設であったのか、気には成った。
 しかし、調べる術がない。 帰って調べようと、灯台に向かった。
 30分程の道程を経て、灯台に到着出来た。
 灯台に到る区域は”サカイツツジ(天然記念物)”の群生地(湿原)との事で、木道が整備されていた。
 落石灯台を周遊し、道道142号線で「霧多布岬」に向う。
 岬から居住地を見るにつけ、自然の驚異と闘う人間の逞しさを、感じるのは私だけだろうか・・?
 「人間って!人って!凄いなぁ!」と思うのである。
 霧多布岬から、道道123号線で霧多布湿原を走行し「琵琶瀬展望台」に到る。
 「霧多布岬」や「琵琶瀬展望台」は、二度目となる処である。
 此処「琵琶瀬展望台」では、霧多布湿原・太平洋と、360度のパノラマを楽しむことが出来る。
 やがて、厚岸湾と厚岸湖に挟まれた地に或る「筑紫恋キャンプ場」には、16時頃に到着する。
 此処・筑紫恋地区は、厚岸湾と厚岸湖に突き出た”岬”の地に位置する地域である。
 水路をフェリーで往来していたが、1947年に「厚岸大橋」が開通したことから、フェリーは廃止になった歴史がある。
 そして、筑紫恋キャンプ場でテントの設営中に、物語が起きる。
 キャンプの手続きを終え、野営の適地を探す。
 広大なキャンプ場を独り占めである。
 何処にでもテントの設営は、思いのままである。
 天気も下り坂で、風の発生を予測し、管理棟が”風除け”と成る場所を選んで、テントの設営に取り掛かった。
 三本あるFRP製のポールのうち、一本が破損し、支えに成らない。
 持ち合わせのビニル・テープで、補強・補修するが支えの”強度”と成らない。
 テントの設営が出来なければ、選択肢はない。
 2000円程の追加料金を支払って「バンガロー」利用に変更する。
 それにしても、バンガローが有った事が幸運であった。
 安定した板張りの部屋で休める事に成った。
 心地よい睡眠が得られる様に!と、携行して来た使い慣れた「エアーマット」・・・
 バイクのバッテリーを電源とするエアーポンプで加圧するが、膨らみが足りないと感じていた。
 そこで、ホームセンターで、手押し式の簡易なエアーポンプを購入していた。
 電動ポンプと手動ポンプで、エアーマットの膨らみを適度の空気圧にする。
 「今夜は安らかに眠れる・・!」と、思ったが、甘かった。
 昨夜は、寒かったことから暖かな下着を買おう!と、管理人に教えられたショップに行く。
 「暖かシャツ・裏起毛」の表示を信じて、高価(私には・・)とは思ったが、寒さには勝てない!と、投資する。
 食料品も買って、キャンプ場に戻る。
 エアーマットが変である。 エアー漏れで萎んでいる。
 そして、エアー漏れする”音”も確認した。 
 テントも・マットも駄目になった。
 「帰ろう‥!」と云う気持ちが、芽生えた。
 しかし、道半ば!でもある。
 「帰ろう!」「いや!続けよう・・」と云う気持ちの葛藤は続く・・・!
 結論が出せないまま、眠りに就いた。
 今日の走行距離は257Kmであった。
 眠りに入って、夜半に用足しで目覚めた。
 ドアを開けると、数匹の”鹿”居るではないか・・・
 写真を撮る為、フラッシュを焚くが平然としている。
 鹿にとっては、私が”よそ者”のでしょう・・!? 
 今日の絵日記の絵(写真)は6枚で、写真・左より、写真1~写真6とする。
 
 写真1:納沙布岬灯台
 写真2:北方原生花園 この写真には写っていないが”馬”は確かに居た。
 写真3:落石灯台に到る湿原に設置された木道と、その先に或る「落石灯台」
 写真4:霧多布岬
 写真5:霧多布湿原
 写真6:キャンプ場に現れた”此の地の住人の鹿”
     平然と行動する鹿を観て「お邪魔させて頂いております!」と、言う気分になった。
     暗闇での撮影に「(私のカメラの)オートフォーカス機能」は、百害とは言わないが、一利も無かった。
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北海道六日目 知床から別海へ

2017年09月24日 | 旅行記
 北海道ツーリングも9日目・9月10日の朝を、知床野営場で迎える。
 夜半より、雨が降り続いている。
 気分も落ち込む。
 雨なら、止むまで! 退去時刻の11時まで様子をみよう! と、開き直っていた。
 朝食を済ませた8時頃だった。
 手持ちの携帯電話に”iメニュー・天気予報”が有る事を思い出した。
 久し振りに”iメニュー”を起動した。
 そして、物語が出来る。
 何と!網走・根室は「晴れマーク」ではないか・・!
 雨は小降りになったとはいえ、降り続いている。
 撤収を決断する。
 テントの中で、寝袋や衣類等、雨に濡れては困るモノを纏め収納する。
 雨具を着用し、寝袋はリアーバックに収め、テントは丸めてサイドバックに収めた。
 9時頃には、出立準備が整い「知床五胡」に向かう。
 「知床自然センター」の駐車場に到着した頃には、雨は止んでいた。
 知床自然センターに入館し、知床五湖周遊の申請を申し出た。
 「此処ではない。もう少し先の、知床フィールドハウス」に行ってくれ!との事で、道道93号線で知床岬方向に走行する。
 道道93号線から拡がる風景は、北海道の広々しさからは一変する。
 やがて駐車場に到り、200円を支払う。
 集金の女性が「スミマセンねぇ!」と、誰ともなしに発している言葉ではあるだろうが「決め事だから仕方ないね!」と返した。
 指定されるバイク用の駐車スペースに駐車する。
 知床五胡の周遊方法として、三つのコースが組まれていた。
 ⓵一湖(1番目だけ)を、高架の木道で訪れ折り返す、往復1.6Kmのコース(無料)
 ⓶一湖を廻る、小ループ1.6Kmのコース(有料)
 ⓷五湖全てを廻る、大ループ3Kmのコース(講習の受講・有料)
 私は「大ループ」の周遊を申請した。
 200円を支払い、研修を受ける。
 研修は30分程で、ビディオでの研修(説明)であった。
 研修内容の大部分は「熊」に関する注意事項であった。
 確かに、怖さは身に付いた。
 「熊の住処に立ち入らせてもらう!」と、言う謙虚さを教えられた。 そして、納得した。
 「立入認定書」が交付され、知床五胡を廻る準備が整った。
 靴やズボンをブラシで払って、出発する。 注:外来種の持ち込みを予防する手段
 熊への恐怖心は教えられ、身に付いた。
 「宜しくお願いします。ご一緒させて下さい」と申し出ると「ご一緒しましょう!」
 夫婦と思われる二組と、私の五人・・研修を受講したメンバーである。
 五人が、一団となって行動する事に成った。
 5⇒4⇒3⇒2⇒1湖と、廻って行く。
 静けさの中に、湖面に映る「羅臼岳」をピークとする「知床五山(連山)」が神秘的に思えた。
 風もなく、鏡の様な湖面に映る”絵”は、山岳そのものであった。
 初めてにして、よくぞ・そこまでの”景色”を見せてくれた!と、心から思った・・・目に映るモノに感謝した。
 知床五胡の周遊を終え、知床横断道路・知床峠で、羅臼岳を仰ぎ見、振り返ればオホーツク海、進めば羅臼・根室海峡・・・
 三度目ではあるが”何度来ても新鮮!”である。
 羅臼に到り「道の駅 羅臼」で、二階の食堂から今もって返還されない「国後」を望みながら昼食を頂く。
 国道335号線は、標津町に至り、中標津町方向に向かう国道272号線と、244号線に分岐する。
 国道244号線を走行し、程なくして「野付半島」の標識に従い、左折する。
 左は、根室海峡(野付水道)右は、野付湾・・道路の両サイドは砂浜と云う、細長く伸びる道路を先端に向かって走行する。
 途中に「ナラワラ」の風景が観られ、野鳥や水鳥の姿も観られた。
  注:「ナラワラ」とは、立木が海水に侵されて、立ち枯れ(白骨林)した集合体を云うらしい。
 「野付ネイチャーセンター」に到着する。
 此処が行き止まり!と思っていたが、バイク集団がいて、此れより先に向かうと言う。
 それならば・私も!
 「此れより先、進入禁止」舗装道が切れ、左側に駐車スペースがある規制点まで至った。
 可愛らしい?白亜の灯台を観て、折り返す。 
 前回・訪問したした時には、観る事が無かった風景を、今回は観る事が出来た。
 国道224号線まで戻って「別海北方展望」で、北方領土への望郷の念を表現する「叫びの像」を見る。
 そして、今夜の”宿”を探す事にした。
 先日、温浴施設(手稲ほのか)で検索し、リストアップした根室・釧路の「ホテル」に電話を掛ける。
 ガイドブックで、根室に「JAZZ喫茶店」の有る事を知った。
 ”根室泊にしよう!”と思ったのである。
 此処で、物語ができる。
 「今日!宿泊できますか・・?」「ご準備出来ます!」 ホッとするが「利用料金を説明します・・」と、前置きされる。
 私の腹積もりは、4~5000円。
 しかし、提示された金額は、素泊り9800円・朝食付きで一万数千円と提示された。
 「考えます!」と、返事はしたものの、利用する気持ちはなかった。
 やはり、観光シーズンなのだ!と思い知らされる。
 近隣でのキャンプ場は? と、探すと10Km程・内陸部に入った別海町にあった。
 根室泊も、JAZZ喫茶も諦めた!
 時刻も、17時に成ろうとしている。
 急ぎ「別海町ふれあいキャンプ場」に向かう。
 キャンプ場に着いて、管理人(指定管理者)から、利用方法の提案があった。
 バイクサイトは、私のバイクでは離合が出来ないことから、オートサイトになるという。
 そして、駐車場近くに設営してはどうか!?と、云うモノであった。
 私に、異論はない。
 利用料金500円を支払って、手続きを終える。
 テントを、バイクと数歩の処に設営を整え、食材を求めコンビニに行く。
 ランドリーの設備も完備されており、下着を洗濯し今日9月10日の一日を終えた。
 今日も、知床五胡・野付半島と、見どころ一杯の一日でした。
 今日の走行距離は、212Km 知床五胡で、十分な時間を要しての走行距離である・・・!?
 今日の絵日記の絵(写真)は、6枚で、写真・左より、写真1~写真6とする。

 写真1・2:知床五胡に到る道道93号線で”当たり前の様に!”観られた光景。 彼らの世界に、私は居る事を実感する。
 写真3:知床五胡の三湖に映る”知床五山(連山)” 逆さにしても判別出来ないでしょう・・?
 写真4:知床五胡の内、一湖を周遊する高床式木道
     電気的衝撃を与える装置が設置されており「熊」の住処での対策(人間の欲望?)が見て取れた。
 写真5:知床横断道(国道354号線)の知床峠と羅臼岳 三度目ではあるが、何時も新鮮である。
 写真6:野付半島の通行制限地と野付灯台
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北海道五日目 雄武から斜里町ウトロ(知床)へ

2017年09月23日 | 旅行記
 北海道ツーリングも8日目・9月9日の朝を、雄武・日の出岬キャンプ場で迎える。
 未明に雨が降った様で、テントを叩く雨粒の音で目覚めた。
 夜露を避けて、樹木の下が良いか!と思った事が裏目に出た。
 葉っぱが水滴を集め、大粒となってテントを叩くのである。
 テントを設営するにも工夫が必要(過ぎたるは・・・と、成らない程度に!)である。
 今回は、過ぎたる工夫であった様である。
 今日の行程は、昨日の夕食時にイメージを固め「知床国営野営場」を目的地としている。
 今回のツーリングの、主テーマである「知床五胡」周遊のアクセスを第一義的に考えた結果である。
 手持ちの資料(地図・ツーリングガイド)では、総走行距離が掴めない。
 ロングランに成る事は、覚悟している。
 キャンプ地を出立し、先ずは国道238号線で、網走方面に向かう。
 サロマ湖が観たい!と、サロマ湖が見渡せる場所を探す。
 「サロマ湖展望台」が有力と思われるが、其処に到る道中には、往復10Kmのダート(砂利道)がある。
 二回目の北海道での「茂津多岬灯台」の思いが脳裏を過ぎり、砂利道走行は自然と、嫌厭したくなるのである。
 サロマ湖の手前・湧別町から、オホーツク海とサロマ湖に挟まれた道路を進み、行き当たりの三叉路を左折する。
 左折したのも「サギ沼原生花園」に行き着いた事も偶然であった。
 「サギ沼原生花園」で、サロマ湖の風景を写真に収めて、国道238号線「道の駅 愛ランド湧別」で休憩する。
 能取湖を左に観ながら走行し、能取湖の外れから道道76号線に入る。
 そして、素晴らしい光景が開けた。
 道路の両脇を、高く伸びた木々に挟まれて、アスファルトの”黒”に、道路中央の”白い線”その先を見渡せば”灯台”が・・と、言う限定された構図の”絵”が現われた。
 某自動車メーカーのCMに使われた景勝地であるという。
 能取岬(及び灯台)を周遊し、網走市(JR網走駅)から国道39号線で美幌町に至る。
 そして、国道240号線で「阿寒湖」に向かった。
 旅の後半で、屈斜路湖・美幌峠から、層雲峡を経て、美瑛・富良野へのルートを考えている。
 従って、今日の知床へのルートでは、屈斜路湖・美幌峠をパスするルートとしている。
 国道240号線「道の駅 あいおい」で、昼食を摂る。
 阿寒湖に到り、二十数年前の「阿寒湖」と再会を果たす。
 冬季(極寒)と夏季の季節の差はあったが、思い出の場所も確認できた。
 弟子屈町から道道52号線で「摩周湖」へ向かう。
 有料展望台より、良いとの評判の「第三展望台」に到る。
 国道391号線で、斜里町(オホーツク海側)へ・・・
 夕食類の食材を求め「知床野営場」への最終行程である。
 17時過ぎ「(国設)知床野営場」に無事・到着出来た。
 テントを設営し、日も暮れ、町営・夕日台の湯で、身体に休息を与える。
 ささやかな夕食と、少々の晩酌で、今日のこの日を祝った。
 走行距離は、380Kmであった。
 今日の絵日記の絵(写真)は、6枚である。 写真・左より、写真1~写真6とする。

 写真1:サロマ湖・湖畔(オホーツク海側)の「サギ沼原生花園」鑑賞台からサロマ湖を望む。
 写真2:オホーツク海に突き出た「能取岬」と「灯台」
 写真3:ジャガイモの収穫期である様だ。 同様な光景が見られた。
 写真4:阿寒湖と雄阿寒岳?
 写真5:摩周湖を”第三展望台”から望む
 写真6:知床野営場に隣接する「夕陽台」から観る、オホーツク海に沈む2017年9月9日の太陽
 
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北海道四日目 苫前から雄武へ

2017年09月22日 | 旅行記
 北海道ツーリング7日目となる、9月8日の朝を、苫前・とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場で迎える。
 天気も良い! ツーリング日和が続いている。至福の状況である。
 昨日は、距離的に”楽”をした。
 今日は、取り返さなければならないか・・・!?と、思えども、此れから先には、観たい処・行きたい処が多々ある地域である。
 めぼしいキャンプ場は存在する。
 結果的には「成り行きに任そう!!」と云う気持ちである。
 朝起きて”ご近所さん”と朝の挨拶を交わす。
 オートキャンプの外国人男性(一人旅のよう?)は、早々に出立して行った。
 バイクの人は、顔を見る事も無く、居なくなっていた。
 朝食は、買ったものの食べる機会の無かった「アルミ容器に入った即席麺」を頂く。
 初めて食したが”美味しかった!”が、感想である。
 食事も終わり、出立する準備が整ったことから”お隣さん”の御夫婦にご挨拶をした。
 「有難うございました。 好いご夫婦の”カタチ”を、お見せ頂きました」
 そして「会話をお聞きして、私も幸せな気持ちに成っておりました。良い出会いでした」
 奥さん?から「思いもしない言葉を頂きました。有難う!」と、返事があった。
 私と変わらない年代と思う。
 漏れ聞こえて来る、御夫婦の会話や・御夫婦の仕草が、私の心に安らぎを与えるのである。
 その要因は判らない。
 ご夫婦の、好い関係なればこその有り様のでしょう。
 「良い旅を!」と、声を掛け合い、手を振っての、お見送りを受けた。
 バイクのエンジンも、良い音を聞かせている。
 天気も良い! 気分も良い!
 国道232号線で北上を続け、天塩町から道道106号線に入る。
 サロベツ湿原に訪れたい事、そして、日本海に沿って”一直線の道路”を走行したいのである。
 サロベツ湿原と日本海の間を走る”道道106号線”は、70Kmに亘って、電柱の無い絶景の光景が見られる。
 「サロベツ湿原センター」の標識で、右折し(道道444号線を)サロベツ湿原センターに向かう。
 湿原に設えられた”木道”(約1kmだそうです)を散策する。
 何ヶ所ある、展望台?で、観光バスで、訪れた一団の”一組”だろうか・・!
 7人(女子)が「誰が(写真の)シャッターを切る!」か、笑い声の中に問答していた。
 「おっちゃんが、押したろか!」と云ったモノの”余計な事をしたか!”との反省もあった。
 しかし、「お願いします!」の声に、助けられた思いであった。 
 図に乗って「おっちゃんのも頼むわ!」
 「有難う!」と、互いに声を掛け合って、左右に分かれた。
 そして、この湿原から生産物”があった事を知った。
 「泥炭」である。 浚渫船で、泥炭の基なる土(泥)を採取し、水を分離し、パイプで工場に送っていたという。
 当時の機械(浚渫船と分離機)も、保存されており、説明表示板で、これ等の事(泥炭製造)を知ることが出来た。
 サロベツ湿原を後にして、もと来た道を、道道106号に戻り、ノサップ岬に到る。
 ノサップ岬・稚内港北防波堤ドームを周遊し、JR稚内駅と隣接する「道の駅 わっかない」で、昼食とする。
 昼食を摂りながら「今夜の寝場所は・・?」と、ガイドブックを開き、雄武町の「日の出岬キャンプ場」を予定地とした。
 「最北端の線路」と表示された風景を、ガラス越し撮影し、稚内を後にする。
 稚内から国道238号線で「宗谷岬」に向かう。
 宗谷岬から、国道238号線を後戻りして「宗谷丘陵」を走行する。
 北の大地の、近代的なレーダーサイトと、時間が留まった様な!牧歌的な風景が混在する広大な風景を、暫し楽しんだ。
 宗谷岬方向からの国道238号線に合流する。
 これより、予定キャンプ場まで、残り約140Kmとなった。
 雄武町(役場)を通過し、約9Kmで左折する。
 「オホーツク温泉ホテル日の出岬」を左に観ながら通過する。
 その先が、キャンプ場で、手続きを済ませる。
 「草地をスローで、バイクを乗り入れる事は可能です」との説明があった。
 既に、一台のバイクは、野営の準備を終えていた。
 私がテントの設営をしていると、テントから出て来た。
 「こんにちは!宜しく!」と声を掛け合った。
 テントの設営を終えたところで、着替えを持ってバイクで(数分)「オホーツク温泉ホテル日の出岬」に行く。
 入浴と、夕食を頂き、今日の行程を終えた。  テントに帰って、少しだけ、頂きました!
 走行距離370Km 充実した一日でした。
 今日の絵日記の絵(写真)は、6枚である。 写真・左より、写真1~写真6とする。
 
 写真1:サロベツ湿原を右に観ながら道道106号線を走行する。
 写真2:サロベツ湿原
 写真3:ノサップ岬 訪問の記念に・・
 写真4:稚内港北防波堤ドーム
 写真5:本土最北端の地・宗谷岬
 写真6:キャンプ地・日の出岬キャンプ場から観る「(日の出ではない)宗谷海峡に沈む2017年9月8日の太陽」である。
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北海道三日目 手稲(札幌)から苫前へ

2017年09月21日 | 旅行記
 北海道ツーリングも6日目・9月7日の朝を札幌市手稲の温浴施設「ほのか」で迎える。
 仮眠の部屋は、50人程を収容できる部屋に、4~5人が利用した。
 夜半に、寒くて目を覚ました。
 入浴して、毛布を二枚使わせてもらった。
 体温の維持もでき、仮眠以上の睡眠が出来た様な体調である。
 8時半頃に、チェックアウトする。
 9時を過ぎると、別料金になることを避けて、出発する。
 何処かで朝食を・・・!と思っていると「厚田港海水浴場」と云う処に出逢った。
 例によって、牛乳とパンで朝食を済ませる。
 お湯を沸かし、コーヒータイムを楽しんだ。
 国道231号線を北上する。
 「雄冬岬展望台」という標識に誘われ、右折する。
 ワインディングを伴う坂道を、高度を稼いで駐車場に到着した。
 そこからは、階段で展望台に登るしかない。
 此処まで来たからには、遣るっきゃない!
 登ってみて判った、200段にも及ぶ階段であった。
 展望台からの眺望と、此処まで来る労力を差し引くと、得られる結果(効果)はどうだろう・・・?と考えさせられた。
 雄冬岬展望台を後にして、国道に復帰し、「黄金岬」の標識に誘われ立ち寄る。
 その後も国道231号線を北上を続ける。
 時は、13時を過ぎている。 
 ソロソロ昼食を・・!と、思えど適当な場所が見付からない。
 国道の側道に駐車し、コンクリート壁に腰を掛けて、お結びとお茶で昼食を済ませる。
 今夜の宿泊場所は?と、考えるが既に気持ちは、決めている様である。
 第一回目の北海道で宿泊し、印象が強かった「とままえ夕陽が丘オートキャンプ場」である。
 温泉や食堂、ランドリーが有る事も選択の一つである。
 15時頃、到着し、手続きを済ませる。
 既に、私と同年代の御夫婦と思われる方が、野営の準備をしている。
 車中泊なのだろうか?タープの設置をしている。
 そして、その会話が漏れ聞こえてくる。
 心温まる様な会話をされている。
 好い夫婦関係なのでしょう・・!
 もう一台、自動車がやってきた。
 外国人と視られる男性である。
 「こんにちは!」人懐っこい様だ・・!
 テントを設営し、洗濯をする。
 管理人が云う様に、乾燥力が弱い。
 乾燥機は、10分100円である。
 最初・一括して乾燥機に掛けたが、生乾き状態で、二つに分けて、2ラウンド行う。
 入浴と夕食は、隣接する「道の駅 風Wとままえ*」で済ませる。 *「風W」は「ふわっと」と云うらしい。
 今日の走行距離は180Kmであった。
 そして、今日の絵日記(写真)は、4枚である。 写真・左から、写真1~写真4とする。
    
 写真1:宿泊所から国道231号線を30分程、走行した北海道の一風景である。
 写真2:黄金岬
 写真3:昼食をした場所から南(来た道)方向の海岸線を望む
 写真4:とままえ夕陽が丘オートキャンプ場
     管理人の駐在時間17時までに、バイクが一台加わり、バイク2台・自動車が2台となった。
     観光地は”シーズン”だけど、キャンプ場は”オフ”のでしょうか・・?
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北海道二日目 せたな(瀬棚)から札幌(手稲)へ

2017年09月20日 | 旅行記
 北海道ツーリング5日目・9月6日の朝を、せたな青少年旅行村(キャンプ場)で迎える。
 今日からの行程は、積丹半島から、余市を経由して、稚内方向に向かう計画であるが、疲れか?風邪か?身体がしゃっきとしない。
 ドリンク剤で対処しようとしたが、不安感を抱いている。
 大事をとって、今夜はホテル泊にしようか・・!? と、迷いと云うか・甘えが生じている。
 目覚めて8時頃、用足しに行くと、2台のバイクは居なかった。
 私のテントの近くで、野営した札幌ナンバーの自動車で来ていた一組(前日の日記の写真4、奥の赤色のテント)と、朝の挨拶を交わす。
 「此れから何方へ・・?」と聞くと「ゆっくりして帰ります。貴方は?・・」
 私は「積丹半島から、余市に立ち寄り、稚内に向かいます」と答え、序でに「札幌辺りでホテルは見付かりますかねぇ?」と聞いてみた。
 「ホテルチェーン店もあるし”ほのか”や”〇〇(名は忘れた)”の宿泊が出来る温浴施設もあります」と教えられた。
 地元の人の安易さと、旅行者の不安さの格差が生まれていた。
 ”何とかなる!死にはせん!”と鼓舞してみたものの大きな力には、ならなかった。
 唯!唯一名を示された「ほのか」が、私を助けてもらう結果となった。 札幌(ナンバー)の御二方・有難う!
 出発準備を整え、札幌の御二方と管理員の方に挨拶をして「せたな青少年旅行村」を後にする。
 国道229号線を北上する。
 やがて、目に付いたのが、二回目の北海道で難儀した思い出の「茂津多岬灯台 日本一高い灯台」の標識は今も健在であった。
 今回は遠慮させて頂いた。
 そして「よってけ島牧」(道の駅)と云うので、立ち寄った。 が、何をすることも無く、出立した。
 岩内から、国道229号線で、積丹半島・神威岬(かむいみさき)に向かう。
 神威岬の駐車場に駐車し、徒歩で「神威岬」に向かう。
 駐車場から岬までは、徒歩で2~30分を要するという。
 途中に”関所(木製の木戸)”があり「この先・女人禁制」と云う表示板があった。
 近年では、その規制は解除されているが、此処・神威岬には、二つの悲しい事故・伝説がある様だ。
 神威岬灯台の周回する様に小道があって、灯台より先の道から”積丹ブルー”を鑑賞した。
 そして、駐車場に戻ろうと歩んでいると、物語が出来た。
 何かに躓いて、倒れそうになった。
 踵を修理した靴の前部分が、大きく口を開けている。
 躓く筈である。
 ポケットに有った買い物袋(ビニル袋)を紐状にして、靴先とアウトソールを縛って、駐車場まで辿り着いた。
 キャンプ場で使うビニル製のスリッパで、応急対応することとした。
 声をかけて来たバイカーがいた。
 瀬棚のキャンプ場で逢った人であった。
 「何時に(キャンプ場を)出た」と聞くと「7時ころ・・」
 「此れから何処に行くの?」と聞くと「分からん!」と云う。
 お互いに「気を付けて!」と云って、別れた。
 そして、次に訪れたのが「積丹岬」・・・と思っていたが「島弐意海岸」であった。
 駐車場から、人が通れるトンネルがあって、トンネルを抜けると日本海が見渡せ、やはり”積丹ブルー”に輝いていた。
 積丹岬までは遊歩道で1Km程・先にある様だ!
 また、灯台と岬の位置関係は異なっている様で、灯台(積丹出灯台)へは駐車場から20分を要するとの事である。
 積丹半島の二か所で、積丹ブルーを鑑賞し、余市に向かう。
 余市と云えば「ニッカ」である・・・私の思いは・・!
 工場見学に当たっては、試飲が出来なければ”産むものはない”と、壱時間ほどの滞在で後にする。
 ニッカをモデルにしたTV番組で、ニッカ発祥の地は”田舎”との印象であったが、JR余市駅に程近く、人の賑わいもある。
 思い描いた風景とは異なっていた。
 まだ陽射しはある。 しかし、夏の時間である。
 陽が落ちると、7・8時は直ぐである。
 宿さがしを、安易に考えていた。
 手持ちのリストから、電話をする。
 しかし、尽く「今日は満室・・・・」との返事であった。
 それなら、飛び込みで探そう。
 余市・手稲(札幌市)から石狩市までには「有る(看板は見付かる)だろう!」と思った。
 思ったモノの、気が付けば石狩市役所を通過するまで至っていた。
 行けども「宿・旅館・ホテル」という看板に出逢わなかった。
 陽も暮れてくる。心細くもなってきた。
 引き返そう! やはり、札幌という大票田に向かうしかないと、判断し、Uターンする。
 道道44号線を、国道5号線に向かうが、5号線へのアクセスに手こずった。
 何故かしら5号線に執着した事で、今夜の睡眠が得られる場所にと到達する事が出来た。
 せたなキャンプ場で聞いていた、温浴施設「ほのか」の大きな看板を見た時の安堵感!は、今も思い出される。
 そうなんです! 国道5号線沿いにあったのです。
 手持ちのリストで電話をするも「満室です!」と追い込まれ、流しで探すが、時間ばかりが経過し、見つからない。
 唯一つ、名を告げられ覚えのあった、温浴施設「ほのか」を見付け、ホッとするに至った事が、物語である。
 チェックインに当たって、もう一つ解決しなければ成らない事がある。
 それは、履けなくなった”靴”を解決しなければならない事である。
 チャックイン・カンターで商業施設を聞くと「JR手稲駅に西友があります」と、教えられバイクを走らす。
 看板を確認し、所在は判った。
 しかし、土地勘もなく(線路や通行規制)照明が頼りで・視界も狭く、駐車場にどう行けば良いのか判らない。
 巨大な総合的商業施設で、バイクを留めた場所から延々と歩く羽目になったが、靴(ズック靴)を購入する事は出来た。
 そして、今日の宿泊場所と決めた、温浴施設「ほのか」にチェックインを果たす事が出来た。
 早々に入浴を済ませ、食堂(レストラン)で、今日の無事の自分に乾杯をし、夕食を頂く。
 パソコンが使える部屋が有ったので、北見・網走・根室・釧路付近のビジネス・ホテルをリストアップし、手持ちリストの補完をした。
 本日の走行距離は312Km・・但し、石狩市役所付近まで往復の”無駄な距離”も含む。
 今日の絵日記の絵(写真)は、3枚である。
   
 写真・左:「女人禁制」の表示が今も残る”関所”付近から、神威岬灯台を望む。
 写真・中:積丹ブルーに輝く海面と神威岩。神威岩は、義経伝説に係わる云う。また、女人禁制も義経伝説の様だ。
 写真・右:ニッカ工場見学の試飲コーナー・・ 黙って通過しました。 機会が有れば・・・とも願う。
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北海道一日目 函館から、せたな(瀬棚)へ

2017年09月19日 | 旅行記
 北海道ツーリング四日目・9月5日の朝を、函館のホテルで迎える。
 ホテルのTVで、札幌・稚内方面は晴れ、知床・根室方面は雨で有る事を知る。
 選んだコース執りが良かった!と、自画自賛である。
 ”さぁ!今日から北海道を走るぞ!” そして、ぶっつけ本番なツーリングの始まりである。
 キャンプでは味わえないホテルの朝食を頂き、ホテルを9時過ぎに、出発する。
 国道228号線を西に向かう。
 風邪の引き始か?疲れか? 微熱がある様だ!
 大事に至っては大変と、ドラッグストアを見付け、店員の勧めるドリンク剤を服用する。
 青函トンネルの北海道側のトンネル口や線路が見渡せるという「道の駅 しりうち」に立ち寄る。
 「トンネル口や線路が見渡せる」と云う事は、道の駅に入って知った。
 青函トンネルは、北海道新幹線(広軌)と、在来線(狭軌)が混在している事は知っていた。
 その事を、此処「道の駅しりうち」で現認する事が出来た。
 そして、此処はJR側で云う「知内信号所」で、退避線路である様だ!
 注:詳しく調べた訳ではないが、在来線の「湯の里・知内」と云う駅で、島式ホームがあった。しかし、新幹線の開業等で廃止された、という歴史がある様だ。
 「道の駅 しりうち」を出立し、走行中の国道228号線から、北海道南端の「白神岬灯台」を仰ぎ見し、カメラに収める。
 北海道内・唯一の城下町と云われる松前城を周遊し、江刺町に到り、原寸大に復元されたと云う、幕府の軍艦「開陽丸」を見学する。
 江刺から国道は、函館に向かう国道227号線と、岩内・積丹半島方向に向かう229号線に分かれる。
 228号線から229号線に乗って北上する。
 気に成っていた「シラフラ(白い傾斜地)」「奇岩くぐり岩」が知りたくて、国道229号線(乙部町)を左折する。
 「くぐり岩・シラフラ」の標識がある駐車場に停車し、海岸に降りる。
 カメラの設定が誤っていて、記録として残せていないことに気付いたが”あとの祭り”・・・
 そろそろ、今日の宿泊地を決定しなければならない。
 出来れば”温泉にも入りたい!”
 そして、16時頃に到着出来て、明日の行程から、少しでも”距離を稼ぎたい!”と云う事で、キャンプ代が高額(1,230円)ではあるが「せたな青少年旅行村」を選んだ。
 229号線で瀬棚町に入り、右折する。
 導入路を約4Km進んで、標識に従って左折、500m程・先の管理棟に到着できた。
 受付で「(代金が)高いからどうしょう・・!」と迷っている先客(バイカー)が居た。
 このバイカーとは、この後・二度程再会を果たす事に成る。
 結果的に、広大なキャンプ場を、バイク4台4人、一組の御夫婦?が占有した。
 昨日・買ったレジャーシートを敷いて、野営の準備を整え、入浴のためと買い物に行く。
 注:隣接する町営の温泉が有るのだが、生憎の休日のため、日帰り温泉に行く羽目になった。
 走行距離は306Km 目標の16時頃に入村も果たした。
 今日の絵日記の絵(写真)は、4枚である。 写真・左より写真1~写真4とする。
    
 写真1:「道の駅しりうち」にある展望台から、青函トンネル口を望む。
     6線路の中央の2線路が高軌と狭軌の混在線路である。
     左右の4線路は、在来線軌道(狭軌)で、貨物列車用である。
 写真2:松前城(福山城とも言うらしい)  正直”可愛らしい御城”との印象であった。
 写真3:シラフラ(白い傾斜地)と、国道228号線のトンネル
 写真4:せたな青少年旅行村キャンプ場のフリーサイトの一部を展望台から望む。整備の行届いたキャンプ場であった。
 
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北海道への道のり その三・北海道に到る

2017年09月18日 | 旅行記
 台風18号は、九州・鹿児島、四国・高知、近畿・兵庫にと、再上陸を繰り返した。
 午前7時での予想進路で、津軽半島の日本海を、速度を速め北上しており、北海道に再再々上陸の恐れがあるとの予想である。
 上陸するな! するなら、一回にしろ!一回で良いだろう!と嫌味を込めて云いたい。
 台風が過ぎた今朝は、太陽の光が降り注いでいる。
 北海道に被害がない事を願いつつ、北海道ツーリングの後始末を行いたい。
 
 北海道ツーリング・三日目の朝(9月4日)を、十和田湖畔・宇部樽キャンプ場で迎える。
 天気も好い様だ!
 ツーリング中は、やはり天候の動向が気掛かりである。
 エアーマットの膨らみが足らなかった様で、硬さと寒さで何度か目覚めた。
 何はともあれ、函館まで行かなくてはならない。
 準備を整え、出発する。
 昨日・挨拶したサイクリストは既に、居なかった。
 キャンプ場を出て「変だぞ!」と、気付いた。
 十和田湖畔を走る国道102号線を走行している事に気付いた。
 国道102・103号線の分岐標識を見落とした様である。
 青森には行けるが、奥入瀬峡には行けない。
 Uターンし、国道103号線に乗る。
 程なくして、左側に渓流が現れる。
 待ち望んだ「奥入瀬峡」の周遊である。
 道路(国道)トレッキング道(人道)と、渓流面が近い事に驚いた。
 徒歩で! サイクル(レンタルもある様だ)で! 車両で! と、移動手段は異なるが、夫々に渓谷美を鑑賞していた。
 写真では切り取れない”風景”ではあるが、数ヶ所で路肩に駐車し、シャッターを切った。
 八甲田山ロープ・ウェイ山麓駅を右に観ながら通過する。
 岩木山展望所に到り、駐車する。
 残念ながら、岩木山は”雲にお隠れ”であったが、眺望を楽しんで、青森市に到る。
 燃料も少なくなった。
 給油が終わり、隣がレストランである。
 昼食も併せて済ませた。
 レジの女性に「ショッピングセンター(の様な処)はありませんか?」
 「前の道を右に、暫く行くとあります」
 と、云う事で向った。
 靴の修理の為である。
 確かにあった。
 しかし「(靴屋さんで聞くと)此処には無い」と「サンロード青森」を教えられる。
 因縁のイオンと、隣接する大きなショッピングセンターであった。
 「(靴の修理は)仮修理なら出来ます。 修理に一時間を要します」
 スリッパを出された。
 100円ショップを見掛けたので、ガスコンロの点火用にガスライターを購入する。
 そして、昨夜の反省から、スポンジマットを買おうとイオンに向かう。
 二畳分の広さのマットを購入し、時間となった事から、靴を受取りに行く。
 靴も治った! 給油もした!
 出航20分前に、フェリー乗り場に到着し、乗船手続きを済ませる。
 3時間40分の船旅の後、18時過ぎ・函館に到着する。
 急ぎ、バイクの修理のためショップに向かう。
 営業時間が19時までである。
 30分程で到着でき、修理を果たした。
 「考えましたね!」と、呆れとも・感心とも、とれる言葉を頂いた。
 しかし「経験者である工夫ですね!」と付け加えられ”お褒めの言葉”と理解した。
 チェックインの予定時刻を過ぎることから、遅延する旨をホテルに入れる。
 やはり!頼りになる・・Do社の携帯電話機!
 チェックインを済ませ、入浴もしないまま「函館山」に向かう。
 ホテルの担当者のから「徒歩より、電車を利用して・・」との助言で、函館山ロープウェイ山麓駅に近い「十字街」駅で下車する。
 徒歩で山麓駅に向かうが坂道である。 それも並みではない。
 往復乗車券を購入し、乗車の順番を待った。
 大きい・ゴンドラが・・・
 「125人乗り」との事である。
 山頂駅に着くと、混雑している。
 下り?の乗車待ち時間が、30分との表示がされていた。
 山頂駅の屋上から、函館の夜景を暫し・楽しむ。
 期待したとおり「美しい!」と、思った。
 人の営みが、輝いて観えた。
 入浴も夕食も未だである。
 30分程、夜景を楽しんで帰る事にした。
 下り乗車待ち時間と、観光時間に「大差が無い」と、思ったが仕方ない。
 ホテルに帰って、紹介された居酒屋で、遅い夕食を済ませる。
 刺身の組合せと、日本酒を注文する。
 「この刺身・美味い!」と、思った。
 夕食を頂きながら、例によって、明日の行程のイメージトレーニングを行う。
 一回目の北海道は、小樽から国道231号線(天売国道)を北上し、稚内に向かっている。
 そして”上半分”を周遊して、小樽から帰宅した。
 二回目は、日本海側を数日を要して、青森に到り、函館から東に向い(国道278号 他)太平洋岸を襟裳岬・釧路・根室から羅臼と”下半分”を周遊している。
 東に向うか・北に向かうか、何方にしても、知床・羅臼までは、同一方向のコースを辿る事になる。
 最初の北海道で、国道231号線を走行しながら「来たぜ!北海道・・!!」との感動を、今一度味わいたいと、松前から北上するルートとした。
 今夜は、手足を伸ばし・ゆっくりと寝ます!と、眠りに就いた。
 今日の走行距離は88Km
 今日の絵日記の絵(写真)は、6枚。 左より写真1~写真6とする。
 
 写真1:スタンドのスプリングが外れ、応急処置で走行する。
 写真2:道路上の、私の目線から渓流水面を観たもので、道路面と水面の位置関係が理解できると思う。
 写真3:船上から函館山を観る。 「待っとれよ!行くからな!」
 写真4:函館山からの夜景 20数年前の、残念な思いを、成就させた思いであった。
 写真5:山頂駅から観る、函館市内とロープウェイのゴンドラである。
 写真6:ロープウェイ山麓駅近くの電停「十字街」 函館の路面電車は3路線あり、此処は「函館どっく前」行きと「谷地頭」行きの分岐点である様だ。
 帰路は「湯の川」行きに乗車した。
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北海道への道のり その二

2017年09月17日 | 旅行記
 北海道ツーリングから帰って”晴れて”くれない。
 びしょ濡れのテントや、洗濯を要する衣服類の処理が出来ないでいた。
 しかし、衣服類は室内干しで!と、洗濯した。
 テントは、バイクに被せ、風通しを施し、天候の回復を待っている。
 ”行く”に当たっては台風15号で延期を余儀なくされ、巨大台風18号が、後始末を”邪魔”をする。
 と、言うところで、日記(旅行記)を続けます。
 9月3日(日曜日)栃木市のホテルで目覚める。
 昨夜、買い置きしておいた、パンと牛乳で朝食を済ませる。
 2010年に「東北五大祭りツーリング」を敢行したが、青森県・岩木山でのアクシデント(駆動ベルトが切れる)の為、奥入瀬峡の周遊が未完と成っていた。
 奥入瀬峡への入り口部分であり、十和田湖畔にある「宇部樽キャンプ場」で宿泊し、明日・奥入瀬峡を巡って「青森」若しくは「大間」から、函館に入る計画である。
 ホテルのチェックアウトを済ませ、東北道「栃木IC」から「十和田IC」に到り、国道103号線・十和田道で、宇部樽キャンプ場には、16時過ぎに到着する。
 野営の為の手続き・そして、注意事項を聞き、平らな箇所を探す。
 一人の外国人(サイクリスト)も適地を探している様で「こんにちは!」と、お互いに挨拶を交わす。
 此処ぞ!と決めた場所にバイクを移動させる。
 そして、二話の物語が出来る。
 砂地と草地の混在する箇所で砂に隠れた松の木の根っこがバイクの底と接触した。
 接触のショックで、スタンドのスプリングが外れた。
 携行している工具では、修復は困難と判断した。
 スプリングが無いと、常時・スタンドを出した状態となり、走行するには危険を伴う。
 手持ちのナイロン・ロープでスタンドを引き上げ、スプリングの代用とした。
 走行時には、ロープでスタンドを引き上げて結ぶ。
 駐車時には、ロープを解いて、スタンドを出す手間が必要となった。
 何はともあれ、野営の準備を整え、食材を買いに行く。
 買い物を済ませ、テントの近くに手順(スタンドの出し入れ)に基づき駐車する。
 下車し、歩き出すと今度は、靴が変である。
 左足・靴の踵部分が、外れている。
 二度目(踵が外れる)の経験となった。
 但し、対象の靴は異なるが・・・!
 明日・青森で、バイクと靴を直そう!
 2010年の、岩木山でのアクシデントでは、青森市のショップで一週間程、部品の取り寄せに時間を要したものの修理は出来た。
 その間は、代車での周遊を果たした。
 そのお店に行けば良い!と、思ってショップを確認するが無いではないか!!
 函館にはある。
 青森も函館も、大差はないか! 船だから・・・ 
 靴は如何だろう!? 少し不安な気持ちになったが”なる様に成る”と、考えるのは辞めた。
   
 今日の絵日記の絵(写真)は、三枚である。
 写真・左は、東北自動車道から観る「岩手山」
 写真・中は、国道103号線・発荷峠から観る「十和田湖」
 写真・右は、十和田湖畔の宇部樽キャンプ場での野営の様子である。奥の水面は十和田湖である。
 夕飯を食しながら、明日のイメージ・トレーニングを行った。
 大間~函館は、便数が少なく、行程に制約を受ける事が分かった。
 「運賃が嵩むが、仕方ないかぁ!?」と、青森(市)から函館に向かう事を決めて、就寝した。
 今日の走行距離595Km(うち高速道530Km)

 蛇足:何時もの様に、写真をクリックすると拡大します。
 
 
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北海道への道のり その一

2017年09月16日 | 旅行記
 9月2日(土曜日)今日は、北海道ツーリング開始の日である。
 朝、6時に目覚める。
 天気も良さそうだ・・・!
 岡山での所用もある事から、9時には出発したい。
 ツーリング・バッグには、テントや寝袋・照明具・コンロ・燃料等を収納している。
 防水性(ビニル製)のバッグには、衣類を詰め込む。
 20Kgオーバーの重量となった。
 パッセンジャー席に搭載する。
 朝食も済ませ、イザ出発!と、エンジンを起動する。
 昨夜、整備した筈の音響装置が起動しない。
 ヘルメットとコード(ケーブル)を交換し、テスト!OKである。
 しかし、この選択(ヘルメットの)が、過日”牙”を剥く事となるが、今は知る由も無かった。
 二時間程を要して、岡山市JR駅の近くに開店した「イオン岡山店」に到着する。
 SIMカードを購入する為である。
 しかし、結論的には”(SIMカードの入手は)諦めた!” (此れが、第一番目の物語である)
 店員の対応が余りもブッキラボウで、旅立ちにあたって争いたくは無かった。
 SIMカードに「情報を入力するのに3時間、そして、開通までに3時間を要する」と、言う説明であった。
 昨日、地元のイオンに来店したものの、在庫が無く不調に終わった事は日記にした。
 イオン岡山店への仲介を、お願いすると、折返し電話があった。
 「手続き(契約書の署名等)は必要ですが、担当者に連絡をしておきました」との返事があった。(昨日の日記)
 と、云う事から、一時間もあれば入手出来ると”皮算用”していたのである。
 頼るは携帯電話機と、ガイドブック類のみとなった。
 「ふくちゃんの絵日記」の更新も、帰宅するまで出来なくなった。
 
 岡山ICから、再度・高速道に乗る。
 只管、青森港に向け走るのみである。
 山陽道・中国道・新名神・新東名・圏央道と乗り継ぎ、東北自動車道に到る。
 予約した栃木市のホテルのチェックインが「22時を過ぎる」と判断し、東北道・佐野SAから、その旨を伝える。
 しかし、22時前にチェックインを果たし、前金システムだそうで、宿泊料金を支払って”鍵”を受け取る。
 隣が、コンビニで、明日の朝食と、1000kmの無事を祝う「酒」を買って、一人で祝杯を挙げた。 
 早々に就寝する。
 
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