ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

今日も夕日が美しかった・・!

2017年02月04日 | 日記
 今日は2月4日・立春である。
 二十四節気の(年を明けて)第一番目と云われる。
 元々、中国が発祥で、日本の気候にそぐわないため、日本では”旧暦”が一般的らしい。
 いよいよ春ですよ!と云われても、2月は一番寒い!
 しかし、春に近づいている事は、確かなのでしょう。
 今日も、犬くんを散歩に連れ出した。
 西の空が赤い。
 太陽が真っ赤な色彩を放ち、沈もうとしている。
 そして「(夏に比べ)西に陽が落ちている!」と思った。
 夏は、冬期に比べ北の方角に、陽が落ちる。
 太陽との角度と”地軸”に23度程のズレが有る事が、冬と夏の日の入り場所(角度)が異なるらしい。
 地軸は「北極星」に向いている。
 私達の地球”悪戯好き”なのか、北と云う方角にも「真北」と「磁北」があって惑わされる。
 コンパス(磁石)が示す「北」は磁北で、真北とは約7度(東京(日本の場所で異なる))西に傾いている。
 日本では、緯経度の関係で、約9度(北海道)から約4度(沖縄)のズレが生じている。
 現役時代、全国規模でのデータとするため「真北」を使った。
 測定器具は(アナログ式の)「トランシット」しか無かった。
 測量現場で、携帯ラジオとトランシットで「真北」を導き出さなければ成らなかった。
 「南中法」と云うやり方である。
 トランシットで太陽を投影させて、NHKの時報が12時を報じた方向で固定する。
 そして、トランシットの鏡胴を反転させる。
 トランシットで観る映像をスケッチすると伴に、写真撮影をして、スケッチの精度を補完していた。
 もしも、真北方向に、目印となるモノが無く、天空や木の枝・葉っぱなら、不変物(樹木や岩)に、角度を記して投影させ、スケッチに記録する。
 本来は、午前0時に、肉眼(トランシット)で北斗星を捉える事が求められたが、夜間の山岳作業は危険を伴う事から、南中法が一般的であった。
 何方も一瞬の作業であるが、北斗星はトランシットを介して肉眼で捉える事が出来る。
 しかし、太陽を直接・トランシットで捉えようとすると”失明”する。
 南中法は、トランシットを操作する者・投影盤(トランシットで捉えた太陽像を投影)を保持する者の呼吸が合わなければ成功しなかった。
 現在では、国立天文台が公開するソフト(無料)で、容易く”真北”を求められるらしい。
 この時の思い出として”一秒”と云う時間を”目”で見る思いがした。
 そして、時間の経過の速さを思い知らされた。
 犬くんを散歩させ、沈む太陽の赤さに感心し、西に沈む様をみて、昔を思い出したことであった。
 それにしても、太陽と地球が造り出す”モノガタリ”は飽きもしない、無限の読み物の様である。
 太陽暦があり・太陰暦があり・二十四節気があり・旧暦等々がある。
 此れみな、太陽と地球と月が織りなす物語であると・・・・!