Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

越後、浅草岳登山

2014年09月24日 | 山歩き

9月23日(火)     天気=晴れ時々曇り

07:00登山口駐車場→ 07:10ネズモチ平登山口→ 08:57前岳下分岐→ 09:11~10:19浅草岳→ 10:30~42前岳→ 10:59喜平与ボッチ→ 11:55桜ゾネ広場→ 12:17ネズモチ平登山口→ 12:22登山口駐車場

 昨日の午後、我家を出発し関越道小出IC近くの道の駅ゆのたにで車中泊をした。今朝は秋晴れの朝で俄然ヤル気が湧いてくる。近くのコンビニで朝食を済ました後、浅草岳へ向け出発する。

 途中行き交う車も殆ど無く7時前には登山口ゲート前の広々とした駐車場に着いた。ここのトイレは水洗で清潔に管理されており感心した。準備を終えジャスト7時に出発する。コンクリート舗装された林道を10分程歩きネズモチ平登山口に着いた。此処から本格的な登山道が始まる。

 登山口駐車場(建物はトイレ)

 このネズモチ平コースはジメジメして滑り易い道が続く。今日は晴天だからまだマシだが、雪解け時期や雨天時は難渋するのではないか。小さな沢を二つ渡るとだんだん傾斜が急になる。右手の尾根に喜平与ボッチのピークが鋭く聳えている。

 その喜平与ボッチの高さに並ぶと稜線も間近、展望の効くガレ場から背後を眺めると悠然とした守門岳の山容が立派だ。

 ネズモチ平コースの登り

 9時前に前岳下の分岐に着いた。この付近に広がる草原は夏場には様々なヒメサユリを始めとする様々な高山植物が咲き乱れ、10月になれば草紅葉の紅葉で染まりそれぞれ素晴らしい風景だろうが、今の時期も充分に美しい。

 前岳付近の草原

 前岳付近から浅草岳

 分岐から浅草岳までは僅かな距離だ。分岐から14分で浅草岳(1586m)に着いた。山頂からは360度の展望、大気の透明度はもう一つスッキリしないが、それでも越後三山や尾瀬の燧、至仏、平ヶ岳、遠くは日光白根山まで確認する事ができる。中でも浅草岳の南に聳える鬼ヶ面山は断崖絶壁が連なり迫力ある眺めだ。

 山頂から前岳方面

 浅草岳山頂

 山頂から鬼ケ面山方面

 山頂から只見町方面

 山頂から田子倉湖と尾瀬方面

 山頂には次々と登山者が登ってくる。小さな祠にお参りしていたグループから名酒「八海山」のお裾分けがあり、普段は日本酒を嗜まぬ私も甘露な喉越しに唸った。お湯を沸かして1時間余ノンビリ滞在した後、山頂を後にした。

 分岐まで戻り前岳へも脚を伸ばしたがピークは藪の中で展望も無かった。下山は桜ゾネコースを降る。こちらは緩やかな尾根道で登りのネズモチ平コースに比べれば随分歩き易い。前岳から1時間10分程で林道の終点となる桜ゾネ広場に着いた。

 前岳から守門岳方面

 下山道の桜ゾネコース(右手のピークは喜平与ボッチ

 桜ゾネ広場の登山口

 広場の一段上がった場所で地元の人達が鐘つき台を建設中だった。狭い林道を緩やかに降って行くと途中に遭難碑が建立されていた。その碑には「2006年6月18日遭難者救助活動中の4名の方が雪崩で殉職された。」と書かれていた。浅草岳は豪雪地帯にあり春山スキーが盛んな場所だ。雪山に悪天が重なり遭難事故となったのだろう。とすれば先程の鐘は雪山での遭難防止用として建設しているのだろうか。

 建設中の鐘つき台

 遭難者慰霊碑

 遭難碑からしばらく降るとネズモチ平登山口に戻り、程なく登山口駐車場に着いた。車に乗ると登山口から10分程降った所にある浅草山荘の日帰り温泉で登山の汗を流した。浅草山荘を出て時間に余裕があったので、湯沢町まで一般道をのんびり走り、湯沢インターから関越道に入った。休日で渋滞を覚悟したがそれ程でも無く花園インター越えた辺りからぼちぼち混み始めたので嵐山小川インターで降り夕刻には我が家に戻る事が出来た。

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