Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

山梨県、王岳~鍵掛峠登山

2016年04月01日 | 山歩き

3月31日(木)         天気=晴れ

07:45根場いやしの里根場駐車場→ 08:17~22王岳登山口→ 09:20~44王岳→ 10:22~45鍵掛→ 11:02~08鍵掛峠→ 11:45鍵掛峠登山口→ 12:05いやしの里根場駐車場

 

 一昨日、「明後日山梨の王岳へ行くんだけど、どお?」とテニス仲間のYさんから電話があった。あまりに突然なので一瞬迷ったが、「誘われているうちが華」と思い参加する事にした。参加者は家庭菜園の野菜を我が家へ時々届けてくれるSさんと彼の奥さんのK子さん、そしてYさんと私の4名、Sさんの車で早朝に出発した。

 平日の高速道路はわりと空いており、ペチャクチャ話してるうちに、1時間程で登山口のある西湖湖畔に到着した。ここまで来ると見上げる富士山が実に高くてデカい。いやしの里根場の登山者用駐車場に車を停め、富士山の北に聳える王岳へ向かって出発する。

 駐車場を出発する。

 王岳山頂までは直線距離1700m、標高差700m余の急登だ。西入川に沿って荒れた林道をジグザグに登って行く。トップを歩くK子さんの脚がすこぶる快調で、必死に追いて行くと汗が噴き出してくる。30分程で「王岳⇒」と書かれた標識がある登山口へ着いた。

 荒れた林道を進む。

 王岳の登山口

 ここから登山道が始まる、。傾斜は増々強くなり、ジグザグを繰返しながら登って行く。フト背後を振返ると眼下に西湖の湖面が輝いていた。40分程で尾根筋に到達し少し傾斜が弱まった。直線的に伸びる尾根道を山頂へと登って行く。西の方向には長々と横たわる白銀の南アルプスが雑木林越しに望まれた。

 急な登山道(西湖が望まれる)

 主脈縦走路に合流

 王岳直下の急登を頑張ると、御坂山から五湖山へ続く主脈の縦走路に出た。そこを右に曲ると王岳(1623m)の山頂があった。南面に展望が開き正面に雪帽子を被った巨大な富士山、その富士を取り囲むように富士五湖が点在する雄大な眺望が広がる。この景色を眺めただけでも登って来た甲斐が合ったというものだ。

 王岳山頂

 山頂から富士山と河口湖(左)、西湖(右)

 記念の写真を撮り終えると、山頂を後に縦走路を東に向かって進んで行く。小枝が少々煩いものの終始右手に富士山を望む気持ちの良い尾根道だ。残念な事に南アルプスだけは、樹木に邪魔されて写真を撮る事ができない。

 王岳を振り返る

 

 小さなアップダウンを繰返し、王岳から40分程で鍵掛(1589m)のピークに着いた。雑木林に囲まれ展望は無いものの、ゆったりした山頂で心地よい。ここで少し早目のランチタイムにする。お湯が入ったマホービンを出し、さてコーヒーをと思ったがコップが無い。どうも忘れてきたようだ。せっかく暖かいコーヒーを飲もうと思ったのに残念。

 鍵掛のピーク

 鍵掛を降って行くと前方に鬼ヶ岳のピークが高く見える。その手前の鞍部が鍵掛峠で、左右に下山の道が分岐している。我々は右に曲って根場集落へ至る道を降って行く。この下山道もかなりの急勾配だが、良く整備されており歩き易い。

 鍵掛峠へ向かう道

 鍵掛峠

 落葉した明るい樹林帯をジグザグにグングン降って行き、幾つか砂防堰堤が連なる本沢川へ降り着いた。川沿いに降って行くと眼下に車道が見え、「鍵掛峠・鬼ヶ岳⇒」と書かれた標識がある登山口に着いた。

 落葉樹林帯に続く下山道

 本沢川の砂防ダム

 荒れたダートの林道をテクテク降って行くと、前方に「いやしの里根場」の施設が見えてきた。ここは茅葺の古民家を幾つも移築し日本の古き山村風景を再現した観光名所で、古民家と富士山がコラボして絵のように美しい風景を描いている。施設内は平日にも係らず沢山の観光客で賑わっていた。その多くは中国の人達だった。

 いやしの里根場の古民家

 いやしの里の入口にある登山道案内標識

 車に戻った我々は、登山の汗を流そうと西湖湖畔の日帰り温泉「いずみ荘」へ向かった。入浴料金800円とチョイ割高だが、露天風呂やサウナ、食堂もあり居心地の良い温泉で、時間が早かったせいかガラガラでノンビリ寛ぐ事ができた。

 温泉を出ると帰宅の途につく。帰りの道もそれ程混んでおらず、午後3時過ぎには戻ってきた。あまりに早かったので、何かやり残したような気分になった。でも今日は天気にも恵まれ絵のような風景も堪能できたし、スッキリと楽しめた山歩きだった。企画してくれたSさん夫妻、誘ってくれたYさんには感謝々々です。

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