Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

東京五輪、公道を走る最後の聖火リレーを見る

2021年07月10日 | 日記

 7月8日(木)

 先日近くの県道を徘徊していたら、「聖火リレーの為7月8日AM9時から11時まで県道が通行止めになります。」と書かれた垂れ幕が道沿いに張られていた。目的は交通規制何だろうけど、これじゃ「聖火リレーをやるから。ぜひ見に来てね」と宣伝しているようなもんだ。

 前回の東京オリンピックが開催された1964年に、私は京都市内で偶然聖火リレーを生で見る事ができた。あの時は全国民がオリンピックを応援してたから凄い盛り上がりようで、白バイが先導する聖火を持つランナーの後ろには同じくお揃いの白いユニフォームを着た数十人のランナーが伴奏して、華やかで盛大な聖火リレーだったと記憶に残っている。

 私はミーハー且つ暇を持て余した老人なので、世紀のイベントをやると言われて見に行かぬ選択肢は無い。当日カメラ片手に、聖火リレーのスタート会場へ赴いた。「なるべくライブ映像でご覧ください」と注意喚起されているにも関わらず、会場には数百人を越える人々が群がっていた。平日だというのに何て暇な奴らが多いんだ。(ってな事言う私もその一人)

 聖火ランナーは高校生ぐらいの男の子だった。両脇に市長さんやら街のエライさん、そしてマスコットキャラクターの「ツルゴン」などが居並び、記念写真に応じている。それにしても会場にいる警察官の多さには驚かされた。天皇陛下のご巡幸でもあるのかと思う程、過剰な警備体制だった。

会場に近づくと警備車両が数多く駐車している

聖火ランナーと街のお偉いさん方(マスクしてネーじゃないか!)

 スタート時間となり、聖火を持つ男の子がにこやかに手を振りながらコース沿いをゆっくり走り始める。その両脇を警察官や関係者などが、幾分固い表情で並走する。その後を警備車両が何台も連ねて粛々と前進して行く。一見すると、平和の祭典というより警察の観閲行進の感が無きにしも非ずだ。

ネット配信動画の撮影カメラ車を先導に、聖火ランナーがスタート

沿道は凄い歓声(何だかんだ言いながら日本人はお祭り好きだ)

その後を延々と続く警備車両の車列

 生の聖火リレーは2回も見た私だが、予約チケットを入手できなかったので生のオリンピック競技を見る事は叶わない。と思っていたら首都圏の競技会場は全て無観客試合になったという。そこで一句頭にうかんだ。「オリンピック、皆で見なけりゃひがまない」・・オソマツ。

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