8月4日(日)
先日のブログでも少し触れたが、埼玉県鶴ヶ島市の最大イベント「脚折雨乞祭り」が8年ぶりに開催された。このお祭りは江戸時代に起源を持つ雨乞行事だが、昭和の時代に街の都市化と共に廃れてしまった。それを地元住民達の努力で近年復活させ、今は4年に一度オリンピックの年に開催されています。
龍神様の渡御コース
今日はお祭りを最初から見てやろうと、お昼過ぎに龍神様のスタート地点である白髭神社へ向かった。午後1時に竹と藁で作られた重さ30トン、長さ36mの龍神様が300人の男衆に担がれて白髭神社を出発する。
出発を待つ龍神様
白髭神社
龍神様の出発
長いので曲がるのに一苦労
街中へと出発する
ワッショイ、ワッショイの掛け声と共に、昼下がりの街中を龍神様がゆっくり練り歩く。屋外の気温は体温を越える炎熱地獄、見物人も汗だくだが担ぎ手の衆も汗だくでどの顔も真っ赤、ゴール地点の雷神池まで2㎞の道程を2時間掛けて進んで行く。
県道交差点を通行止めにして通過中
国道407号を目前にして一休み
国道を遮断して、龍神様が通過
予定より15分ほど遅れて、午後3時過ぎに龍神様が雷神池へ辿り着いた。そのまま池へ突っ込むかと思ったら、池を目前にして20分ほどの休憩タイムになった。
龍神様が入水する雷神池
龍神様が池に到着
猛暑の中、担ぎ手の衆も辛いだろうが、見物する側も暑さで頭がボーッとしてくる。何人か、熱中症になって運ばれて行く人もいた。午後3時半過ぎ、龍神様が重い腰を上げ、いよいよ池の中へ突っ込んで行く。
龍神様が池へ動き出す
いよいよ入水
龍神様は池の中を3周巡り、最後は担ぎ手衆の手でバラバラに解体されてお祭りはクライマックスを迎えた。あまりに暑くて見物するだけでクタクタになったけれど、8年ぶりの脚折雨乞祭りが見事に盛り上がって地域住民としては嬉しい限りです。
池の中を3周廻る
最後は担ぎ手の衆の手で龍神様はバラバラに解体されてお祭りは終幕を迎えた
久々だったが、お祭りは人の心をワクワクさせるものがありますね。翌日のNHKテレビや朝日新聞でも脚折雨乞祭りのニュースが報じられており、4年後はもっと盛大なお祭りになって欲しいものです。