Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

信州上田市、虚空蔵山~太郎山登山

2018年04月23日 | 山歩き

4月20日(金)     天気=晴れ

 

08:59兎峰コース登山口駐車場→ 09:15座摩神社→ 09:28鉄塔下→ 10:12兎峰分岐→10:14兎峰ピーク→ 10:16兎峰分岐→ 10:41~11:06虚空蔵山→ 11:18亀井城址跡→ 11:55~12:05秋和分岐→ 12:09西峠→ 12:20~43太郎山→ 12:53秋和分岐→ 13:36林道ゲート→ 13:39秋和コース登山口駐車場

 

 上信道を通るたび気になっていた上田市の虚空蔵山、春の好日に登ってみる事にした。朝方我家を出発すると「関越道の本庄児玉と藤岡の間が交通事故で通行止めになった。」とラジオで報じている。困ったなと思いつつ花園インターで関越道を降り、藤岡インターまで一般道を迂回したが約30分程のロスで済んだ。

 上田菅平インターで上信道を降り上田の市街地を抜けて、秋和コースの登山口に着き、此処に折畳み自転車を残置する。その後車で兎峰コースの登山口へ向かう。駐車場が見つからず通りすがりの女性に場所を聞くと新幹線高架下にあると教えられた。言われたとおり向かうと車道から少し上がった坂の上に車10台は停められそうな空き地があった。

 新幹線高架下の駐車場

 此処に車を停めて出発する。新幹線高架下を潜ると直ぐに虚空蔵山への登山口があった。ジグザグで登り易い坂が続き、登山口から10分余で座摩(ザマスリ)神社に着く。山中にしては随分立派な神社である。

 兎峰コース登山口

 座摩神社

 神社の左手から道が伸びており、樹林帯の明るく心地よい尾根道が続く。高圧電線鉄塔の下を通り緩やかな道を進むと、沢越しの左側上部に大岩の岩壁が見える。

 高圧電線鉄塔下を抜ける

 樹林帯の快適な登山道

 対岸に大岩の岩壁

 やがて緩やかな道が急登に変り、その後ロープが張られた岩場が数十m程続いた。岩場を抜けた上部が兎峰への分岐で、分岐から数分で兎峰のピークに立った。ピークの展望は素晴らしく春朧の中に上田の市街地や信州の山々が望めた。

 兎峰直下の岩場

 兎峰ピークから上田市街地

 分岐に戻り再び急登の道をしばらく登って行く。やがて道は左へ曲がり緩やかに進んで行くと虚空蔵山手前の稜線に達した。左へ曲って急坂を越えると虚空蔵山(コクウゾウヤマ)(1077m)であった。

 兎峰分岐

 虚空蔵山山頂

 明るい雰囲気の山頂は居心地が良く、真下には上田の市街地が広がり正に上田市民の山という感がある。30分程ノンビリ休憩し山頂を後に太郎山へと出発する。

 山頂から上田市街地方面

 山頂から太郎山方面

 先程登って来た兎峰コース分岐まで戻り、そこから小さなピークを二つ程超える。いずれのピークにも標識があり、手前が「積城跡」その先のピークが「亀井城跡」と記されていた。こんな高所に城跡がある何て一寸驚きだ。

 虚空蔵山手前の岩場

 亀井城跡ピーク

 亀井城跡からロープを伝って急坂を鞍部まで降り、その先からはコブシや山桜の花が咲く緩やかで快適な尾根道が続く。やがて緩やかなピークを越えた地点に、秋和コースの分岐があった。

 亀井城跡ピーク直下の降り

 太郎山へ向かう快適な登山道

 秋和コース分岐

 秋和分岐から5分程進むと明るい広場の西峠で、ここからも上田市街に降る道がある。西峠から10分余の登りで太郎山(1165m)に着いた。山頂はテントが幾つも張れそうな明るい草原の広場で、とても快適だ。虚空蔵山とは違ったアングルで上田市街地の展望が拡がる。西側には虚空蔵山の山頂が小さく見える。

 西峠(緑ヶ丘コース分岐)

 太郎山山頂

 太郎山山頂から上田市街地方面

 20分程休憩し山頂を後にすると秋和分岐まで戻り、ここから秋和コースを降って行く。最初は緩やかな杉林の中を進み、やがて沢状の道をジグザグに降る。道はあまり歩かれていないようで、落ち葉が積もり隠れた石に時折足を取られたりするものの、標識も所々設置され静かで気持ちの良い道だ。

 秋和コースの杉林を降る

 所々案内標識が設置されている

 落ち葉の積もった一寸歩き難い下山道

 分岐から40分程で荒れた林道に降立ち、そこを右に曲って行くと直ぐに舗装された車道に達し、僅かに降ると鉄製のゲートがあった。ゲートを潜るとその下が登山口の駐車場で私の赤い自転車がポツリと置かれていた。

 登山口上の林道ゲート(簡単に通過できる)

 ゲート下の登山口駐車場(車3台分程)

 妻を登山口付近で待たせ、私は自転車で車を停めている兎峰コースの登山口駐車場まで戻る。再び妻の所まで戻ると今宵の宿泊地、田沢温泉へ向かう。青木村の山奥にヒッソリと佇む田沢温泉の和泉屋旅館は家族経営の小じんまりした宿だったが、静かで綺麗な部屋と地元の素材を活かした素朴で新鮮な料理がとても美味しく再び訪れたくなる本当に良い宿であった。

 気持ちの良い山歩きを終えて、ノンビリと温泉に浸かっていると、思わず「ウ~極楽、極楽」と呟きたくなる、こんな一日が私にとっては至福の時と言って過言では無い。

 

コメント
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