2月20日(金)
最近「顔小さい~」という言葉をよく聞く。若い娘がトレンディー俳優なんかに対して使っており、これは「カッコイイ~」と同意義の誉め言葉らしい。この言葉は何時から使い始めたのだろうか。少なくとも私の若い頃には聞かなかった。あの頃の芸能人は特段顔が小さくは無かったし、「王将」や「人生劇場」の大ヒットで有名な演歌歌手の「村田英雄」さん何かは、顔のデカさと男臭さを売りにしていた。
私が子供の頃は、頭がデカい子など「賢そうだね。」と誉められたような気がする。チラッと耳にした話しだが「日本人は外国人に比べて、身体に対する頭の比率が大きいから優秀なんだ。」と聞いた記憶もある。つまり身体に対する脳ミソの比率が高いという事で、車に例えると「車体はコンパクトなのに、エンジンは大出力だから性能が良い。」という意味ですね。
最近の日本の若者は体格が向上したとは言え、白人(特に北欧系)に比べるとまだスタイルと体格では敵わない。そんな白人に対する日本人の根強い憧れと劣等意識が、「顔小さい~。」を誉め言葉にしたのではと私は勝手に推測している。
そうだとしたら由々しき問題だ。顔(頭)がデカくて何故悪い。パンダやコアラ、キティちゃん、それに不二家のペコちゃん、ポコちゃんも顔(頭)がデカいから愛嬌があって可愛いのだ。
殺伐とした今の時代だからこそ、愛嬌があって可愛げのある人間が必要とされるのではないか。故に、「顔デカ~い。」がカッコイイと思われるそんな世の中になって欲しいと、実質6頭身の私は強く願うのである。