Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

「アゲイン28年目の甲子園」は感動の映画だった。

2015年02月03日 | 映画・コンサート

 2月3日(火)

 たまには仲睦まじい夫婦を演じなければと、先日妻を誘って映画館に行った。上映中の映画の中に重松清の小説「アゲイン」を映画化した「アゲイン28年目の甲子園」という作品があった。

 「アゲイン」はまだ読んでいないが、重松清さんはホノボノとして感動させられる小説を書くから大好きな小説家だ。出演者も中井貴一を始め演技派揃いだから面白かろうと館内に入った。

 坂町晴彦(中井貴一)は妻と離婚し、今は両親も亡くなった実家で一人暮らしをしている冴えない中年男だ。そんな彼の元に見知らぬ女子大生が訪ねてくる。

 女子大生の名は戸沢美枝、彼女は「マスターズ野球大会実行本部の関係者で、元高校球児である晴彦に大会へ参加しないかと声を掛けてきたのだ。「マスターズ甲子園」とは実在の野球大会で、星野仙一さんが名誉会長をやっている。中年となった元高校球児達に今再び甲子園を目指さないかという主旨の大会です。

 最初は頑なに断る晴彦だったが、美枝の父親は高校時代の晴彦と因縁の関係があると判明する。そこから物語は複雑に絡んでいき、最終的に晴彦らのチームはマスターズ甲子園を目指す事になる。

 ストーリーの詳細を説明するには膨大なページを要するので省略するが、この映画は家族そして球児達の情愛を描いた作品です。ほろ苦い中年男役の中井貴一が役柄にピタリとはまっている。柳葉敏郎他の出演陣も好演し、味わいある映画になった。又映画の舞台が我家の近在である川越市であったのも、より身近に感ずる一因だった。

 様々な波乱を越えて感涙ハッピーエンドのラストシーンを迎え、多くの観客が涙を拭っていた。重松清の小説の良さが充分に活かされた感動の映画でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする