え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

森崎書店の日々

2012年10月28日 | ドラマ
2010年 日本 109分 ドラマ/文芸/古本屋
監督・脚本/日向朝子
原作/八木沢里志『森崎書店の日々』(小学館文庫刊)
出演/菊池亜希子、内藤剛志、岩松了、田中麗奈

(79点) 恋愛で傷ついた女性が古本屋街で立ち直る小品

同じ会社の先輩にふられた菊池亜希子は精神を病み、仕事を辞め、引きこもりになってしまう。
心配した母親は弟で菊池亜希子にとっては叔父にあたる内藤剛志に相談。
内藤剛志は神田で古本屋をやっていて菊池亜希子にその二階に住めと提案。
古本屋を手伝いながら暮らすうちに内藤剛志や書店の客、小説や書店街によって心の傷を癒す菊池亜希子。
そんなしみじみとした文学の小品を映画にしたような佳作。


DVDのジャケットが気になって借りた一本。
「悪魔の植物人間」と同時進行で観た私の頭もどうかしているが、まあそれなりに面白かった。
以前、小説を読むことにハマった時期があり、現代の文学小説の中には本に対する愛情に溢れた作品がいくつもあることを知った。
そのときに読んだ文芸小説で「いつか王子駅で」を思い出しながら観た。
内藤剛志のおさえた演技が見せ場の映画だが、個人的には「あ、やっぱり田中麗奈だったか」程度の存在感を見せる田中麗奈が良かった。
神保町の書店街のPR映画に過ぎないが、嫌いじゃない。
アマゾンのレビューではそれなりに好評で、まんまと購入した人もいるらしいが買ってまで観る映画ではないかも。
一服の清涼剤的一本ではある。


(2012年10月新作レンタルDVD五本1,000円にて鑑賞)

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