え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

呪怨2 (Vシネ版)

2010年10月09日 | ホラー
2000年 日本(東映ビデオ) 76分 ホラー
監督・脚本/清水崇
出演/大家由祐子、芦川誠、藤井かほり、斎藤繭子
   諏訪太朗、でんでん、松山鷹志、柳ユーレイ
(75点)前作の続編ではなく後編。怨霊ゾンビ映画。

不動産屋の妹は兄のマンションがかつて加椰子の呪いによって母子惨殺の現場だったことを知り自らも加椰子に取り憑かれ狂ってしまう。実家に囲われるが加椰子の呪いは両親をも死に追い込む。
一連の事件を追っていた刑事もまた加椰子の呪いの餌食となり、唯一生き残った不動産屋の息子にも加椰子の呪いが迫る。しかも集団で。
加椰子に殺された者は次々と怨霊加椰子に姿を変え、どんどんと増殖していくのだ。そしてその恐怖はそのまま劇場版へと繋がっていく。
加椰子の隣では白塗りのとしお君が今日も鳴く。「ニャ~オー!」


二作品観てようやく完結のビデオ映画。しかも前半30分はまんま前作のエピソードを使っていて、間違って一作目をまた借りてきたのかと思うほどだった。
正味2時間弱の映画なので一本でも出来たが、このノリで2時間はキツイし、製作上の諸条件で二作になったのは仕方のないことなのかも。
時間配列が現在と過去をバラバラにして連作短編として繋げているため、やや難解な印象を受けさせるのが残念だが、それが味でもある。ただファンサイトの解説でようやく不動産屋の自宅と加椰子との繋がりが解るなど、やや本編だけでは解りにくい部分が多い。
でもラストの展開で、あ、これってゾンビだと思った。ゾンビに食われてどんどんゾンビが増えるように加椰子に襲われてどんどん加椰子が増える。幽霊モノの印象が強かったがバケモノ映画だ。清水崇の映画って「輪廻」とか「怪奇大家族」とか、結局はみんな一緒のノリだと思って、なんかスッキリした。映画版も引き続き観ようと思った。

(2010年10月DVD100円レンタルにて鑑賞)

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