え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ラインの監視

2023年02月19日 | ドラマ
1943年 アメリカ(ワーナー) 114分 ドラマ/戦争プロバガンダ
公開 北米:1943年8月27日 日本:1946年3月28日(戦後)
監督/ハーマン・シュムリン 原作/リリアン・ヘルマン(戯曲) 脚本/ダシール・ハメット
出演/ベティ・デイヴィス、ポール・ルーカス、ルシル・ワトソン、ジェラルディン・フィッツジェラルド
第16回アカデミー賞・主演男優賞(ポール・ルーカス)受賞
         ・ノミネート/作品賞、助演女優賞(ルシル・ワトソン)、脚色賞

(60点)戦時中に作られた戦争プロバガンダでアメリカに亡命した反ナチ活動家の夫婦愛を描く賞取り映画

1940年、ドイツ人のエンジニアであるクルトはアメリカ人の妻サラと3人の子供たちと共に妻の実家であるアメリカにやって来る。
クルトは反ナチの活動家で家族の安全とアメリカでの反ナチ活動をするため亡命したのだった。
18年ぶりに娘が帰ってくることに喜ぶ大金持ちの母親や家族だったが、その中に亡命者の密告で金をせしめる小悪党がいた。

 
第二次世界大戦の戦時中1941年に上演された舞台を主演男優、初演演出家、原作者のパートナーによる脚色で映画化。アカデミー賞にノミネート受賞を果たした戦争プロバガンダ映画。
10枚組1800円の廉価DVD-BOXに収録されている順に観て行こうとした二本目。面白くはないので見終えるのに二週間かかってしまった。
80年前の映画で1枚相当180円とは思えない程綺麗な画質ではあったが、元が舞台劇だからか舞台劇のような会話劇だった。
簡単に言うと、怪しいドイツ人には気を付けなはれ、でも良いドイツ人もおるよ、アメリカの正義を示すため立ち上がるのだ!!と言うことか。世界史や映画史を知る上では興味深い作品かも。こういう映画こそ当時のことを教えてくれる特典映像とか欲しいのだが廉価BOXの一枚でしか商品化はないかも。ネット検索してたら元祖悪女女優として知られるベティ・デイヴィス特集として紹介されていた。今作では一転してアメリカの良き妻良き母として聖母的な役だった。私はなんとなく名前だけ聞いたことがある程度だったので美人お母さんとしか見てなかったが悪女女優のイメージを知っている人から見ると違和感があるらしい。
見終えた後、本当は廉価BOXの次の作品を観たかったが、どおしてもその時代の関連作でもある「チャップリンの独裁者」をちゃんとは未見だったし所持していたので続けて観ることに。


(2023年2月3日くらいから2月19日休み休み鑑賞 所持DVD)


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