え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ウエスト・サイド物語

2012年10月28日 | クラッシック
1961年 アメリカ 152分 ミュージカル/青春
監督/ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
作曲/レナード・バーンスタイン
出演/ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリス、リタ・モレノ

(95点) 映画史に残る名作ミュージカル、劇場で観るべき映画

ニューヨークのスラム街でイタリア系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団というチンピラグループが対立し無益な争いをつづけていた。
そんな中でダンスパーティーで運命的な出会いをしたシャーク団リーダーの妹マリアとジェット団のOBトニー。
二人はすぐに恋に堕ちるがグループの対立が悲劇を生む。
そして、争っては踊り、恋しては歌い、引き裂かれては踊るのだ♪


映画史に燦然と輝く名作中の名作だが、まだ観てなかった。
こーゆーのはやっぱり映画館で観てみたいと思いつつ観てなかった。
岐阜のロイヤル劇場で上映していたのでわざわざ観に行く。

ストーリー自体は「ロミオとジュリエット」を現代ニューヨークの不良の抗争に置き換えたシンプルな内容だがダンスと音楽はそれなりに見応え十分。
やはり50年も前の映画なので当時としては最先端だったのだろうが表現は古臭い。
その古臭さがたまらんとも言えるが、ビックリしたのがポスターで踊っている真ん中の男は主役でなかった。
主要人物ではあるが脇役。敵役。ヒロインの兄だった。
ヒロインのナタリー・ウッドは突出した魅力を残す程ではないが表情やしぐさが愛らしくて良かった。
でもそのヒロインが恋に堕ちる主役の男があんまし魅力的ではなかったのが残念。
中学の英語の教科書に載っていた作曲家バースタインの音楽はやはり素晴らしく、とくに中盤のラストで登場人物それぞれの想いを乗せて決闘の夜を迎えるシーンでの歌合戦は凄かった。
でもラストの後味の悪さはちょと映画を台無しにしてしまっている印象。

(2012年10月岐阜ロイヤル劇場500円にて鑑賞、交通費1,000円)

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