え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ケイコ 目を澄ませて

2023年02月13日 | ドラマ
2022年 日本 99分 ドラマ/アート系
監督/三宅唱
原案/小笠原恵子
出演/岸井ゆきの、三浦誠己、松浦慎一郎、仙道敦子、三浦友和

(79点) 耳の聞こえない女子プロボクサー岸井ゆきののいる風景

実在のろうあ者の女性ボクサーの自伝を原案にして描かれるコロナ渦の東京下町の風景映画。
先天的に耳の聞こえないケイコだったがプロボクサーになり二戦目を行う。判定でなんとか勝ったがボコボコにされ気落ちしてしばらく試合はしたくないと思っていたらボクシングジムが経営難と社長の病気で廃業することに。しかしそんなことと関係なしに荒川の橋を電車は行き来するのだった。そしてそんな橋の下でケイコはシャドウし、社長はそれを見つめたり、バイト中の対戦相手がひょっこり挨拶しに来たりして、しかしそんなことと関係なしに今日も荒川の橋の上を電車は行き来するのだった。

 
2022年度のキネ旬ベストテンの一位になっていたので気になって観に行ったが思ってた映画とは違った。先天的に耳の聞こえないろうあ者の女性ボクサーを描いた感動作かと思っていたら東京の下町の風景の中にいる岸井ゆきの映画だった。そうだったキネ旬で一位になるような映画だった。名古屋のテレビ局メーテレの60周年記念作だったことも気になり観に行ったのだが東京の話だし内容的にはメーテレとは関係ない映画だった。面白くも楽しくもなくそれを求める映画でもないが映画館で観ればキネ旬で一位になる映画なんだなーと思って観ることの出来る映画だった。とりあえず岸井ゆきのは可愛かった。可愛い岸井ゆきのが頑張っている映画が観れただけでまあいいか。個人的にこの映画の岸井ゆきのが職場の後輩で心が折れて退社した女の子にちょっと似ていたので、ちょっとその女の子と被せながら観てしまった。

(2023年2月13日センチュリー1にて有料鑑賞1500円)


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