え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

モリのいる場所

2019年01月31日 | ドラマ
2017年 日本(日活) 99分 ドラマ/伝記/アート
監督/沖田修一
出演/山崎努、樹木希林、加瀬亮、吉村界人、光石研
   青木崇高、吹越満、池谷のぶえ、きたろう、三上博史

(70点) じいさんとばあさんと庭とガヤの人々と

子供みたいな絵を描く画家熊谷守一はモチーフである動植物を見つめるため毎日自分家の庭を徘徊。30年自宅から外に出たことがないと言う。しかし外界からはそれぞれの思惑で守一を訪ねてくる人々で結構賑やか。そんな守一を支える奥さんとの晩年の日常をどことなくNHKドキュメンタリーのような感じで綴った一遍。

なんか夫婦愛を謳ったユーモラスでほのぼのとした感動作として扱われそうな映画だが、私には「悪意の塊」のような映画にしかみえなかった。根性の悪さがにじみ出てくる人たちばかり出てくるし、食い物にされる有名画家も騙されるようなタマじゃないし。だって奥さんが樹木希林だもの。映像的に緑あふれる庭の美しい風景でなんとか我慢できた。
もともと熊谷守一の絵が好きだったので興味を持ったのだが樹木希林が出てるので観に行きそびれていた。
一回劇場の前まで行ったのだが、ちょうど樹木希林が死んだ直後でそのとき樹木希林出演作を上映している所が星が丘三越劇場しかなかったので超満員で入れなかった。
DVDレンタルでようやく観れたが、熊谷守一の絵はオープニングに一点出てくるだけだし絵を描いているシーンもないので、熊谷守一の絵を知らないとボケた爺さんが庭を徘徊しているだけの映画にしか見えないかも。


(2019年1月31日TUTAYA商品準新作108円にてレンタル鑑賞)


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