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え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

2015年04月26日 | ドラマ
2014年 アメリカ(FOX) 120分 コメディ/ドラマ
監督/アレハンドロ・G・イニャリトゥ 撮影/エマニュエル・ルベツキ
出演/マイケル・キートン、ザック・ガリフィナーキス、エドワード・ノートン
   アンドレア・ライズブロー、エイミー・ライアン、エマ・ストーン
   ナオミ・ワッツ、リンゼイ・ダンカン

(85点) ワンシーン・ワンカット風の斬新な映像表現で描くブロドーウェイの内幕もの

「バベル」の監督が「ゼロ・グラビティ」のカメラマンと組んでワンシーン・ワンカット風の斬新な映像表現を使いマイケル・キートン主演で描く演劇界の内幕もので2014年度アカデミー賞作品賞受賞作。
かつてヒーロー映画で活躍したが今はパッとしないマイケル・キートン。
再起をかけた自身の演出による主演舞台が初演間近。
しかしトラブルは連発するし、精神的プレッシャーから幻覚の最中にいる。
評論家から嫌われてるし、代役の二枚目俳優は主演を差し置いて目立とうとするし、しかも愛娘にも手を出してるようだ。
嗚呼、幻覚のバードマンがバードマンが!!


映画館じゃないととても観てられない。
エマ・ストーンが魅力的。ラストはいろいろ解釈できるが前向きに解釈。
ドラムのBGMが良し。
イカれた役をやらせたらマイケル・キートンは最強だ。
ただ言うほどマイケル・キートン=バットマンの印象は強くないので、そこへの感情移入は出来なかったのが残念。
マイケルキートンの凄さはコメディ映画「ドリームチーム」の精神異常者役が凄かった。ホンモノの迫力があった。
いやバッドマンの変態ヒーローも凄かったけど。


(2015年4月伏見ミリオン座にてポイント鑑賞)
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アメリカン・スナイパー

2015年04月06日 | ドラマ
2014年 アメリカ(ワーナー) 132分 ドラマ/戦争/アクション
監督/クリント・イーストウッド
出演/ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス
    ジェイク・マクドーマン、ケヴィン・レイス、コリー・ハードリクト

(80点) イラク戦争で160人も狙撃し伝説と呼ばれた男をイーストウッドがご紹介

カウボーイだったその男は同時多発テロに衝撃を受け愛国心を持って軍人となる。
狙撃の名手としてネイビー・シールズからイラクへ派遣され次々と敵を打ち殺しアメリカ兵を救った。
アメリカ兵からは伝説と呼ばれイラク側からは賞金首とされる。
ライバルでイラク最強の狙撃手と何度も攻防し、遂に狙撃を果たして軍を引退。
家庭では良い親父、良い旦那だったが、戦争体験で当然精神をむしばわれていた。
同じ症状で苦しむ軍人をサポートすることで、なんとか持ち直していくが・・・。


クリント・イーストウッドのアカデミー賞ノミネート作として話題だったので観る。
意外と監督作品を観ていないのだが大衆的な問題作を撮れる人だと思う。
アメリカ側からのイラク戦争だが強く正当化するわけでも批判するわけでもなく、こういったことがあったと言うことがただ描かれていて印象は悪くない。


(2015年4月ミッドランドスクエアシネマにて金券鑑賞)

なんか知らんけど上映直後観客のオヤジがちょっと騒いでいて迷惑をかけたとかで上映終了後、無料チケットが配られてタダで観てしまった感じ。上映トラブルには時々遭遇するが払い戻し経験はほとんどないので珍しいことだ。ミッドランドスクエア良い劇場♪
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イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

2015年03月29日 | ドラマ
2014年 イギリス/アメリカ 115分 ドラマ
監督/モルテン・ティルドゥム
出演/ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ
    マシュー・グード、マーク・ストロングス、チャールズ・ダンス

(75点) 天才数学者がいたと言うこと

第二次世界大戦中ドイツの難解な暗号を解析するため天才数学者を中心にしたチームが秘密裡に組まれた。数学者は天才ゆえに孤立しつつもキーナライトレイのおかげでチームに溶け込むことができ、いろいろあってコンピューターの元祖的機械を完成させ暗号を解析。いろいろあって戦争は終わるが教授らの功績は隠され、なおかつ同性愛者だったため教授の仕事も奪われる。ホモだったからこそ人と違う感性でコンピューター作ったのにー。

イギリス政府により50年伏せられた事実。こーいう人がいたと言うこと知る上で良い映画だと思う。いや前半50分くらい寝てまったので観たと言って良いのか。かろうじてストーリーはわかった。もっぺん観たい程ではなかったが良い映画だとは思う。DVDレンタル解禁し100円で見れるようになった時に覚えてたら前半部分を見よう。

(2015年3月伏見ミリオン座1階にて1,000円鑑賞)

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はじまりのうた

2015年03月11日 | ドラマ
2013年 アメリカ 104分 ドラマ/音楽
監督・脚本/ジョン・カーニー
出演/キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ
    ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レヴィーン
    ジェームズ・コーデン、キャサリン・キーナー

(90点) 歌手とプロデューサーが音楽の力で再生していく

かつてのヒットメーカーもすっかり落ちぶれて自分が設立したレコード会社をクビに、家庭内も上手くいかず、愛娘もやさぐれているようだ。
もう、アカン・・・。
そんなときキーラ・ナイトレイの歌に出会う。
しかし、そのキーナ・ライトレイもバンド仲間でパートナーだった男が一人売れ、さらに浮気され失意のどん底だった。
それを心配したバンド仲間が無理やり出演させたライブで落ちぶれたプロデューサーに声をかけられたのだ。
それぞれの再起をかけてテビューに向けて売り込むが、レコード会社は取り合ってくれない。
しゃーない。ゲリラ的に街かどでレコーディングすることに。


評判のキーラ・ナイトレイの歌声は私には響かなかったが物語は面白かった。
以前、マイナー女性歌手のライブを追っかけまわしていたことがあり、歌手とプロデューサーを中心とした音楽愛に満ちた最下層のお話として心打たれるものがあった。
堀下さゆり、やなわらばー、植村花菜、相馬裕子、ちぃぼー、結香などなどの想い出とともに心にしみた。


(2015年3月ミリオン劇場にて有料鑑賞)

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アゲイン 28年目の甲子園

2015年02月08日 | ドラマ
2014年 日本(東映) 120分 ドラマ
監督・脚本/大森寿美男  原作/重松清
出演/中井貴一、波瑠、門脇麦、柳葉敏郎、和久井映見

(85点) オススメ。野球少年だったオヤジ向け映画。波留が綺麗♪

元高校球児たちが再び甲子園を目指す「マスターズ甲子園」。
高校球児だった亡き父の謎を知るため中井貴一のもとを尋ねる波留。
娘との関係がギクシャクしていてそれどころじゃないが、いろいろあって、かつて甲子園目前で波留の父のせいで出場断念した甲子園を再び目指すことに。
波留の父に恨みを持つ柳葉敏郎や西岡徳馬の言葉に波留は傷つくが、そこに全てを知る和久井映見が現れる。


いや、まー、とにかく、波留が綺麗♪
この映画には全然興味なかったが、予告に映っていた波留に魅了されて観に行った。
予告どおり美しい波留が見れた、しかもほぼ出ずっぱりなのでそれだけで満足なのだが、映画も面白かった。
原作がしっかりしてるんだろうね。
和製フィールド・オブ・ドリームだった。
悔いを残したままの親父たちが再び野球をする、甲子園を目指すことで過去のわだかまりに蹴りをつけ、ついでに家族の絆も深めたりする。
綺麗すぎて私には共感しにくいが良い映画ではある。
とりあえず波留が美しいので大満足。


(2015年2月中川コロナにて有料鑑賞)

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6才のボクが、大人になるまで。

2015年01月18日 | ドラマ
2014年 アメリカ 165分 ドラマ/青春
製作・監督・脚本/リチャード・リンクレイター
出演/パトリシア・アークエット、エラー・コルトレーン
    ローレライ・リンクレイター、イーサン・ホーク

(80点) 必見。12年かけて作った以外は普通のホームドラマ

6歳の少年が大人になるまでに起こる家庭の事情と個人的事情。
母が再婚して姉弟が出来たり、離婚して姉弟と別れたり、時々実父とキャンプしたりしつつ12年が一年づつ過ぎていき高校を卒業。
大学に行くため家を出る。
アメリカじゃあそれが大人になると言うこと。
そんな12年を12年かけて描いた少年の成長物語と、その周りの物語。


アカデミー賞はとるであろう。
馬鹿な映画だ。
よくもまー12年もかけてただの劇映画を撮ってしまったものだ。
冒頭のシーンを見ながら、コレ12年前の映像なんだよなーと思うと、それだけでなんか凄い。
しかし主人公の少年が大人になっていく以外、案外12年の時を感じない。
そこが12年かけた意味だとも思う。
幼年期、少年期、青年期と役者を変えて普通の手法で撮ったら12年を表すのに、もっと象徴的な出来事とか風俗とかファッションとかを画面に出して表現したはず。
でも大人になると思うけど12年なんてあっという間、それでも子供の成長でみたら凄いことなのだ。
こんな映画よく撮ったものだ呆れるし、二度と出来ないとも思うし、出来たとしても真似になっちゃうのでコレはアカデミー賞ぐらい取るでしょう。
トリッキーな撮り方はしてるけど、中身は普通のアメリカンなホームドラマ。
役者なんてジャンキーになったり家庭崩壊することも可能性として低くない、よくもまー無事に12年も同じ役者使って映画を完成できたものだ。
12年かけた、それだけの映画だけど、それが面白い。ただごとではない普通の映画。
アメリカ人が見たらもっと面白いんだろうーな。


(2015年1月ミリオン座にてポイント鑑賞)

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あゝ野麦峠

2015年01月09日 | ドラマ
1979年 日本(東宝) 154分 ドラマ/青春
監督/山本薩夫  原作/山本茂実  脚本/服部佳
出演/大竹しのぶ、原田美枝子、友里千賀子、古手川祐子
    三国連太郎、西村晃、地井武男、森次晃嗣、北林谷栄

(100点) 諸星ダンが原田美枝子の乳を揉む文部省特選映画

明治中期から昭和初期にかけて、少女たちは故郷から野麦峠を超えて製糸工場に連れて来られ過酷な労働を強いられていた。大竹しのぶは原田美枝子と女工ナンバーワンをかけてのライバル関係にあった。そんな二人にドラ息子の諸星ダンがえろえろ言い寄って来る。そんでもって二人とも体壊して、体壊さないと返してもらえないので、体壊して野麦峠を超え戻って行く。

小学生か中学生の頃、学校から映画館を貸し切って観に行った映画だった。
当時、国語の教科書に載っていたと思うので学校から観に行くのは必然だったが、出てくる女工役で一番可愛かった原田美枝子を押し倒して乳を揉みしだく森次晃嗣に唖然。
ダンが!ウルトラセブンの諸星ダンがなんちゅうことを!!
そりゃもう場内は大騒ぎさ。当時は文部省特選の映画でもこれぐらいのエロ表現が許されていた。
イイ時代だったなー。


(初公開当時、確か名鉄東宝にて学校から貸し切り上映会にて鑑賞)
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ル・バル

2015年01月06日 | ドラマ
1984年 イタリア/フランス/アルジェリア 112分 ドラマ/音楽
監督/エットレ・スコーラ
出演/ジュヌヴィエーヴ・レイ=パンシュナ、レジ・ブーケ
    マルティーヌ・ショーヴァン、エティエンヌ・ギシャール

(90点) ダンスホールを舞台にノンセリフで描き切った洒落た群像喜劇

踊りながら、ダンスホールで男と女が出会う。
踊りながら、それぞれの時代をそれぞれの恋と青春を過ごす。
戦争や苦しい時代を過ごしながら、ダンスホールで生まれる人生模様。
ル・バル、踊りながら、セリフなしでほぼダンスシーンだけで数十年の人間模様を描いたベルリン映画祭銀熊賞受賞の名作。


その当時、名古屋でゴールド劇場とシルバー劇場の隣り合わせた2館での上映作だけでミニシアター系列のアート映画の主要名作がほぼ観れた。
二本立て上映で映画館を信じてほぼ映画情報を入れずに観に行ってたりしてた。
この映画はダンスホールで10数人の男女が踊っているだけで約二時間楽しませてくれてビックリした。
もとは舞台劇のようで、そのオリジナル役者が出演しているらしい。
踊っているだけで表現するそれぞれのキャラが楽しいのだが、途中から戦争批判の物語に突入し、ちょっと説教臭く感じた。
メインテーマの「待ちましょう」のメロディーが最高。


(1985年頃ゴールドかシルバー劇場で有料鑑賞)
 当時上映 たぶん「セブン・ビューティーズ」こっちがメインで観に行ったような・・・。

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日本のいちばん長い日

2014年12月14日 | ドラマ
1967年 日本(東宝) 157分  戦争/ドラマ/史実
監督/岡本喜八 脚本/橋本忍
製作/藤本真澄、田中友幸
出演/三船敏郎、笠智衆、志村喬、加藤武、松本幸四郎
   高橋悦史、黒沢年男、天本英世、 土屋嘉男、加山雄三
ナレーション/仲代達矢

(100点) 日本が敗戦を決定した日、発表を阻止するクーデターも動き出す

広島、長崎に原爆が投下され天皇は敗戦を決断。
政府も終戦に向けて動き出すが、それを良しとしない軍部の一部が暴走。
玉砕覚悟の愛国心を持ってクーデターを起こす。
しかし、それでは日本は無くなってしまう。
終戦を決め、国民への発表までの長い長い一日の攻防を描いた昭和の歴史史劇。


骨太な娯楽活劇の監督岡本喜八の代表作として題名は知っていたが内容は知らなかった。
なんとなく任侠映画の超大作とさえ思っていたのだが、終戦にまつわる歴史ミステリー大作だった。
岐阜のロイヤル劇場で昭和のスペクタクル大作特集として「釈迦」に続いて上映されていた。
面白そう、と思って見に行ったら、たまたま昨日観た「太陽」と同じ日を描がいた映画で、コッチを先に観たら「太陽」がもっと意味深く観れたのにと思った。
真面目な映画だけど、そこは岡本喜八。娯楽大作として二時間半だれることなく一気に観れた。
黒沢年男の間違った正義感が恐ろしくも印象に残る。
戦争駄目よ!


(2014年8月岐阜ロイヤル劇場にて500円交通費1000円にて鑑賞)

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マダム・マロリーと魔法のスパイス

2014年12月01日 | ドラマ
2014年 122分 インド/アラブ首長国連邦/アメリカ ドラマ/コメディ
監督/ラッセ・ハルストレム
出演/ヘレン・ミレン、オム・プリ、マニシュ・ダヤル、シャルロット・ルボン

(79点) フレンチの名店の真ん前にインド料理屋が開店して・・・

いろいろあってインドからフランスにやって来た料理一家。
しかし、オープンした店のすぐ真ん前のミシュラン一つ星レストランといがみ合う。
そんな中、互いの若き料理人はアッチチ。
アチチしながらインド人ハッサンはその才能を開花させていく・・・。


おすぎがやたらと褒めていたので観たのだが、そこまで面白いとは思わなかった。
いや、良い映画だとは思うけど、邦題が悪い?ミセス・マロリーが主人公かと思いきや群集劇?
あと、これ実話?フィクションにしてはドラマ的盛り上がりが薄いような気がした。
映画ファンの評判は良いようなので良い映画なのでしょう。


(2014年11月ミリオン座にて会員1000円にて鑑賞)

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LIFE!/ライフ

2014年09月29日 | ドラマ
2013年 アメリカ(FOX) 114分 ファンタジー/ドラマ/アドベンチャー
監督/ベン・スティラー
出演/ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、ショーン・ペン

(77点) 妄想社員が現実の大冒険へ

妄想では大冒険を繰り広げるが実際には地味なサラリーマンが雑誌「LIFE」の最終号の表紙を飾るはずだった写真を探しに本当の冒険に出る無茶なヒューマンファンタジー。

現実の冒険が嘘くさすぎて全部妄想にしか見えんのはどうかとも思った。
ほぼ予告編どおり。
劇場に観に行こうかと思ったが吹き替えを岡村隆史がやると聞いて、何故か観る気が失せてしまったのだが、それなりに評判が良かったのでレンタル解禁でDVDを借りたのだが、上手くノレなかった。
主役の妄想癖はあるが実直な青年が人から貰ったプレゼントをゴミ箱に捨てるくだりが嫌い。
これだけで、なんかノレない。
妄想とは言え、映画の撮影ではある程度すげー冒険をしているのだろうから本編よりもメイキングの方が感動できそうにみえた。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作 「ニシノユキヒコの恋と冒険」「大統領執事の涙」
            「武器人間」「女ガンマン皆殺しのメロディ」

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バルフィ!人生に唄えば

2014年09月15日 | ドラマ
2011年 インド 151分 ドラマ/ロマンス/コメディ
監督・脚本/アヌラーグ・バス
出演/ランビール・カプール、プリヤンカー・チョープラ、イリヤーナ・デクルーズ

(100点) オススメ。障害者と人妻と自閉症の恋の行方と事件の結末

生まれつき耳も聞こえず喋れない男バルフィー。
行動はちょっと無茶苦茶なところがあるけれど心が温かく優しいバルフィーはみんなを幸せにした。
資産家と婚約中の絶世の美女に一目惚れしたバルフィーは婚約者がいることを知ってしまっても猛アタック。絶世の美女もそんなバルフィーに惹かれていくが、言葉の壁と婚約中と言うことで別れてしまう。
でも結婚してもバルフィーのことが忘れられなかった。
数年後再会したときバルフィーは誘拐犯として警察に追われていた。
バルフィーが誘拐したのは幼馴染で富豪の娘で自閉症のジルミル。
いろいろあって誘拐というカタチになってしまったが、心を閉ざしたジルミルにとってバルフィーはかけがえのない存在だった。
逃亡生活の中で絆を深めていくバルフィーとジルミル。
そして再会を果たした絶世の美女は家庭を捨ててバルフィーの元に走るが・・・。


こんな映画が作られるからインド映画は侮れない。
年間2千本近い映画が作られる世界一の映画生産国ながら日本で公開されるのは僅か数本。
そりゃもー相当面白い映画しか上映されないのでほぼハズレなし。
もーインド映画だけ観とけばイイと言うくらいの魅力を昨年から感じているのだが、今年になって観たインド映画もそれなりにスゲー面白かったが、ついに真打登場。
主人公がろうあ者でヒロインが自閉症。
これで心温まる娯楽映画にしちゃうんだから凄い。
主人公のバルフィーのキャラは正直、天真爛漫と呼ぶには身勝手でへたすると嫌な奴になってしまうのだがサイレントコメディの役者のような演技と演出で上手く昇華されている。
解説などではチャップリンとかキートンとかと比較紹介されているがフランスの喜劇役者ジャック・タチのキャラを強く感じた。
<ここからネタバレになります>
しかしイジワルな作りだ。
インド映画のくせしてアンハッピーな展開になるなんて、ジルミルがあんなことになってドキドキしたが、しかし、やっぱりそこはインド映画、最後はハッピーエンドでほっとした。語り部で本来ヒロインの絶世の美女にとってはハッピーエンドとは言いかねるが、この意地悪な語り口のためまんまとハッピーエンドになっちゃってる。
どこか懐かしいけどこんな映画、観たことがない。素晴らしい映画だ。
こんな映画が隠れているからインド映画には今後も注目だ♪


(2014年9月センチュリーシネマにて有料鑑賞)

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イン・ザ・ヒーロー

2014年09月14日 | ドラマ
2014年 日本(東映) 124分 ドラマ/アクション
監督/武正晴 エグゼクティブプロデューサー/李鳳宇
脚本/水野敬也、李鳳宇 アクション監督/柴原孝典
出演/唐沢寿明、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、和久井映見

(99点) オススメ。スーツアクターの映画愛と昭和的浪花節炸裂!

ブルース・リーに憧れアクション俳優目指して25年。
日本でアクションやるにゃー特撮ヒーロー番組のスーツアクターしかない現状。
主役なのに顔も名前も知られぬ日陰の存在。
それでも今日も元気にアチョー!
そんな唐沢寿明だったけど劇場版特撮ヒーローモノでついに顔出し!
やったぜ!元妻の和久井映見にに元気に報告。
でも売り出し中のアイドル俳優福士蒼汰にあっさりその役を持ってかれてしまう。
しかもクソ生意気な福士蒼汰の教育係まで頼まれて。
それでも今日も仲間と共に元気にアチョーアチョー。
いろいろあってハリウッドB級アクション超大作の危険なアクションシーンの役が回って来た。
死ぬかもしれない危険な役だが、やったぜ!元妻の和久井映見にに元気に報告。
馬鹿!と言われ、一旦しょげるが日本の特撮ヒーローのアクション魂を見せるためウワチャーーーー!!!


お、お、面白れーじゃねーか。
特撮ヒーローモノとか好きだし、スーツアクターの内幕モノに興味があって観たが、どーせつまんない映画だと思っていた。
お、お、面白れーじゃねーか。
まんまと感動しちまったぜ。
もー、オープニングの戦隊ヒーローのタイトル画面で掴まれてしまった。
特撮ヒーローモノなどに興味がないと、ひょっとしたらついていけない部分もあるかもしれない。
モデルとなった登場人物が実際にスーツの中の人として出てたりする二重構造まで楽しめると、もー涙もの。
しかし、まー、アナグロな映画だ。昭和感丸出し。
そこが、たまらん。
「蒲田行進曲」のスーツアクター版だが、個人的には本家より完成度も高し。
客は4割程度の入りだったけど、エンドロールが流れても誰も立たなかった。
でもエンドロール後のオマケ的シーンは蛇足だったような気がする。そこでマイナス1点。


(2014年9月109シネマにて株主券使用700円にて鑑賞)

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大統領の執事の涙

2014年09月06日 | ドラマ
2013年 アメリカ 132分 ドラマ/伝記
監督/リー・ダニエルズ
出演/フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー
    ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、ロビン・ウィリアムズ

(90点) 歴代大統領7人に仕えた黒人執事を通して語られる人種差別の歴史

奴隷解放はされたとは言え、まともな人間扱いはされていなかった黒人。
農場の主人に父を殺され母は廃人となり、そこを逃げ出したセシル。
いろいろあって縁あってホテルの給仕からホワイトハウスの執事へ。
ハウス・ニガーとして白人に奉仕する仕事で7人もの大統領から信頼を受けてきたが、家庭では長男が黒人の民権運動の活動家になったり、女房は寂しさからアル中になったり浮気したり、次男はベトナム戦争で戦死したりと、まー大変。
それでも執事として大統領の近くで激動のアメリカを見てきた。
いろいろあって、時は流れ、執事を辞め、時は流れ、なんと黒人が大統領に選出される日が来るなんて。


斎藤巧が褒めていたので観るつもりでチケットまで用意していたのだが観そびれしまった。
レンタルが解禁になって見逃していた最近作と共に5枚1,000円で借りて観た。
大統領の執事と言う部分だけの映画と思っていたら、アメリカの黒人差別と民権運動の歴史がおおまかに解る良質な映画で、そんなに重くもなく意外と観やすくて良い映画だった。
実話らしいが、執事の息子が活動家だったかどうかは知らない。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「武器人間」「ニシノユキヒコの恋と冒険」

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マダム・イン・ニューヨーク

2014年08月30日 | ドラマ
2012年 インド 134分 ドラマ
監督・脚本/ガウリ・シンデー
出演/シュリデヴィ、アディル・フセイン、メーディ・ネブー
    プリヤ・アーナンド、アミターブ・バッチャン

(99点) インドの美人妻ニューヨークへ行く♪

料理は上手いし家事も完璧、おまけに美人のインドの奥様。
でも、家族で唯一英語が話せないと言うだけで我が子からも小馬鹿にされている。
そんなある日、ニューヨークで暮らす姉の娘が結婚すると言う。
結婚パーティーの準備をするため一人ニューヨークへ行くことに。
めちゃ不安!どおしよお。でも、たった一人の最愛の姉の手助けはしなくてはっ!!
案の定ニューヨークで英語が話せずカフェの店員にも怒鳴られ気分はどん底。
だけど、涙が出ちゃう、女の子・・・だもん。
そんなときバスの車体にプリントされた広告が目に入る。
「四週間で話せる英会話教室」
滞在期間は5週間。
奥様は一念発起、内緒で英会話教室に通う。
そこで出会ったのは各国の英語が出来ない、お仲間♪
孤独感を感じていた奥様は友情と連帯とちょっぴりのロマンスを味わい成長するのだ♪


ヒロインが専業主婦と言うことで人妻属性のない私はその部分では楽しめない筈だったのだが、超美人じゃねーか。
もー、それだけで面白いのだが、「初めては誰でも一度だけ、初めてを楽しめ」とか、いちいち出てくる名言も楽しいし、出演者も魅力的で楽しい楽しい。
不思議の国のアリス的な面白さに満ち溢れたハートウォーミングな快作。
でもフランス男性とのロマンスはちょっといらなかったかなと感じたり、ラスト、もう少し派手な感動があっても良かったかなとも感じた。
名古屋公開が既に終了してから存在を知り、岐阜まで観に行ったがそれくらいの価値はあった。


(岐阜シネックス金券屋にて株主割引使用750円にて鑑賞、交通費千円)

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