離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

人生の比重(2)

2016-01-31 00:00:01 | 日記
さて、お待たせしてしまいましたが、

前回のつづきです。

たしかに、失ったものは

絶望するほどに大きなもので、

あなたの人生ではかけがえのないものです。

それはそうだと認めてしまいましょう。

そう、もうやってられないほどに苦しい。

孤独で、不安で、寂しいし、切ない。

過去の想い出も忘れられないし、

日々の生活もお金も体調も、何もかもしんどい。

まず、それは否定しないというところから入りましょう。

その上で、

あなたの10年後、20年後、死を前にしてい

人生を振り返ってみてください。

パートナーがいない

結婚していない

子供がいない

仕事がない

・・・

どれもこれも

残念だし、手に入れば良かったし、

もっといろいろな経験もできたし、楽しかったかもしれない。

でも、あなたの人生60年以上を振り返ったときに、

あなたの人生を考えて、

死んだときに、仮に、天国の神様に報告するときに、

その点だけを報告しますか?

離婚したから、私の人生は何もなかった。 と。

離婚したから、最悪だった。

パートナーができなかったから、
人生すべてはつまらなかったし、生きなければよかった。

・・・・

でも、神様は、客観的に冷静に、正確な報告を求めているとしましょう。

そこで、あらためて、考えてみます。


○○ができなかったから、絶望した。

人生で一番大きな出来事だった。

辛く、苦しく、悲しみを味わった。

それが10年も続いた。

でも、子供のときは、○○が楽しかった。

初めての恋人との思い出は〇○

新婚旅行は最高に幸せだった。

仕事はまあ人並みにできた。

お金はなかったけど、友人には恵まれたし、
自分なりに楽しめた。

パートナーと長くは続かなかったけれども、
趣味はたくさん、想う存分にして遊んだ、だれよりもやりきった。

小学生までは・・・
中学では、部活をがんばった。勉強はイマイチ。
10代はまあまあだったかな。
20代前半は最高、恋人もいた。
20代後半もまあまあ、結婚もできた。
30代は、離婚して、完全に絶望、厄だらけ、仕事もイマイチ。
40代は、ちょっと立ち直ってがんばった。
50代は、そこそこ振り切って、やりたいことした

60代は、お金がないけど、まあ気楽に過ごした。

・・・

つまり、

離婚という一点をとって、
パートナーを失ったという一点をとって、

自分の人生を、「最悪」と評価して、断定しますか?

神様にそのことだけを報告しましょうか?

神様からは、与えられた人生を、資源を、どうつかって何を学んで、
どう生きたのかを問われているのです。

まさに、ヴィクトール・フランクルがいうところの
どう生きるのかを問われている存在。

絶望も、悲しみも、不安も、孤独も、

すべては嘘ではなく、真実の感情です。

そして、なかったことにはならないし、

打ち消すこともない。

それらすべてを感じて、

今なお、悲しみ続けるなかで、不安を抱える中で、

これから、あなたはどう生きる方向へ向かいますか?

すぐには答えがでなくてもいいのです。

今日のお話が全てではありません。

神様がいるかいないかもどうでも良いのです。

人生を俯瞰して、事実を客観的に見つめる。

その視点の一助になればと思います。

答えは、あなたの中にしかありません。





・・・・



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4 コメント

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絶望と希望 (りす)
2016-01-31 12:47:57
夫が単身赴任して、その地で家族を作ってしまったことがわかってからもう五年。
変わってしまった夫。
それでもまだズルズル家族の形を続けている。

絶望と希望。悲しみ苦しみ、後悔と憎しみ、気休めに見つける小さな幸せ。
過去はもう過ぎ去って、何のこだわりもなくなった。

夫は逃げ回るので、離婚の話はできていない。
そして私は、離婚に踏み切ったあとの未来が怖い。不安に苦しんで、昨年は突発性難聴になってしまった。
仕事もパートしかなく、次男はまだ高校生。
どうしたらいいか…生きていけるのか。
数々の知人に相談しても、手の上には何も残らない。
離婚したあとの不安など飛び込んでみないとわからないから、と気持ちにけりを付けるパワーが途絶えている今。

誰かを愛したい。
誰かと出会いたい。
少しでも幸せになりたい。
あんな夫にでも相手がいるのに
私はなぜひとりぼっちなの。
経済的にもムリなのか、
孤独な老後なのか、
もう誰かと見つめ合うこともないの?
そんなことばかりが頭をめぐる。

まず自分を大切に生きようと、やっと一から考えを変えることができるようになって、前ばかりを見て頑張ったけど、
少しそれにも疲れてしまった。

子供たちは、私1人が父親・母親役をして、立派な大学に合格し、真っ当に育ってくれたのだけど…
もうくたびれてしまった私。

生きていて良かったと思いたいよ、
どこに行けば、私の人生があるのだろう。
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りすさん (著者)
2016-01-31 18:07:48
りすさん

長くつらい時間を過ごしてきているんですね。
いろいろと考えて、
前を向きながら、
子供を育てて。

でも、少し疲れも感じる。

変わってしまった相手に対する想い・・・。

藁にもすがる思いで
周囲に相談しても答えはでない・・
将来への不安。

ほんとうに、苦しいですね。

りすさんの毎日の時間、まだ高校生の子供さんや
家のことなど、やることはたくさんあり
忙しいなかで、
少しでもあなたらしい時間がもてると
いいですね。

少しずつでも、道がみえてきますように。
またいつでもコメントしてくださいね。
返信する
Unknown (pen)
2016-02-01 09:41:11
ありがとうございます、お薬を戻してここ数日は少しずつ行動できています。確かに自己認識においてうつとは違うのですね。ただ抑うつ状態ではあるかもしれません…
朝の目覚めるなり、過去のこと未来のことがぐわーっと襲ってくるのが辛いです。自分自身と切り離すことがまだできないのです。やはり人生最悪の出来事だったとしか…
そして今老いを感じて怯え哀しくなっています。明らかに人生の折り返しは過ぎてしまったのですね…死ぬときに私は後悔だらけになりそうです。なんで壊してしまったのかしら?そもそも何であの相手を選んだの?前向きになんかなれない!
返信する
penさん (著者)
2016-02-04 06:38:46
penさん

そうですね、特に
朝はつらいですね。

起きたときは、意識的に無防備だから
感情が溢れるし、夢と現実の間ですから。

とはいえ、切り離すことが必要でしょうか。。

前向きになれない・・・

そうですね、ほんとうに
なかなかできることではないですね。

だからできなくてふつう。
みんなできない。

ほんとうに、毎日苦しいね。

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