離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

軸を通す

2020-01-10 00:00:01 | 日記
元民放の男性アナウンサーが、

悪性腫瘍ということで、ブログやらツイッターでいろいろと

発言してくれています。

ほんとうは治療だけでも辛いし、それどころではないでしょう。

テレビに出ていた方だけに、イメージも大切でしょう。

でも、その方が言っていました。

自分はこれまでいろいろな人のプライベートも含めて

テレビで取材したり、見てきたのだから、

いざ自分の番になったときに、

プライベートを隠すのでは筋が通らないと。

他人のプライベートまで放送してきた自分としては、

自分のもさらけ出さないとポリシーに反すると。

だから、放射線で脱毛したり、

しんどいということも発言している。

びっくりするくらいプライベートなこと、ひとりの人間らしいことを。

これは、軸がないとできない。

仕事のポリシーとしてもそうですが、人間としての軸がないとなかなかできることではない。

ほんとうにすばらしい行動だし、尊敬できます。

以前読んで、紹介したかもしれませんが、

「離婚の品格」という書籍がありました。

やはり、苦しいしんどい、離婚だって、人としての在り方があるはずです。

またこのブログでもたびたび触れていますが、

幸せで順風満帆なときに、お金があって、仕事もあって、

健康なときに、ほんとうのところは見えません。

人間は追い詰められて、ぎりぎりの状況で

どう行動できるか、振舞えるか、そこが勝負です。

このブログを読んでいる方には、相手から想像を絶するような仕打ちを受けているかたもいるでしょう。

人間不信になるような出来事もあったでしょう。

私自身もそういう経験をしました。

そのときに、相手の本当の人としての本質が見えます。

少し上から目線にはなりますが、どの程度の人間なのか?本質的にどういう人間なのか?ということです。

極限の状況で、どういう言葉、行動となるか、

単に自己保身に走るか、情や思いやりがあるか、

すべてはその人の生き方、考え方、軸であり、

本質となるのではないでしょうか。

和だとかおもてなしだとか、気遣いとかいう世間が、

放射能の汚染された産業廃棄物の受け入れを全国の自治体が拒否しました。

復興だとか、なんだとか言いながらもです。

震災の2年後には、クリスマスも正月もなく、イルミネーションだらけで

節電ムードはなくなりました。

一方で、お金がなくとも、ボランティアとして活動する方や、支援してくれる方もたくさんいます。

本来、残念なことに人間とは利己主義ですが、

そんななかで、ぎりぎりの状況で、身を削ることができるのは

ほんとうにすごいことです。

そのどちらも人間的なのですから、どちらが良い悪いではなく、

人の本質を見抜いたうえで、右左ではなく、どちらかというと右なのか、左なのか

できるできないではなく、どちらに向きたいのか、

あなたはこの離婚という地獄のような苦しみ、悲しみのなかですら、

どう行動するのか、

自分の人生において、後悔ない生き方とはどうなのか、

損得ではなく、常識でもなく、自分の軸に反しないとはどういうことか、

離婚という苦しみのなかで、またそこから立ち直る過程のなかで、

ヴィクトール・フランクル的に言えば、人生からどう要請されていて、どう答えるのか?

そんなことに思えてくるのです。









コメント (1)
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