離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

温泉につかる

2017-03-04 06:59:31 | 日記
今日、お伝えすることは

今、苦しみのなかで完全にノックアウトしている人には

なかなか難しいことは言うまでもなく、少々厳しいかもしれません。

できないからといって落ち込むことはありません。

私も含めて、だれもそういうときにこういう考えはできない。

だが、心のすみに留めておいてほしいし、

ピンとくる人はぜひちゃんと考えてみてほしい。

以前にも書いているので、

重複するのだが、自分自身のことを考えても、

カウンセリングをしていても

人というのは、どこまでも、

温泉につかりたいのである。

暗闇の絶望や、苦悩のなかに沈む日々で

どうにも抜けられないときがある

カウンセラーとして、心を学び

脱するスキルや思想を他人に伝えたりしている立場でも

結局、自分のこととなると、なかなか抜け出せない

だが、よくよく冷静に考えてみると、

気分も気持ちも行動も、すべては自分の選択であって

だれからも指示されていないし、強制されていない

落ち込めとも、ひきこもれとも、

食事をするなとも言われていない

全部自分で選んでいる。

どうしてもそうなってしまう・・・、そういう状況でも

誰かに強制されていないなら、だれが選んでいるのか

自分はこんなに辛い状況だから、しょうがない

こんなに悲しい出来事や苦しい出来事があるから

しょうがない。

ぬるま湯はあたたかくて、気持ちいい

ゆっくり浸かっていたい

だが、そろそろ湯から出て、

戻るか・・・、それを決めるのは自分でしかない

だれも、お湯に裸で浸かっている人を

無理やりひきずりだすことなどできない

身体をふいて、洋服をきて、お化粧をして

動き出すのは、自分でしかできない

冬の露天風呂でもイメージしてみようか。

なにしろ、お湯から出れば身を切るような寒さだし、

そんな中で、服をきたり、動かなくてはならない。

暖かくなるには時間がかかる

意を決して、エイやっと、湯から飛び出さなければならない

ウダウダと悩むことになるが、決断すべきことは知っているし

永遠に続けられないことも知っている。

それでもなかなか湯から出れない。

人生におけるすべては自分自身で決断するしかない

行動するのも自分でしかない

今のままの温泉、つまりこの状況にいるのも自分自身だし、

お湯から出る覚悟をするのも自分でしかない。

今、苦しみ、もがいているときに

なかなかできくて当然、

私自身でもそうだし、だれもできない。

そして悲しんだり、苦しんだり、もがく時間は

グリーフ(悲嘆)の回復プロセスには大切で不可欠な時間。

無理をすることもないし、

無理に前向きに考えたり、行動しなくてもいい。

できることをひとつずつしていくしかない。

それでいい、必ず歩み始められるときがくるから。
コメント (23)
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