離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

自分がわからない

2016-04-08 00:00:01 | 日記
他人の気持ちなんてわからない・・・

そういわれることはよくあります。

そして、

自分の気持ちもわからない。。。

気持ちどころか、

自分という存在がわからなくなる、

普段、幸せなときというのは、

そんなことを考えなくてもいいし、

ある程度、自分の存在を大切に思ってくれている

パートナーとともに過ごすわけだから

あまり深くシビアに考えなくても問題ない。

ただ・・・・

大切な存在から切り離されて、

そして孤独を強く感じているとき、

苦しんで、悲しみに暮れるとき、

そして将来への不安を感じて、

現在の立ち位置すらもわからないとき、

自分の存在があやふやだということに気付く。

自分とはこういう人間だとか、性格だとか、

そういうことを理解しているつもりだったとしても、

どうにもならないくらい、

あやふやだということに気付く。

本当の自分とは、もしかするとこうなのではないか・・・

もしかすると自分が思っている自分は偽物で、

本来はこうなのではないか・・・

苦悩にあるときには、

感覚のずれも引き起こしやすいから、

周囲に対する態度や、行動、

いろいろなところで、

本来の元気な自分なら理性が働いてしないようなことでも、

ふと失敗したと感じるような行動をしてしまいがち。

そうなると、もう自己が崩壊していく。

自分が自分だと思っていたものは何だったのか、

これが自分の本性なのか・・・

どうにもならない。

ただ、これは、あなただけのことではなくて、

人間とはそういう存在だということなのであって、

特別おかしいわけでもない。

だから心理学では、自己や自我、無意識といった領域に対して

様々な理論も考察もあるのだ。

すぐに、どうにもなるわけではないけれども、

人ってそういうものなんだと知るところからはじまる。

自分のことをわかっている人なんてそういるわけもない。

それでいいのです。

まして苦悩にあるとき、

その感覚がより増幅されてしまうのは仕方ない。

いかに自分という存在が

周囲からの目や規定のなかで、役割を得ているのか、

存在しているのかということに気付く。

気付くことは悪いことではない。

そして生きていく限りにおいて、

他人と関わらず、単独で存在はできないわけだから

いろいろな自分があっていいのだ。

それこそが自分だということ。


コメント (6)
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