離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

流されてよいこともある

2016-04-17 00:01:01 | 日記
先日書いた流されるということ、

よいこともたくさんあるのです。

先日書いたように

私は中学高校生のときから

理系科目が得意で、大学では当然のように理系を目指し、

将来は研究者になろうと努力しました。

大学院にも進学して、

憧れの企業で研究者となりました。

たしかに、離婚は苦しく、悲しく、

良かったとは思いませんが、

結果的には、

心理学を学び、コーチングを学び、

グリーフケアを学び、そしてカウンセラーになるという

想像もできないような人生を歩むことになるわけです。

これは、自分の意志といえばそうもなりますが、

少なくとも、離婚前までの主体性とは異なります。

離婚前までは、

ある意味で自分の希望、自分の望みを目指しての行動で

選択です。

そしてそこから目指すものは、やはりその延長線にあるわけです。

なかなかレールから外れることは自分の意志では難しい。

そこで、大きなライフイベントに襲われたことで、

ある意味で、自分が立ち直り、再び人生に意味を見出すために

その過程で、自然に流されていったところが現在なわけです。

つまり、流されることがなければ、こうはなっていないことは明確です。

流されるなかで、たしかに自分で考えたり、意思決定した部分はありますが、

どちらかというと、この方向へ流れているという感覚を大切にして

選択しているのです。

そうすると、自然と心理系への大学入学への道が開かえれたり、

カウンセラーへの道が開かれる。そこに気付いていく。

ひとつの扉が開かれると、また関連した扉が開いていく。

もちろん、閉じていくものもある。

流れを感じて、自分で選択しているという感覚すら曖昧な状況で

そこに流れていく。

けして悪いことではなく、

予期しない新しい可能性へと導かれていくという楽しみも感じていく。

流されるということと、感じることはセットかもしれない。

少なくとも、考えること、思考することは流されるプロセスでは

あまりうまく働かないようにも思われるのです。

苦しいなかで、あなたの流れを感じてみてください。

明確なものではないでしょう、それでも、もやっとした感覚で

流れを感じてみましょう。
コメント (13)
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