離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

少しのきっかけ

2023-12-31 10:30:00 | 日記
前回書きましたが、
この年末年始、あなたなりの時間をゆっくり過ごせると良いなと思っています。

もし、少しだけ力が出るなら、何か変わりたいと思えるなら、
この年末年始をそのきっかけにするのに良い機会です。
こころが疲れているとき、無理に自分に圧力をかけると
余計に疲労してしまいます。

自分のこころの声をていねいに聴いてみて、
どんなこころの声も否定せずに受け入れて、

「わたし、今、どうしたいかな」
「わたしに、ちょっとだけの力が残っているかな」

「今はまだしんどい、動くだけでもしんどい」
「ゆっくりと身体を休めたい」
「わたしには、もう少し時間が必要だな」

こころの声に丁寧に耳を傾けて、従いましょう。

それでも、
「ちょっとだけ進みたいな」
「来年は変化したいな」
「この年末年始をきっかけにしたいな」
そんな感じがあるでしょうか。

昔から日本人の私たちは、新年の抱負を宣言したり、目標を定める習慣がありますよね。
私自身で考えると、不思議なことに年初に目標を立てない年は、
なんとなく過ぎてしまいます。
大したこともせず、だらだらと、流されてしまいます。

あえて目標をたてない年もありましたが、
やはりなんとなく時間が過ぎていくなというのが実感です。

一方でしっかりと目標や方針を定めると、意外と半分くらいは達成できていることに
年末に気づきます。

大きなことでも小さなことでも良いですが、
今までやりたくてもしてこなかったことや、気になってたこと、
とにかく全く新しいことを目標にするとよさそうです。

できてもできなくても、その一歩を踏み出すと
離婚で失われた、自分への自信や信頼が戻ってくるような気がします。

新しいパートナーを見つけたい も良いのですが、
離婚というのは関係性の出来事ですし、まだ心が傷ついている状況では
あまり良い関係性とはならず、依存に近いものになることもあります。
相手も依存を無意識に求める人とお近づきになりがちです。

パートナーが見つかるかは自分でコントロールできないので、
それはプロセスに任せておきましょう。

それよりも、自分でコントロールできることがいいですね。
そんなことを無心でやっていると、ふと気になる異性が現れることもあるのではないでしょうか。
これまでの私の実体験でも、新しいことに挑戦したとき、
これまでの人生では出会わなかった人たちと出会い、自分も変化したように思います。
きっとそこには、新しく変化したあなたに合った人たちがいるでしょうし、
同じ価値観をもった異性も現れるでしょう。

この年末年始、少しの力があるなら、少しの一歩を踏み出すのも悪くないかもしれまえん。
一方で、退職したり、引っ越したり、あまりに大きな決断もしないほうがいいですね。

では、また年始に。


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今年も年末がきました

2023-12-29 09:12:25 | 日記
今年も年末がきました。

昨日で仕事納めの方も、年末年始と仕事をする方と
いろいろでしょうか。

私も年内の仕事が終わり、少しだけ日々のストレスフルな生活から解放されています。

毎年書いていることですが、
離婚で苦しんでいる人にとって、
一年のなかでも12月は一番しんどい時期かもしれません。

クリスマスから始まって、世の中はワイワイムード。
テレビをつければ帰省やら旅行の様子や、お祝い番組みがたくさん。

悲しみと苦しみのなかで日々を過ごしているとき、
そんな世間の雰囲気は感じたくないかもしれません。
テレビを消して、街には出ずに家で過ごすと、
余計に孤独を感じるかもしれません。

子供がいれば、自宅にこもるわけにもいかない人もいるでしょう。

親戚に会うのだって、とてもつらい時間。
いつもは楽しい実家に帰っても、親との関係もしんどいかもしれません。

当時の私も、こころを凍結させたかのような時間を過ごしました。
どうしようもない不安と孤独に押しつぶされそうになりながら、
お酒を朝から飲んでやり過ごすような時間。

あなたけでなくて、みんなしんどい時期です。
これが正解なんて過ごし方もないし、おすすめなんてありません。

私が当時、こころを凍結して思っていたのは、クリスマスも、年始も何もかも、
世の中のことであって、他人のことであって、
自分にとっては、ただの日常の連続だと。
ただの連休で、私の大好きなお酒やらおつまみもスーパーに溢れ、
自分なりの時間を過ごそうということ。

実家に帰っても、スーパー銭湯に午前から行って、風呂入って、酒飲んで、読書して、
そんな時間も過ごしました。

一方で、もし少しの前向きな気持ちがあるなら、
年末年始を使って、少しだけの変化を自分に課すこともできるかもしれません。

それは次回に。

ゆっくりと、少しでも身体と心の休まる年末年始を過ごせますように。




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何もできなくても、自分を責めない

2023-11-26 20:27:43 | 日記
離婚して、あまりに苦しい時間のなかで、
今までできていたことができなくなる。

どんなにしっかり者でも、生活や仕事に影響が出る。
そもそも、睡眠や食事といった最低限のことすら、
思うようにならないなかで、
今までと同じように仕事ができたり、生活ができるほうが不思議で、

更に喪失(グリーフ)のなかでは、
記憶力の低下、スケジュール能力の低下はもちろん、
対人関係にも大きな影響が出る。

だけど、そんな自分を責めないでほしい。

こんなに何もできなくなってしまったのだ、
どうしてこんなことも出来ないのか
もうこのまま自分はダメになってしまうのではないか

そんな思いにとらわれるかもしれない。

でもそれは離婚という大きな出来事のためにそうなっているのであって、
出口はある。

このブログで私がつらい時期にどうであったのか、
どれだけ苦しんできて、今があるのか、
そんなことを話しているのは、
あなただけではないし、多くの人が苦しみのなかで直面することであって、
時間はかかるけれども、出口はある。

そんなことを感じてほしいのです。

ほんとうに人生ではいろいろあって、
私だって、これからまだまだいろいろあるでしょう。

離婚を乗り越えたからって、これから先のことを
簡単に乗り切れるわけではないでしょう。

人生はひとつずつの苦難を越えて、
死を迎える日まで、全力で生きる、
全力とは、かっこよくもないし、スマートでもないし、理想的でなくても
できることをして生きていく、乗り越えていく
その積み重ねで良いのではないでしょうか。

今夜もあなたがゆっくり眠れますように。





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自分の心の声を否定しない

2023-10-29 17:50:55 | 日記
私たちは毎日、起きてから寝るまで

いろいろと考えます。

ポジティブなことは特に気にならないけれども、

仕事がしたくない、家事が面倒

今日の懇親会は行きたくない、お金がない節約しないと

寂しいな、つまらないな、むなしいな。

ネガティブな感情もたくさん感じているはず

でも仕事は行かないといけないし、やるべきことはたくさんあるし、

何とかそんな気持ちを抑えながら生活しているものです。

でも、これを毎日続けていると、本当の自分の気持ちがわからなくなってきて、

抑えている自分もしんどくなってきませんか。

毎日は無理でも、週末のほんのちょっとだけでも、

自分の心の声に耳を傾けてみましょう。

ちょっとしんどいな。

なんか寂しいな。

やる気が出ない。

だいぶ疲れているな。

いつも抑えているところを、少しだけ解放してみる。

少しだけ気持ちが楽になるかもしれません。

あなたの心の声がわかるのは、あなただけ。

聞いてあげられるのは、あなただけ。

だから、少しだけ、こころの声を聴いてあげましょう。
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決めなくていい

2023-10-14 16:30:04 | 日記
世の中では、

生まれてから、ずっと、「こうあるべき」というなかで

生きてきたのではないだろうか。

義務教育は仕方ないにしても、

大学に行って、就職して、結婚して、子供が生まれて、

マイカーやマイホームを考えたり、購入した人も多いでしょう。

理系なら、理系の仕事、文系なら事務職、営業、

親が自営業、医者、農業や漁業なら。

一方で、しがらみなく、自由に生きている人たちもたくさんいる。

あなたがどうあるべきか、決める必要なんてない。

4回も5回も結婚している人だってたくさんいるし、

60歳を過ぎてから結婚する人も、離婚する人もいる。

ほんとうは自由に生きても良いはずなのに、

私も含めてそんな簡単にはいかない。

人生はありとあらゆる慣習としがらみと、常識から成っていて、

それから逸脱するのはとても大変なことだ。

それでも、決められた人生など、ほんとうはどこにもないのだと気づき、

そうありたいと思うことはそれこそ自由だ。

離婚という出来事は、その人生の大きなレールから

別のルートに移動することができるチャンスともいえるかもしれない。

あなたが望んでも望まなくても、事実は変わらないから、

それをどうとらえて、どう意味づけするか、それこそが自由な選択になる。

離婚という出来事の先に、どう考え方を再構築し、人生の軸を修正し、

どう行動するのか。

余命宣告されたわけではないのだから、考え方、行動次第で

生きたい人生を生きることができる。

これだけの苦しい、悲しい経験をしたのだから、

経験していない人と同じ人生なんて嫌だと、当時の私は思った。

10年かけてだけれども。

そして離婚から20年を前にして、あらためて

さてどうやって生きるべきか、そんなことを考えています。



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流れ

2023-10-09 15:32:51 | 日記
あなたが、苦しみのなかで

毎日の出来事に翻弄され、どうして良いかわからない状況で、

大きな流れを感じることは難しいと思います。

でも、流れは大切です。

毎日変化がないように感じるかもしれませんが、

少しずつ変わってます。

自分自身で気づかないほど小さい変化かもしれませんが、

変化しています。

今日、あなたにお伝えしたいこと、

「流れを感じる」

いつも言う「プロセス」

そこに着目できるようになったとき、

あなたの決断は、飛躍的に楽になります。

流れ、プロセスのなかで、

あなたが選ぶことは見えてきます。

逆に、「プロセスや、流れ」に

反する選択をするなら、

おそらくうまういきません。

「プロセス」を受け入れることは、

必ずしも、自分の思い通りになるとかではありません。

良いことも悪いことも、

全てのプロセスを受け入れること。

その決断と覚悟ができたとき、

はじめて見えてくる景色があります。

あなたの流れを受け入れる。

とても大切なことだと感じます。

今日もあなたがゆっくりと眠れますように。
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感じる大切さ

2023-09-24 09:45:09 | 日記
私たちは、毎日いろいろな人や出来事に触れて

その場で判断しないといけないことや

じっくり考えたり、悩んだりして行動することもあります。

朝起きた直後、今日は少し身体がだるいな、重いな、

すっきりして身体が軽いな、

職場で話していて、いらっとしたり、ほめられてうれしくなったり。

街中でふと、通りすがりの他人を見ながら、

おしゃれだなとか、きれいな人だなとか、

何だかしんどそうだなとか。

でも、私も含めて多くの人はその場だけで忘れてしまいます。

なんでも良いので、一日にひとつだけでも、どう感じたのかを味わってみてはどうでしょう。

例えば、自分自身のことなら、

今日は少しだけ気持ちが軽いとか、

以前と比べて、少しだけ、うれしいとか喜びを感じることができたとか。

食事がおいしく感じられたとか

新しいことに興味が持てたとか

友人や職場でも、少しだけ楽しめたとか。

悲しみの底にあるとき、ずっと苦しい毎日、暗い毎日と感じますが、

数か月、1年、2年と少しずつ、ほんとうに少しずつですが、感じ方は変化しているもの。

感じ方を少し丁寧に見つめてみると、

変化を感じることができるように思います。

今日も一日、ゆっくりと過ごせますように。
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グリーフに気づく

2023-09-17 17:15:08 | 日記
当時、離婚調停中から、日々苦しんでいたなかで、

きっかけは忘れてしまったが
「グリーフ=悲嘆」という言葉を
知ったとき、何だか少しだけ安心したことを覚えている。

身体は調子が悪いのに、原因がわからずに病院をハシゴして
ようやく病名がついたのと同じような感覚かもしれない。
病名がわかれば、治療方法もわかるし、見通しもわかってくるのだから。

日々苦しんでいるなかで、それまでの自分とは全く違う自分、
何もできなくなってしまった、人生が変わってしまった、
暗闇でもがき苦しむ毎日の繰り返し。

以前も書いているが、すべてにおいて虚しさを感じ、
見る景色はモノトーンとなり、睡眠不足からはじまり、あらゆる不調。
ふと涙が出て止まらなくなったり、職場でも、どこでも動悸や不安が襲ってきて
どうにも対処できない毎日の生活。

街ゆく人たちを見れば、子供連れの夫婦や、カップルばかり目にとまり、
それが嫌で、休日は引きこもる。

心療内科を探しても、サラリーマンが通える時間帯にはやっていないし、
そもそも予約待ちで2週間後。
どうやってカウンセラーを探して良いかもわからない。
ただ話を聞いてほしいだけ。

そんなとき、自分は「離婚によるグリーフの状態なのだ」
そう気づくことができたことは大きかった。

それからたくさん調べて、本を読み、グリーフを学び、カウンセリング自体も学んだ。

世の中で、グリーフという言葉は一般的ではない。知らない人がたくさんいる。
死別や離別はもちろん、失業や、身体障害になることも、何かを失うことは、グリーフに通じる。

巷に言われるような、「
前を向いて」「メンタルが弱い」「そろそろ気持ちを切り替えて」
「思い出の品は捨てて、新しい道を歩もう」「いつまで落ち込んでいるの」
「新しい恋人を見つけて・・・・」

誰もが経験するこんな他人からの言葉もグリーフの視点では、
正解どころか逆効果だったり、二次的被害につながりかねない。

離別によっておこるあなたの今の状況は、
喪失体験によって起こっているし、根本的にあなたが変わってしまったのでもないし、
病気になってしまったわけではなくて、

「離別」という明確な原因があるのであって、
特効薬はないが、
きっと新しい自分に出会い、あなたらしい時間を取り戻せる。

焦らないこと、ゆっくりと、ゆっくりとでいい。
他人には変化していないように見えても、きっと少しずつ変わっている。

自分の流れのままに過ごしていい。

今日もゆっくり休めますように。
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落ち着いて考える

2023-09-13 19:19:00 | 日記
日常生活で、

これまでの人生で、

ありとあらゆる常識や慣習

当たり前と思ってきたこと

なんだか納得できないことや、

仕方ないと思ってきたこと、

そんなことを落ち着いて見てみる

世の中は理不尽で不公平で、弱肉強食。

今日、目にした記事で、経団連の会長が

消費税で少子化対策をすれば良いというのに対して、

世間では不満が噴き出した。年収1億以上の人に何がわかるのだと。

一度、庶民の給料で生活してみろと。

政府は育児給付や育児休暇ばかり取り上げるが、

子供を授からない夫婦や、

そもそも子供を産むことを選択しなかったり、

結婚しない選択をする人たちには、何もしない。

まるでそれがルールから外れたかのように扱う。

要するに、人生は不平等だし、不公平だし、

それすらも前提なのだと考えると、

自分がどう生きるかはなんとなく理解できてくるのではないか。

誰かに遠慮したり、巷のルールや慣習に従う必要があるだろうか。

生きたいように生きればいいし、

人生は生まれたときから、

ゴールは締め切りのわからない死でしかない。

生まれたら最後、全員死ぬのがゴールだ。

人間の最後の学びは、死をどう受け入れるかでしかない。

人生ルールなどはじめからないし、あるように見せられてきただけ。

あなたがしたいように生きればいい。


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一つでも変えてみる

2023-09-06 08:33:12 | 日記
苦しみや悲しみ、不安や恐れのなかで
どうにも抜けられないことがあると思います。
離婚の苦しみのなかでは、得体の知れない不安に襲われることも多いかもしれません。

朝起きて、家事をして、いつもの通勤ルートで職場に行って、
いつもと同じ仕事をして、また帰って、寝る。
仕事や人と会うことすら、しんどい日々が続くなかで、
家に帰れば、一人で悲しみと不安に向き合って過ごす。

そんな毎日のなかで、何か些細なことでも良いので

ひとつだけ変化させてみましょう。

自宅から駅までのルートをちょっとだけ変えてみたり、

毎日の晩酌のビールをちょっと贅沢なクラフトビールにしてみたり、

朝ちょっと早起きして、瞑想したり、読書をしたり、

テレビをつけずに、ストレッチしてみたりと。

以前も書いてますが、私は仕事帰りに本屋さんめぐりをしてました。

平日の夜に空いているスパに行って、リラックスする。

繰り返す日常と悲しみの日常に、ちょっとでいいから変化を与えてみる。

それがわずかですが、刺激となって、少しずつ、少しずつ変化してくる。

私は心理を学ぶために通信大学に入りました。
カウンセリングのセミナーに飛び込んで、新しい学びを始めました。

やりたかったけど、あきらめたり、忘れていたことを次々に挑戦しました。
新しい人生を生きなおすつもりで、興味のままにいろいろと動きました。

心理の大学へ入学したり、コーチング、カウンセリング、、、
筋トレ、マラソン、トレイルランニング、ボルダリング、登山、ロードレースなど。

離婚を経験したなら、それ以上の大きな変化など、そうはないのではないでしょうか。
新しいことに挑戦するのに、遠慮することもありません。

自分の興味、そして心が癒される、少しでも楽しめる方向へ、舵をきるチャンスです。

小さいことから少しでも変化してみましょう。




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限りがある

2023-08-31 04:40:43 | 日記
人生100年時代と言われていますが、
健康寿命で考えれば、100歳まで何も心配ないくらい元気な方は多くはないでしょう。
そうなると、自分の人生というのも、すでに折り返しを過ぎています。

ユングは、「人生の午後」などと表現しましたが、
まさに人生には限りがあると思い知らされます。

みんな、生活のために、一生懸命仕事したり、家事をしたり、
老後のために、少しずつ貯金したり、やりたいことを我慢したりしています。
恵まれた環境でなければ、生活のための活動はせざるを得ません。
子育てがあれば、放り出すわけにもいきません。

ただ、何をあきらめていくのか、何に注力していくのか、
何を捨てて、何を拾うのか、本気で考えていく必要があると思っているこの頃です。
最低限のすべきことをしながらも、無駄な時間を過ごすわけにはいかないし、
一日、一日を全力で生きないと人生はすぐ終わってしまうとも感じます。

今、離婚の苦しみにある方は、それだけで日々が精一杯で、
感情の渦の中で必死だと思います。

ただ今苦しんでいる時間も、悲しみの時間も、相手への思いも、
すべて大切な時間です。

そんな時間が無駄だとは思いません。
悲しみから抜けるには、避けて通れない時間です。

私も最低でも3年くらいはボロボロでした。
はっきりと抜けられたと気づけたのは10年くらいかかったように思います。

そのうえで、悲しみから少しずつ立ちなおる中で、
自分が人生に求めるもの、求めるパートナー、そんなことを考えても良いかもしれません。

限りある自分の人生のなかで、自分の大切な時間を共有する人たち、
職場でも、友人でも、すべてにおいて、共有する価値ある人たち、場所なのかと。

全力で悲しみを駆け抜けたあとは、新しい人生と思って生きる。
私の実感として、離婚前と後では異なる人生を生きているかのように感じています。
価値観はもちろんのこと、友人関係も含めて、何もかも大きく異なっています。
それだけ離婚は苦しいし、悲しみの極致であって、人生へのインパクトが大きい。

だから、本気で人生の限りある時間を考える、考えざるをえない機会かもしれません。




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自分で判断する

2023-08-26 19:53:52 | 日記
最近、福島の原発処理水の話題があります。
首相は、政府で責任をもつと言ってますし、科学的にも問題ないと言います。
私も科学を学んだ人間なので、理屈はわかります。

ただ人々の感情とは違うという点もわかります。

いずれにしても、将来に何か問題が起きても、今の首相はおそらくこの世にはいないでしょう。
会社のロードマップも2030年、2050年という絵をかきますが、
今の経営陣の誰一人として退職しているし、もしくは生きてはいないでしょう。

人生は自分で決めるしかありません、

離婚して苦しみにあったとしても、

結婚して幸せでも、

子供がいても、いなくても、

生きる死ぬという点では些細な点ともいえるかもしれません。

今のすばらしい最新医療では、脳卒中か、心筋梗塞か、癌のいずれかで、みんな亡くなります。

先日保険会社の人から、最近は癌ですぐには死なないので、
病気と共存して働くための保険が必要だと言われました。
死んだあとの生命保険よりも、病気を抱えながら、生活する資金が必要だと。

平均して5回くらい癌になるそうです。

定年も65歳になったところもあります。

要するに、生涯、現役で働きながら、病気とも共存しながら、

人生を生きていくことが現実になりました。

大げさに言えば、仕事をリタイアするころには、死ぬ時期となるかもしれません。

そんな世の中で、様々なことを決めるのは自分でしなければいけないと思うのです。

誰も判断できません。

あなたの人生を決めるのは、自分しかいません、

その人生を生きて、終えるのは自分でしかない。

これは私の、しかも、20年を経た意見という前提ですが、

離婚で人生を棒に振る時間はない、

自分から離れた人を恨んだり、憎んだり、追いかけたりする時間はない、

この人生で私がすべきことは、他にたくさんあって、

楽しみも幸せもある。

結婚も離婚も、紙一枚のイベントにすぎないと感じます。

法的にとか、書類的にではなく、

一緒にいたい人と人生が歩めれば良いのではないでしょうか。
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想像力がない人たち

2023-08-22 07:00:00 | 日記
今、幸せを感じている人たちの多くは、

悲しみや苦しみのなかでもがいている人のことを想像できない。

以前にも書いたが、

子育中や育休中の若い人たち(男女ともに)が、楽しそうにおしゃべりしている風景は

どこでもよく見る。もちろん悪気はないし、楽しい時間だろう。

職場でも、飲み会でもよくある風景は、本人たちは幸せなのだから気づいていない。

全くの他人がいるカフェや電車、良く知っている仲だけの話なら良いが、

少なくとも同僚やたくさんの友人たちが周囲にいるならどうだろうか。

結婚していても、不妊治療している方や、ご家族で苦悩していたり、

どんな状況にいるかわからないなかで、周囲に配慮が足りないし、

想像力が足りない。

その場のコミュニティーから逃げるわけにもいかないから、愛想笑いで黙って聞くしかない人が

少なかれいることに気づかない。

一方で、人生のどこかで徹底的に苦悩したり、悲しんだことを経験した人は、

そんな苦しんでいる人が目線や空気で何となくわかるようになる。

だからものすごく本質的に優しいし、男女であれば心許せる相手になるかもしれない。

今、あなたが苦しんでいるなら、これまでとは違ったそんな人になれるかもしれない。

人を憎み、恨み、怒りだけで生きていくこともできるし、

ほんとうのやさしさや、思いやりをもった人になることもできる。

悲しみや苦しみにある人に寄り添える人になることができる。

離婚という人生のなかでもとてもつらい経験をしたあなたが、

これから先、どういう生き方をするのか、

もし、相手が圧倒的に悪い、どう考えても理不尽だと感じるなら、

そんな相手と同じような人間になるのか、生き方をするのか、

どういう人間になるのか、それを決めるのはあなた自身。

もちろん人生の正解はないけれども、

きっとあなたの心のなかには、あなたなりの答えはあるのではないでしょうか。

ゆっくりとでいい、歩んでいきましょう。




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未来はわからない

2023-08-19 07:30:12 | 日記
先日もコメントで拝見しましたが、

離婚で、子供と会えない苦しみを伝えてくれる方がたくさんおられます。

相手は他人ですが、子供は親子なのですから当然です。

私も20年近く一度も会っていません。

だいぶブログの初期のころ書いていますが、

仕事から帰ったとき、もう家はもぬけの殻だったし、

調停中も一度も子供の声すら聞けなかった。

自分の最も大切なものを一瞬で奪われた気持ちは、

経験していない人には想像すらできないかもしれません。

だからこそ、拉致問題や、事故や災害のニュースを見るとほんとうにつらいです。

当時は私もほんとうにボロボロで、人生そのものがどうでもよく感じられたし、

将来のことなどまったく想像できなかった。

ただ毎日、毎日、何年もかけて、ひとつずつ、ひとつずつ、

やれることをやって、少しずつ楽しみも増やしながら、そして20年が経ちました。

当時を忘れることはないし、相手があまりにひどい人間性と思うけれども、

それ以上でもそれ以下でもありません。

もはや自分の人生とは関係のないところにいるように感じます。

決して心の中からなくなることはないけれども、

自分の人生は20年進み、今は今で楽しみも幸せもあって、

相手とも子供とも違う人生のレールを歩み、むなしさや悲しみを感じることはあっても、

それはそれとして、自分の人生をこれからも生きていく。そんな感じでしょうか。

今、あなたが苦しんでいるとしても、10年、15年と人生を歩むなかで

想いは変化していきます。その都度、想えばいいのです。

どんな想いが正解なんてありません。

あなたが想うように想えばいいのです。

今、自分はこんなふうに感じているんだな。それだけです。

幸せだな、楽しいな、ちょっと苦しいな、悲しいな、むなしいな。。

賛成も否定も必要ないんです。

人生はそうやって進んでいくように思います。





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人生は続きます

2023-08-14 14:10:56 | 日記
とても久しぶりに更新となりました。
ご心配をおかけしておりましが、
ゆっくりと記事をかけるゆとりがなかったということで、
時間が過ぎていました。

先日、何かで「結婚」すれば「孤独」にならないのか。
そんな問いかけの記事を目にしました。

結婚できたときは、これで一人で生きていかなくて良いとか
毎日幸せだと思う人も多いし、実際ある程度はその時間があるのかもしれません。

ただ、結婚するということは、人生の最後で3つしか可能性がないことも意味しています。

離婚するか、相方が先に死ぬか、自分が先に死ぬか です。
もちろん、子供がいるいないも影響はありますが、大きく3つです。

離婚しなくても、結局は最後は一人で死に向かいます。
誰も代わることができません。

生涯未婚率が増加し、離婚率も増加しているなかで、
結婚することが幸せの唯一の答えではなくなっています。

どちらが良いとか、幸せだとか議論しても意味がないので、
お伝えしたいことは、結婚するとか、離婚するということは、
自分の人生の幸福を決める要素ではあるけど、絶対的なものでもないということ。

離婚したといっても、再婚しても良いし、パートナーがいても良いし、
ひとり生活を楽しんでも良い。
ひとつ屋根の下 というのも、この時代当たり前ではありませんね。
10年以上も単身付近していたり、週末婚や、親の介護などで別居していたりとそれぞれです。

離婚調停の担当弁護士に当時言われたことが、今だとよくわかります。
私の「失ってしまった・・・・」そんな意気消沈している言葉に対して、

「結婚して、得たと思っていたものが、ほんとうは得ていなかったのかもしれない。。。。」

離婚の理由は人それぞれですが、人生の最後まで歩む相手ではなかったということだし、
その結婚によって、ほんとうに「幸せを得ていた」のなら、
どんなに喧嘩をしても、意見の相違があっても、
離婚には至らないのではないかとも思えてきます。

苦しみと悲しみのなかで、寂しさ、悲しみ、憎しみ、恨み、怒り、

何ともいえない、自分でもわからない思いのなかで生活していると思います。

ただ、すべての可能性が閉ざされたわけでもなく、ずっと幸せになれないわけでもなく、
離婚という事実はありますが、その先の道はずっと続いているのだと信じてほしいと思います。
離婚してそろそろ20年近くなりますが、
単なる人生の一部であって、影響は受けたけれども、
それがすべてではないとはっきりと感じます。

今日のあなたが、ゆっくりと眠れますように。
また記事書きますね。

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