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80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

跡継ぎ

2012-03-21 09:14:38 | 教育
私は1930年〈昭和5年)安藤家の長女と

して生まれました。

次々に4人生まれて一番下の弟は1941年の

4月生まれですが、考えてみれば、私の両親は

昭和恐慌〈昭和5から6年)と言われた昭和5

年に、私を、次の昭和6年に弟を、昭和8年に

次女を、日中事変が起こった次の年、昭和13

年に三女を、更に新しい戦争にエスカレートし

そうな不穏な空気の中で末弟を産んだわけです

から、

”産めよ。増やせよ。”の国策に沿っていた

とは言え、大変な時代を過ごしたといえると

思います。

当時の人たちの考えは、家の跡継ぎをしっ

かり教育して残すと言うだけでなく、自分達

の老後を看取ってくれる者を自分たちの責任

で育てていたのです。

是は何処のお宅でもそうで、家々には子供さ

んが溢れていて、賑やかだったものです。



最近では経済的に安定していないから、環境

が悪いからとか、保育所もないからだとか、

政府の援助が足りないなどと、いろいろ御託

を並べて子供さんをおつくりにならない方々

も増えていますが、私にはどうもいい傾向だ

とはとっても思えないのです。 

他人様の苦労して育てたお子さんにご自分の

介護を頼むおつもりだろうかと思うからです。

経済的に子供を育てられないと仰る方に一言

申し上げたいのですが、人類がこの世に現わ

れて以来、この世が何の心配もない楽園で

あった時がどのくらいあったとお思いでしょ

うか?

 NHKテレビ”新世代が解くニッポンの

 ジレンマ”

と言う番組で、お若い世代の代表とも言える

ようなご立派な方々の中で、

”俺達は貧乏の中で生まれて貧乏で死んでいく”

とか、

”労働は遊びから始まった”

何て言うおかしな発言がありましたが、高学歴

の方々が、いろいろな学問から何も学んでいない

ような発言に驚いておりますが、私の想像では、

人類の始まった頃は、多分、食うや食わずで

あっただろうと思われますし、それだからこそ、

生活を改善すべく、農業等、いろいろな産業が

次々と起こってきたのだと思います。

食うや食わずの時代では、食べ物を得ると言う

ことは必死であって、そのための労働が遊びで

あったはずはないと思います。

それでも食べられない日もあった。

だからこそ、人間は進化の一つとして

”オートファジー”の機能を体内に作ってきた

のではないのでしょうか?

それはさておき、苦しい時代にあっても、自分

の家の事は自分で責任を取ると言う考えがあっ

たのだと思います。

ですから、近ごろ時々話題になる孤独死の中に、

家には何も食料が残っていず、飢餓で亡くなっ

ているが、生活保護は受けていなかったという

方々もあるのです。

いろいろな見方はあるのでしょうが、私は、

その方々のお考えの中に、人に迷惑をかけない

で生きていきたいと言う高邁な精神を見てあげ

たいと思います。

だからと言って、生活保護を受けてはいけない

と言うつもりは毛頭ありませんが・・・。

ただ、あまりにも、人々が政府に頼りすぎては

いないかと言うことです。

何かあれば、自分の権利を主張するが、義務は

かってに疎かにするとは思いませんか?

できないと思うからできないのです。

知恵を働かせていけば何とか改善策は見つかる

のではないでしょうか?




注)オートファジーとは、固体が飢餓状態に置

かれて栄養が枯渇しアミノ酸の供給が絶たれる

ことは、細胞にとっては生死に関わる重大な

ダメージになり得る。

しかし、オートファジーが働くことによって、

細胞は一時的にこのダメージを回避することが

可能だと考えられている。

オートファジーが起きると細胞内に常に存在し

ている蛋白質(ハウスキーピング蛋白)の一部

が分解されてペプチドやアミノ酸が生成され、

それが細胞の生命活動にとってより重要性の高

い蛋白質を合成する材料に当てられると考えら

れている。

この機構は動物の個体レベルにおいても観察さ

れ、例えば、マウスを一晩絶食させることで、

肝細胞でオートファジーが起きることが知られ

ている。

ただしオートファジーによる栄養飢餓の回避は

あくまで一時的なものであり、飢餓状態が長く

続いた場合には対処することができない。

この場合オートファジーが過度に進行する事で、

細胞が自分自身を食べつくしてしまい、細胞が

死に到ると考えられている。

〈以上wikipedia 調べ)


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卒業されたみなさんへ

2012-03-20 08:51:35 | 教育
全国の今年学校をご卒業になる皆さん、

おめでとうございます。

皆さんの前途にはいろいろ楽しい事や

艱難辛苦が待ち受けていることかと

思います。

楽しいことはいいけれど、苦しいことは

どうもとおっしゃるかと思いますが、

私は苦しいことを乗り切れた時の方が

達成感があるような気がします。

わが国には”艱難汝を玉にす”という

諺があります。

この私にも本当にもうこれまでかと

思った事が何度もありました。

でも、不思議と、その日、その日を

一生懸命に過ごしていると、突然

解決策ができてきたり、物事が好転し

たりすることもありました。

人間諦めないで解決策を探ることです。

その考える方向が正しければきっと

神様が助けてくださると思うのです。

といっても、私はどの仏教でも新興宗教

も全く信じる気持ちはありませんが、私

の心の中には、自分自身に対して恥ずか

しいことをできるだけしないという鉄則

があります。 私も人間ですから、知ら

ないうちに間違っていることがあると

思いますが、自分から人を傷つけようと

思ったことはないつもりです。

いいようにと思って結果悪いことをして

しまっている事がないとは、言えません

が・・・。

今の世の中、悪いことばかりと思って

おられる方もあると思いますが、私は、

万事、いい面と悪いことと、両方を考え

ます。きちんと、悪い方のことも考えて

おかないと”想定外”なんてことになり

ますので、最悪と最善は必ず頭に浮かべ、

その上で、最善のために努力をするのです。

何事もやった方がいいか、悪いか良く考え

ますが、それが、よほど家族や世間さまに

ご迷惑をかけるようなことにならないよう

な事であれば、勇気を持ってやることにして

います。 もし、それが失敗しても、やらない

よりは、やっておけば、失敗の反省から、もう

一段上に上がることができると思えるからです。

又、何事も一生懸命考えることで、自分の能力

以上のことができる可能性が出てくると私は信

じているのです。

人間の頭の中は人によってそう変わるものでは

ないと、私は信じている一人ですが、その方が

能力を発揮できるためにはそのことについて、

とことん考えると言う集中力を養っておくこと

です。

学校の成績のよくないものが、かえって世の中で

成功すると言う話は、学校の成績があまり良く

なかった人々の好んでする話ですが、私は、そう

言うことは時にはあるとは思いますが、それは、

成績がよい者は成功しないと言うことではなく、

時に、自分は偉いと勘違いする人がいるからだと

思うのです。

又、全部がそうだとはいえないと思っていますし、

第一、教科書で学ぶ範囲の物は世の中の物事の

ごく一部に過ぎません。時には深く考えている

からこそ正解が出せないことだってあると思います

し、学校の成績が多少悪くても外の分野で優れた人

は多いのです。学校の成績はたいした問題ではない

のだと思いますが、他人と比べて自分の優位性を

思ってにんまりするのではなく、周りの

人から学ぶ気持ちを持ち続けていけば、きっと、

多くのことを学べるすばらしい人生が歩めると

思っているのです。

学校の成績云々よりはもっと大事なことを見失って

はいけないのです。自分が頭がよいと思い込んで

しまうと、脳の中で、いろいろな考えを止めて

しまうような気がします。だから、おかしな発言

をする学者がたまにおられるのではないので

しょうか。

あくまでも謙虚に、それでも、何事にも自信と勇気

を持って、我慢強く行動してください。

いい方に考えていけば、今ほど、すばらしい時代は

ないのです。

科学がどんどん発展しているからです。今日は不可能

だと思っていて、どこかで誰かが研究して解決策を考

えて明日には、180度違う解決策が飛び出したりして

いるのです。

光の方向を向いて堅実に歩いていけば、きっと

すばらしい世の中ができますよ。

私はあなた方に期待しています。

頑張ってくださいね。m(__)m

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地球イチバンの教育(6)

2012-03-18 11:32:50 | 教育
NHKテレビ、E テレ”地球イチバンの

教育”よりの抜粋

ユニセフ調べでは、日本の子供は3人に一人

が自分は孤独だと感じているそうだが、しかし

同じユニセフの調べではオランダの子供は

地球でイチバン幸せと感じているそうで、

その理由は学校が楽しいという事と、家族と

一緒に過す時間が多いということだそうである。


オランダでは、毎朝交代で、親が学校へ行って

子供たちに読み書き算数を二時間教えてから

仕事に出かけていくとか、これは親御さんに

とっても、いろいろ理解が違うお子さん

を見ていると、家で自分の子供を教えるの

にも役立つという。

オランダでは正社員であっても、週休三日とか、

四日とか選べるそうで、経済的な面と精神的な

豊かさとどちらを選ぶかご夫婦でよく話し合って

決めることができるという話で、パトリシアさん

は二番目の娘さんが生まれたのをきっかけに

ご夫婦二人で話し合って、それまでは平日フル

タイムで働いていたのだが、銀行員の夫

は週休3日、セラピストの妻は週休4日として、

こどもさんとのふれあいの方を大事にされたと

言う。

オランダでは子供さんの学校への送り迎え

は親御さんの役目なので、ご夫婦交代で送り迎え

をされ、学校へ送っていったら、教室へ入って

いって、子供さんの日常の態度などを聞いたり

するという。

オランダの教育は学校も授業も子供が自分で

選び、そして、将来の仕事を考えさせ、そのため

に必要な勉強を自分から進んでさせ、更に親も

子供にとことん付き合う、それが地球イチバン

優しい教育で、子供がのびのびしている。

ジャガーさんによると、公園に大維志君を連れて

行ったら、同じくらいの子供さんが一人いて、

大維志君がどうするか見ていたら、

”遊ぼうよ”と声をかけていて、成長を感じたと。


最終日、校長先生が大維志君の

学校での様子を書いたカルテを渡された。

 大維志君は細かい作業が得意なようです。

教室で決められたことはちゃんと守ることができ

ました。



 校長先生のお話

教育は教えるだけではなく、子供一人一人の

育つ力、学ぶ課程をサポートする、ガイドの

役目があるのです。一方的にではなく、子供

と一緒に、それが教育なのです。


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地球イチバンの教育(5)

2012-03-17 16:34:49 | 教育
NHKテレビEテレ”地球イチバンの教育

よりの抜粋


オランダでも、一斉に誰でも受けなければ

いけない授業があるそうです。

それは”いじめ”に対する授業です。

実際に子供さんたちに模擬の喧嘩をさせて

それに対応する中に割って入る役目も決め

傍観者はどういう意味があるか、いじめを

する人と同じ加害者であると教えるのです。

先生が、アフガニスタンからの移民の少女

ロシータさんがオランダ語があまり上手で

ないのでいじめを受けていたことを知り、

小さい子に本を読み聞かせる仕事を頼みま

した。

それでロシータさんは、だんだんオランダ語

も上手になり、自信がもてるようになって

いじめもなくなったということです。

オランダ大使館員バスさんは、

 ”小さな時からオランダでは自分がやった

 事は自分で責任を取らなければいけないと

 教えている。先ず、自分でやってご覧と口

 癖のように親は言い、それでできなければ

 親がやって見せる。責任は自分で取らせる。”

 と。


 オランダではなんのために勉強するのか、

 小さい時から大事にしていることがある。

 それは、将来どんな仕事をしたいかと言う

 事で、小学校の高学年のうちから決める

 よう学校でも先生が質問されたりして

 そのためにはどんな勉強が必要かを考え

 させ、自分から進んで勉強するように仕

 向けるそうで、ご家庭では5歳ぐらいから

 親御さんが質問されたりすることもある

 とか。

 オランダでは小学校の12歳で将来を決め

 進学先を選ぶ、中学、高等学校はない。

1)手に職をつけるコース〈パン屋、農業

  など)

 職業準備コースから、職業訓練校へ

2)資格をとるためのコース 〈パイロット

  先生など)

 高専準備コースから高等専門学校へ

3)大学進学コー 政治家、医者
 
  大学準備コース、大学へ

 途中進路変更もできる。

 

例えば、職業訓練コースでは、町の有名

レストランもコックさんからウエイトレス

まで全部学校の授業で生徒がやっている。

DJになりたいというオレ君、自分で作曲

もしています。

 ご両親も何度か将来の職業についての話

し合いを持たれ、そのためには何を勉強し

なければいけないかを考えさせ、多少幅を

持たせるように、万が一それができない時

にはどうするかということまで、考えた末、

応援していく。

 (つづく)

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地球イチバンの教育(4)

2012-03-16 20:39:06 | 教育
NHK テレビ E テレ 

”地球イチバンの教育”よりの抜粋


オランダ大使館文化教育担当のバス・ヴァルクス

さんのお話。

 ”なるべく自分で決めて自立心のある子供を

  育てようとするのがオランダの教育の基本

  です。

  1968年に、それまでの画一教育から

  個別教育に変わりました。

 その頃オランダでは3人に一人の子が落ちこぼ

 れになっていて、オランダでは落ちこぼれた子

 は卒業を認めないので、大きな社会問題になっ

 ていたのです。

 そこで、政府の依頼を受けて、教育学者
 
 ドールンボスさんが調査をし、

 ”教育システムに問題がある。落ちこぼれは

 子供が悪いのではなく、一斉教育にある。

 それぞれ違う子供に同じ内容を教えるのでは

 なく本来は一人一人に合わせた教育システム

 が必要で一斉授業をやめて、オーダーメイド

 に変えるべきであると、教育改革を唱えたの

 だが、どの先生もそういう教育をしたことが

 ないので、戸惑っておられたが、その中で

 それに挑戦する先生方が現れた、ウィム・

 ウエスターマンさんはそのお一人である。

 先生は当時、悩んでおられたのは、算数の授業

 でクラスの中で割り算ができないお子さんが、

 かなりあった。 

 このままでは落ちこぼれを出してしまう、何とか

 しなくてはならないと考えられ、そこで先生は

 教科書を捨て、子供さんたちを外に連れ出し、

 船を見せた。

 港町だけあって、子供たちの多くはは船に憧れを

 持っていたので、先生は船と算数を結びつけること
 
 を思いつかれた。

 例えば、船のペンキを塗り替えるには、塗る面積が

 10平方メートルあるとして、一缶で2平方メートル

 塗れるとしたらペンキを何缶で塗ることができるか

 と言うと、子供たちの目の色が変わり学ぶ気持ちに

 火がつき船乗りになるためには勉強しなければと

 いう。

 勉強の意味を見つけ勉強し始めたそうである。

 先生は教育とは知識を詰め込むということではなく、

 大事なのは動機なので、動機さえはっきり持てば

 自分で”勉強する意味”を見つけ、学び始めるのだ

 と気づいたのですと。



 マリナさんが、オーダーメイド教育は甘やかすこと

 になりはしないかと質問されたが、大使館員のバス

 さんは、かえってちょっと生意気になるが、甘やか

 すことはないと言われたら、

 ジャガーさんは

 ”うちの子は甘やかされているけど、生意気ですよ”

 と。

  ジャガーさんは又、

 ”学校の数が多いから、パソコンで調べて学校を選

 んでいる。” と、言われたが、

 大使館員のバスさん曰く

 ”学校としてしっかりしないといけない。ちゃんと

 していれば、生徒が集まり、学校が繁盛する。

 学校がなくなったり、新しい学校ができたりしている。

 校長先生は経営者なのです。会社と 同じです。”

  (つづく)

地球イチバンの教育(3)

2012-03-13 18:30:04 | 教育
NHKテレビ

Eテレ "地球イチバンの教育”よりの抜粋

学校も選べる、授業も選べる、小さいうちに自分で選ぶこと

を大切にしたオーダーメイドの教育の和蘭で、大維志訓が

選んだのは、"積み木”であった。先生はつきっきりでなく

遠くから大維志君を見ておられて、大維志君が10分後に

他のことをやりたくなった時に、静かに近づいてこられて、

”タイシ、別の事を選ぶのはOKよ。でも、ちょっと待って。

まづ全部の積み木を片付けなくちゃ。”と言われた。



 自分で選ぶ、ただし、選んだら、自分で責任を取るという

のが基本で、先生はお教室の隅で、子供たちの様子を記録

しておられた。それは先生が変わられても何時でもどの先生

もが子供さんの成績、好み、苦手を把握できるようにという

ことのためだそうであった。



更に教室は全部ガラス張りで開けっ放し、校長室にも自由に

出入りでき、校長先生も子供達のちょっとした変化にも

気をつけておられた。



8年生(12歳)の子供たちもそれぞれのペースで勉強して

いて、遅れぎみのお子さんには、先生が腰をすえて教え、

全員が同じ授業を受けるのではなく 一人一人に合わせた

教育で落ちこぼれを作らない方針で、子ども自身が留年を

選ぶ場合もあるそうで、5年生(9歳)のジャスミーナさん

は留年を自分で選ばれたが、クラスメートはみんな1才下

だが、誰も気にもせず、楽しいし勉強もみんなで助け合って

できるし留年してよかったということであった。



 ジャガーさんが子供たちに

 "日本の学校では宿題が一杯出るし学校から帰って宿題を

 やったり塾に通うが、どう思いますか?”と質問したのに

 対し、

 "子供には楽しい時間が絶対に必要で、勉強ばかりして、

 リラックスする時間がないのは、よくない。”

 "誰が誰より点数が高いということを気にしなければいけ

 ないのはおかしい。僕達はそれぞれ違った才能を持っている。

 そんなこと、みんな知っているよ。”という答えであった。



大維志君が手洗いで困っている時に助けてくれたお子さんも

あった。

オーダーメイド教育は自立をは育む教育であるという。

ジャガーさんは

”皆いい子で、親達に責任がある。 私の責任だ。”と。


”小さい頃から遊ぶこともそうだが、自分で考える癖が

ついている、”と、教育評論化の方がおっしゃっていた。

(つづく)


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地球イチバンの教育(1)

2012-03-09 07:14:49 | 教育
世の中で何がイチバン大切かというと、それは"愛”

ではないかと私は思っている。

親子の間の愛、恋人やご夫婦の間の愛情、友達との

愛情、そして自然界のすべてのものや生き物に対す

る愛、それが壊れかけた地球への一番大切なもので

はないかと思う。

 ところが、日本の中では、親子の情を育むどころ

か、社会は家族の中の愛を育める状況を許すどころか

うっかりすれば命の危険も感じるような長時間の働き

方を要求している。

そして、金銭的な豊かさばかりを求めて、夫婦共働きを

望み、いくらでもないその収入の差額を望んだが故に

大事な次世代を担うはずの子供の教育は疎かになり、

或いは、こんな環境では子供は産めないといって、自分

たちの将来の看護は他人様が生んで苦労して育ててきた

子供さんらに託そうという、誠に勝手な話が世の中に

蔓延して、人口の減少の歯止めがかからない。

共働きをさせるために保育所の建設が必要不可欠である

と解く学者もいる。

学校も塾も、競争、競争で、友達同士の中でも競争意識

ばかりが強くなり、お互いのすばらしさを認め合う

習慣がなくなってきている。 

そんな中で真の友情なんて育くめるのだろうか?

これはどう考えても、真逆の方向に行っているのでは

ないかと何時も危惧を感じていたのである。

俺達は貧乏の中に生まれて貧乏で死ぬんだということを

公言している学者もいるが、私たちはもっともっと

貧乏な時代に生まれて、一生懸命働いて、これまでにして

きたのだから、今の物の豊かさばかりを求めて、自分の

わがままとしか思えない理由をつけて、子供には悪いと

思いながらとか何とか言いつつも離婚して、こどもの

父親か母親をかってになくしてしまう世代にあきれている。

私など別に自慢できる話ではないが、結婚以来、何時も

次々と夫の家族の面倒を文句も言わず見てきて、生活は

本当に辛いことが多かったし、夫は一生懸命働いてはくれ

たが、浮気ばかりの人生だった。


それでも、私が選んだ夫であるから、子供の父親をなく

す権利は私にはないと思って、夫を立て、夫の暮らし

やすいようにと心を砕いてきたのである。

だからこそ、夫の葬式で、妹が、夫の兄弟達が、お姉さん

を大事にしてくれていると感じたといって喜んでくれたの

だが、まあ、話はツイ、それてしまったが、とにかく、有史

以来、そんなに理想的な甘い生活があったわけではない

ことをちゃんと心に留めて、これからの生活を考えなおして

いく外はないと思う。

(以下NHK テレビ E テレ よりの抜粋)

ところが世界の中には、40年前にすでにこのことの

危うさを感じ、教育を根本から見直してきた国がある。

そして、9割の子供たちが、学校を楽しいと言い、塾も

宿題もないのに、世界トップクラスの学力を保持して

いる理想的な教育制度を確立された国があるという。

(つづく)


大学生に成長度テスト

2012-02-20 18:43:32 | 教育
 この間2月16日付けの朝日新聞に”大学生に成長度テスト”

と言う記事が載った。



 ”日本の大学生は勉強しない___。そんな汚名を返上しようと

文部科学省は現役大学生向けの(共通テスト〉を開発する検討に

入った。

入学と卒業時に2度受験すれば在学中の学習成果の伸びが客観的

にわかるようにする。

結果を分析してカリキュラムの改善に役立てたい考えだ。”

と、あった。

 又、日本の大学生の平均学習時間は、一日4,6時間、

一日8時間程度とされる欧米とは大きな差があると言う。

授業などを除いた一年生の学習時間を見ると、日本の学生の半数

以上が週5時間以下だと、又、日本の大学教員は受け持つ講義の

コマ数が多いため、準備時間が足りず学生の興味を引くような講義

をできていないと言う指摘もあるそうである。




 今から30年あまりも昔の話だが、夫の仕事の関係のご夫婦が

アメリカからこられているので、お前も出てきて、奥さんのお相手

をしてくれないかと言われて、のこのこと東京まで出かけていった

ことがあった。

 その時の話では、アメリカの一般の家庭では、息子や娘達が大学

に入った時には、その学費を立て替えるだけで、卒業したら、少し

づつ返してもらうと言うことであった。

 又、アメリカの大学は入る時はやさしくて誰でも希望すれば殆ど

入れるが、なかなか卒業するのは難しくて、誰でも卒業できると

言うわけではない。 だから一生懸命勉強する。

日本の大学は一般に入るのが難しくて、卒業はあまり難しくはない

からあまり勉強しないのではないかと聞かされた。

日本では、経済的になかなか大学へやれないくらいのお宅でも無理

して学費を捻出しているように思えるのだが、卒業しても息子や

娘達が有難いとさえ思っているのかどうか首を傾げたくなる時もある。

しかもあまり勉強していないとなると、勉強したくもない人間を大学

へ何のために入れるのだろうかと疑問に思ってしまうのだ。


  (つづく)



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NHKテレビ"新世代が解く 日本のジレンマ”(1)

2012-02-04 18:43:26 | 教育
先頃、NHKテレビ "新世代が解く! 日本のジレンマ”

と言う番組が放映された時があった。ちょうど用事が

できて拝見できる時間がなかったので、急いで、録画

しておいたのだが、あいにく、最後まで録画はできて

いなかったが、急に時間ができたので、拝見しようと

思って、再生してみたら、すばらしい若者がいて

まだまだ日本も大丈夫だと思った反面、今までの教育

の欠点が見えてきて、何か不愉快な思いも多少残って

しまった。

あの番組にご出演の方々は教育も教養もある方だと思う。

頭の切れは勿論抜群で、81歳を過ぎて半分ボケ始めて

いる私のようなものが到底太刀打ちできる相手だとは思

いながらも、何か一言物申したい気になってしまった。

いい年をして何時までも青臭い奴だとお笑いください。

これから、時々、その中のことを話させていただきたい

と思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

まあ、今日拝見した方々のうち、オーディエンスの中で

特に共感したのは、

1)ふじさん20歳 男性の言葉

  僕達は決して未来に絶望していないです。直近の

  未来にはポジティブです。

2)AIESECer6号 20歳さん

  数では世代で負けるではなく、多数の高齢者と

  Mynority の協働が大切ではないのか

  どちらにとっての利益ではなく社会全体の発展の

  ために思考できる体制が必要なのでは。

3)24歳の男性

  いま、からだも元気ですし、僕等に稼げる力を

  教育して欲しい。もし年金がもらえなくても

  そういう教育が受けられたら幸せと感じるで

  しょう。




21歳の大学生(男)の言葉にはびっくり。

高齢者を何故支えなければいけないのはおかしい。



オーデイエンスに一番人気があったのは萱野稔人さんの

年金問題の事前積み立て方式についての発言だったそうな。



次回ゆっくりとお話したいのは マジョリテイの老人に

対して、若者の世代は数においてマイノリテイだから

勝てないとか負けるとか、立派な教育を受けた方々の発言

についてである。


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外注教育

2011-11-27 11:59:00 | 教育

NHK テレビ演芸図鑑よりの抜粋

 落語の後の春風亭小朝さんと、教育評論家尾木直樹さんと

感性アナリストで随筆家の黒川伊保子さんのお話が面白かったので、

ご披露させていただきます。


小朝さんの提案

 ”お母さんからこんな話を聞いた。あんな話を聞いたというその

 授業の間は美しい言葉しか言わないで、もしわからない言葉が

 あったら先生が "小春日和”とはこういうことだよとか説明して

 あげる。そうすると、みんな頭の中にいい言葉だけが入って、

 しかも日本にはこんないい言葉があったのかと言うことも勉強に

 なる。そういう授業が月に一遍でもあればかなり変わると思う。

尾木さん

 "是は国語のカリキュラムに入れたいですね。”

小朝さん

 "6年間やったらすごいことですよ。”

黒川さん

 ”すてきです。”

尾木さん

 "その時の子供さんたちの表情は素敵だと思いますよ。先生方も

 味わうと言うことが大事だと思います。”

小朝さん

 ”僕等仕事がら、使ったりするんですけれども、掌(たなごころ)

  って言葉いいですよね。何か温かい気がするんです”。

 黒川さん

 "いいですよ。温かいですよ。口の中で息が回るんです。た・な・

 ご・こ・ろってふわっとします。”

小朝さん

 ”黒川さんは言葉が脳に与える影響をいろんな角度から調べて

  いらっしゃる言葉のプロでございますけれども、、、。”

黒川さん

 ”私はこういう風に言葉の研究をやっているので、親御さんや学校の

  先生方に請われて講演したりするんですけれども、私がいつでも

  言わせていただいてるのは、脳の機能、言葉の機能が完成するのは

 8歳お誕生日ごろで小学校の低学年は言葉の機能を完成させる

  大事な時なのです。このとき1,2年の先生は美しい日本語をしゃ

  べって欲しいのです。それは24の瞳の大石先生のように

  "太郎さん鋏を取ってください。”というような美しく穏やかな

  日本語をしゃべって欲しいのです。”
 
小朝さん

 "とってっていうんじゃなくてですね。”

 黒川さん

 ”緑 取ってというのは高学年になってからにして欲しい。

 其れがパブリックランゲージを育てる一つなんですよ。

 もう一つあるんですよ。これは学校から帰ってきますよね。

 小学校二年まではまだ因果関係が確立していないんですよね。

 すごーくしっかりしているお子さんでも、まだ、勘違いすることが

 あるんですよ。子供が、”先生こんなことを言った”と言っても、

 そういう文脈じゃなかったかもしれないんですよ。例え、たまさか、

 ひどい言葉を使ったとしても、親がその言葉を徹底的に良くとって

 あげることですよ。つまり徹底的にポジティブにとるように訓練して

 あげるんですよ。 そうすると、社会に出た時に,例えば、部長に

 叱られた時に部長俺に期待しているんだなと思って、そうすれば

 翌日も会社にいけるのに、親が悪口を言うと、”ア、あれだけ言う

 って言うことはもっと思っているんだなとか、結局は、無邪気に
 
 一歩出られる大人になれないんですよ。だから、言語機能がとりそ

 ろう直前に親が先生の悪口を言わないで欲しい。”

小朝さん

 ”先生の悪口だけじゃなくってね。多分家庭で親が相当他人の悪口

  を言っているんだと思いますよ。”

黒川さん

 "後、テレビに出ている人。”

尾木さん

 "テレビの影響も大きい”

小朝さん

 ”子供にあんまりいい影響を与えないと思うんですよ。8歳までに

 完成するとしたら、其れまでに、民話とか童話とか、、、。”

黒川さん

 "本当にそうです。本の読み聞かせはものすごくいいんです。後まあ

 おばあちゃんが昔話を聞かせてあげるとか・・・。”

小朝さん

 "でも、そういうことをしてあげないで、うまくいかないからって

 先生が悪いって言われたら、先生もたまらないですね。”

黒川さん

 "先生の悪口言って、、、。”

尾木さん

”しかも外注教育ばっかりでしょ。 あそこの幼稚園へ行ったら

 こんなことをやってくれるとか、あそこのスイミングへ行けば、

 とか、すべてそうですけれども部分的なパーツに分けてみんな

 外注でお金を払ってとか、其れは違いますよね。お母さんが

 下手でも、自分のために自分に向かって一生懸命やってくれる

 とか、笑顔でね。”

黒川さん

 "膝に置いてね、こういう風にやって読んでもらうとか感性教育

 は計り知れないです。”

小朝さん

 "教育家として、学校へあげるまでにやっといて欲しいことあり

  ますか?”

尾木さん

 "やっぱりね。お母さんが愛情たっぷり注いで、この世の中に

 生まれたけれども、何か安心して頼っていける人がいるんだと

 言う安心感。

 今ね、小学校一年生に入ってきて落ち着かない子がいるので、

 其れを小1プロブレムと言うんですが、其れはやっぱりね、

 子供達へのお母さんの愛情が不足していて、親の前でいい子

 なのよ。内弁慶と言う言葉があるんですが、家の中で暴れて

 いて外で何か自分を表現できないんです。今、まるっきり

 逆です。

黒川さん

 ”信頼していないんですよね。”

尾木さん

 ”そう、お母さんに愛されるために精一杯いい子を演じる訳。

  本人は演じると思っていないかもしれないけれども、一生懸命

  いい子をするわけ。”

黒川さん

 "無意識ですよね。”

尾木さん

 "だから疲れちゃってお母さんのいない学校では、地のまんまで

 暴れて、学校の先生にお宅のお子さんは授業中にも歩き回るし、

 トイレにも勝手てに行ってしまうといわれても、お母さんは全く

 信じられないですね。家でいい子が外弁慶なんですよ。”

黒川さん

 ”母親がその何だろう、こどもがいい子だったら嬉しい、成績が

 良かったら嬉しいという条件つきの愛情に、なっちゃっているん

 ですよ。”

尾木さん

 ”条件付愛情ってわかりますけれども、あまりにも条件がつきすぎ

  ちゃっているんですよ。”

小朝さん

 ”何かね、小さい時にこの人は絶対に裏切らないとか安心感があった

 子供と、ない子供では違うと思うんですよ。”

尾木さん

 ”やっぱり子供にとって絶対的なのは信頼ですよ。人はお母さんで

 あり、お父さんであり、或は、おじいさん、おばあさんでもいいん

 ですが、そういう人がいると言う安心感。”

小朝さん

 ”僕が思うのはお子さんが欲しがっている愛情と親御さんが与えて

 いる愛情とはちょっと違うんではないかと言う気がするんですね。

 其れが一致すれば、かなりいい方へ行くような気がするんですよ。”

尾木さん

 ”其れって、難しいのよ。やっぱり親って言うのはこんな子になって

 欲しいという願いがあるので、どうしても条件がついてしまいますし、

 僕はやっぱり三世代の家族で、おじいちゃんおばあちゃんは自分の子

 じゃないから無責任なのよ。其れがいいの。

 そういう意味では無償の愛をそそげるご近所さんでもいいんですけれ

 ども、そういうような多様な大人とつながっているということが、。”

小朝さん

 "何か大変ですね。先生になるもんじゃないと思いません?これから。”

尾木さん

 "いや、いや、なってくださいよ。”



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