風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

三年日記帖

2011年08月17日 23時59分59秒 | 風竿日記

「まあ、嬉しい・・・。ありがとうねぇ。」

その人はまた紙袋から日記帳を取り出しては、何も書かれている筈のないページをパラパラと捲っては、嬉しそうに、実に嬉しそうに微笑むんである。

表紙を一枚めくって、ここに自分の名前を大きく書いてくれとせがむんである。

要介護認定レベル2のその人は、幸せなことに過去の不幸な出来事は忘れてしまったかのように、時折少女のような可愛い仕種を私の前で臆面も無く見せるのだった。

昨日のことは勿論、さっき話したことも、忘却の彼方に置き忘れてしまう、その人。

昔、中学の国語の教師をしていたこともあり、老人性痴呆症の進行を遅らせる意味合いもあり、日々の日記を書くことを勧めた私。

今日はその人との約束通り、「三年日記帳」を買ってきたんである。

ローケツ染めのケースに入れていた筈の老眼鏡も、誰かに盗られたと被害妄想なことを云うので、新しい老眼鏡も一緒にプレゼントした。

盗られた・・・・というのは執着心の現れではあるまいかと心配する私を他所に、「ここは油断もすきもないからね・・・。」と続けるその人。

「さっきあげたボールペンはどこ?」

と尋ねると、あたりを必死に捜して挙句・・・・

「あらぁどうしたとかね・・・?」

と、その在り処すら忘れている。

「ホラ、この紙袋の中にあるよ・・・。自分が忘れているとやけん、むやみに人を疑ったらいかんもんね。」

「盗られたら、またいくらでも買ってやるけん、頼むから人を疑ったりせんでね・・・・。」

その人は私の母、二番目の母

小学3年生の初夏、突然母になった人。

学校の先生をしていたからか、妙なプライドだけは高かった。合理主義者で、けして優しい母ではなかったのだった。

後添えとして嫁いだ先には、私と弟と二人のこぶ付亭主であったのだから、少しは割り引いてあげないといけないのだとも思う。

 

それでも当初、お母さんが来たと喜んでいた私。

雨の日には、傘を持ってバス停まで迎えに行ったものである。

父と喧嘩がたえなかったので、広用紙を繋ぎ合わせて家庭新聞を作ったこともあった。

でも徐々に日が暮れても家に帰りたくなくなっていったのも事実。

花火に出来そこないがあるように、けして心の通じる親子関係ではなかったのだが・・・・、

父の死後、長い空白の年月を経て今私の前にいるその人は、実に屈託の無い子供みたいな母なんである。

そして、入院先の病院から帰る道すがら、しみじみと思わされたこと。

私には二人の母が居て、それは他の人にはないことで、本当の母のように甘えられない辛い時期もあったけれど、それはそれでいい体験をさせて貰ったのだと思った。

少なくとも今日、その人は私に甘えたのだ。

そして私に何かを教えてくれているのかも知れない。

しっかりとお世話をせねばと決意を新たにした。


アクセスに後押しされて・・・・

2011年08月15日 23時59分59秒 | 風竿日記

一日2000を超えるわがブログへのアクセス

そこらへんのお金をかけたHPよりも、圧倒的に訪れていただくことに背中を押されて三年有余・・・・。

深夜眠い目を擦りながらも、時には早朝、ほぼ毎日更新をしてきた。

外に向う日記のようなもので、わがささやかな人生を前向きに、肯定的に、できるだけ明るく、というコンセプトで書き連ねてきたのでした。

烈伝というのは、私の造語で、本当は列伝が正しい日本語の表現なんですが、この烈伝は、ピュアに純情に生きていくことへの決意が込められています。

疲れきっていても、パソコンの無限なフィールドの前に座ると、あら不思議・・・・

色んなイメージが沸々と湧いてくるのでありました。

多くのご縁のある読者の皆様から、励ましのコメントやメール、そしてお電話を頂戴して、それはそのまま私の励みになってきたのでした。

不思議と無責任な書き込み、誹謗中傷はこれまで一度もありませんでしたが、そのことは、とりも直さずプラス思考で書かせて頂いてきたということでしょうか。

 

たかがブログ、されどブログなのであります。

大袈裟に云えば、一人の人間が生きた証

今は亡き母がお腹を痛めて産んでくれた命への感謝

そんなことなのでございます。

一番の読者は鹿島の従兄弟の兄

そしてこれまで多くのご縁に授かっている皆様

みんな有難い私の大切な宝物なんであります。

お盆の忙しさにかまけて体もきつくて、初めて3日間もお休みした間に、

このブログについて色々と考えを廻らしたのでありました。

パソコンの向こうに私のアドレスにアクセスして下さっているであろう、貴方様のことを思いつつ

書かねば、更新せねばと焦りつつ・・・・。

 


大村信友会は大盛況

2011年08月12日 23時59分50秒 | 風竿の信用金庫は頑張るのだ

まるで湖のような大村湾、素晴らしい海ですね。

さて10日は、二ヶ月おきに、毎回出席している大村・諫早地区の「九州ひぜん信用金庫」のお客様ゴルフコンペ、その名も大村信友会

今回は嬉しいことに、表彰式兼懇親会が大盛況

今まではというと表彰式の参加者が少なかったり、懇親会中にお帰りになるお方も居たりで、ちょっと運営に問題もありだったのですが、今回は素晴らしい盛り上がりでありました。

やっと役職員の想いが、参加のお客様に伝わり始めた感ありです。

信金のコンペはこうでなくっちゃ・・・・。

本当は表彰式をウーロン茶でお付き合いして、その日のうちに武雄に帰る予定だったのですが、あまりのお客様の盛り上がりに急遽予定変更

とことんお付き合いすることに・・・・。

今回は二次会も大勢の参加者で溢れました。

さらりとした表面上のクールなお付き合いが金融機関としては望ましいのかも知れませんが、

私達のビジネススタイルはFace to Faceを標榜しているだけに、こういう親しい懇親の場は、とても大切にしているんであります。

心を拓いて本音でのお付き合いこそが、私たちが重きを置いているところ・・・・。

今回も新入会員さまが3名・・・・。

大村・諫早統括の担当役員はとても頑張ってくれています。

さて、スコアなのですが、前半39の好スコア、しかも前半だけで3バーディの快挙

後半もラッシュをとの声に

「盆と正月とクリスマスが一遍に来たので、もうバーディはありません・・・・。」

と謙虚に申し上げていたら、後半のスタートホール10番でもまたバーディ

こりゃーどうなってるんや・・・・・。

久々の70台かと思いきや、その後はボチボチお迎えが来たのでありました。

二つのショートホールで7オーバーの大叩きもあり、48の大乱調

終わってみれば87と平凡なスコアでありました。

ダブルぺリアはバーディホールがことごとくハマってHDは7という最悪の結果に・・・・。

それでも久しぶりの39は嬉しかった。

大村湾カントリーのオールドコースは高原にあることから、涼しい風が吹き渡っていました。

一緒のパーティのお客様とも和気藹々の、いい一日でありました。

改めてご縁に感謝申し上げるばかりです。

 

それにしても大村湾、いつも穏やかでいい海です。 

今夜は、大村湾に捧げる大好きな歌を

<!-- When I Fall in Love - CELINE DION -->

 


土曜の夜のJAZZるココロ

2011年08月11日 23時59分59秒 | 風竿の音楽夜話

そして土曜の夜は8時から始まると言うジャズライブに波佐見まで・・・・。

日本のジャズシーンを牽引してきたドラマー守新冶さんの九州ツアーライブ・イン・波佐見なんであります。

会場となった波佐見の通なスポット「DOUG」

マスターの立石さんは男の私から見てもカッコいい

「カサブランカ・ダンディ」なお方・・・・。

守さんは、あのナベサダと共演されてきて、ジャズドラ生活40周年記念と銘打つだけあって、まさに円熟のドラミングは圧巻、しかもいい男

バスタムで実に歯切れのいいリムショットを叩かれた時にはさすがに唸りました。

ブラッシングも最高・・・・・・・。オーパ

地元ジャズミュージシャンを代表してマイコ姫がヴォーカルをサポート、

リズムが超一流なので、中々いい声で鳴いておりました。

特に特に二回目のステージで歌った「You've got a friend」は絶品でありました。

この曲は彼女とのデュオ「Maimio」でもやっていた曲

ハモリがあるのですが、客席から低い声でハモっていた私なんでありました。

そう云えばMaimio最近活動しとらんねぇ・・・。

温泉deビートルズ音楽祭にはでませうね。

ジャズは夏の夜がいい・・・・。

冷えたジンのような魔力がいい。

僕の隣は天空の美女・・・・Lilyさまが

彼女はツイキャスという簡易テレビ放映に夢中で、おじさんのことは、まったくもってほったらかしでした。

円熟のヴォーカルとベースは、首藤ご夫妻

夫婦でジャズを演れるってのはいいよね。

いいライブ、いい珈琲

DOUGって本当に深い、いいお店なんであります。

帰ってからジャズのフレーズを再勉強始めた、感じやすいおじさんな私でありました。

8月20日はDear Johnでジャズピアニスト「内田浩誠さん」と九州No1と言われるヴォーカリスト「マユミさん」のジャズライブパーティがあります。

最低月に一度はジャズライブの洗脳を受けた方がいいと思わされている私・・・・。

どうか皆様も土曜日の夜Dear Johnへお出かけ下さい。

一緒に豊穣の夜を愉しみましょう。

 

 

 


HOME ・・・帰りたい場所

2011年08月09日 23時00分29秒 | 風竿の音楽夜話

6日土曜日佐賀市は「栄の国まつり」で大賑わい

そんな中で、呉服町アーケードの656広場では恒例となったハイレベルのライブイベント「HOME」が開催されていました。

今年で4回目となったイベントはミュージック・イン・タケオと並んで、佐賀を代表する音楽イベントに成長していました。

クオリティーという敷居の高さが、僕達おじさんバンドには不向きな気もしますが、初めて見に行って、そんな偏見は吹き飛びました。

会場には佐賀が生んだイラストレーター326さんの手描きのポスターが飾られていました。

とてもいい雰囲気、今時の若者は自己表現力が豊か

パフォーマンスも中々のものであります。

そんな中で長老格で頑張っているのが、北村尚志とフューチャーキッズの4人

とりわけリーダーの北村さんとはもう30年のおつきあいになります。

北村尚志さんは8月10日に自身5枚目となるCDアルバム「ふたつの道」を制作して発売開始

ノリに乗っているんであります。

このアルバムの第一曲目はわが九州ひぜん信用金庫のイメージソング「プロペラ」が収録されております。

そして私も少し関係をしている曲・・・僕は結構この曲が気に入っているのですが・・・・。「あなたの手紙」も

このアルバムのことは後日特集を組みます。

さて僕はこの日、武雄でこの秋に開催される町おこしイベント「温泉deビートルズ音楽祭」の宣伝を兼ねて会場にやってきたのですが、彼らの音楽を聴けて本当にラッキーでありました。

北村尚志さんもついに50代に突入、現在私と同世代(フィフティーズ)なんであります。

アコギの兄貴西山君も最近は百姓疲れだとか・・・・。

でもこの日もいいギターを聴かせてくれました。

けして若くはないのですが、彼らにしか表現できない音楽が確かにありました。

頑張ってくれています・・・・。

そう、おじさん達には帰りたい場所があるのです。

「昔の音楽は良かったなぁ」と、帰れる場所が・・・。

ビートルズもツェッペリンも拓郎もストーンズも

フォークもソウルも・・・・そしてジャズも

明日はそのジャズのライブの話。同じ土曜日の夜、今度は波佐見に飛びます。


風竿氏の憂鬱

2011年08月08日 23時59分59秒 | 風竿日記

超多忙だった土曜日の話をしておかねばならないのだが、その前に、この忌々しい出来事だけは絶対にホットなうちに書き記しておかねばなるまい。

実は今年還暦を迎える歳になっても、どうしても馴染めない場所があるのだ。

鬼門ともいうべき場所。

あろうことかベッドに横たわり、口をあんぐりと開け

首には赤ちゃんでもあるまいに涎掛けまでかけられて、

綺麗なオネーサンから、あら恥ずかし、「のどちんこ」まで見られてしまうという、とんでもない悪魔の場所。

お仕置きか拷問の道具としか思えない、「ビーン」という金属の小刻みな回転音を聞いただけで、いいおじさんの私ですら、すくんでしまうんである。

あの「デイアジョン」のマスターに似た、ニヒルな歯医者は口元を歪めながら、ニヤリと笑い、金属の針の先で神経の先っちょを「ツクンツクン」と突っつきながら、

「ここ痛いねぇ、どうね。そう痛いの・・・。じゃーここは・・・どう???」

      

そのうち口の中に唾液がオーバーフローを起こして苦しいのなんのってありゃしない・・・・。

「動いたらダメ、そのままじっと我慢しなさい。」

看護婦さんまでが、私を押さえつけて身動きができないようにするんである。

税金もちゃんと納めているし、何にも悪いことはしとらんのに、どうしてこんな目に遭わねばならんのだ・・・・。不条理だ・・・・。

憤慨している私が居る。

ここは昼下がりの歯医者さん。

私がこの世で一番嫌いなところ・・・。

      

先週は目の回るくらいの忙しさで、すっかり疲れてしまい、甘いものを体が欲しがったことから、

氷砂糖をボリボリと噛みまくったのが良くなかったのか、もしくは迫り来る加齢の影のせいなのか、

情けないことに、歯が痛んでしまったのだった。

食事をするのにも事欠く始末で、仕方なく、限りなく仕方なく歯医者さんの門を叩いたんである。

 

麻酔を歯茎に打たれ、弛緩する唇

いかりや長介さんみたいになったような感覚

ああーっ、嫌だ、嫌だ。

どうしてこの世に歯医者なる職業があるものか。

       

脂汗を額に浮かべながら、握り拳をギュッと結んで耐えていると、

やっと治療が終わった。

「尾形さん、また明後日お会いしましょう・・・・。」だと

発狂寸前の状態で、受付でお金を支払うと、逃げるように歯科医院を後にしたんである。

もう思い出したくもないのだ。 

 

 

 

 

 

 


温泉deビートルズ応援に・・・、Rickyさんのソロライブは最高

2011年08月07日 23時59分59秒 | 風竿の音楽夜話

前回は5月だったろうか・・・

リッキーこと廣田龍人さんが「ミッシェル」というバンドを引き連れて武雄にやって来てくれたのは・・・・。

このお方、ビートルズのコピーバンドをやってる人なら誰でも知っているスーパースター

何しろ伝説のビートルズバンド「BAD BOYS」のリーダーで、日本でジョン・レノンを唄わせたら№1といわれるお方なんである。

だから5月に初めてお会いして以来、意気投合

年齢もほぼ同じであることもあって、末長いお付き合いを誓い合った仲なんである。

温泉deビートルズ音楽祭の企画にもいたく賛同して頂いており、各地でのライブの折には必ず宣伝して下さっているそうなんである。

年間300回を超えるライブ活動を行っているリッキーさんは、まさに歩く広告塔、ビートルズファンにも宣伝効果は抜群ということで、温泉deビートルズ実行委員会からオリジナルTシャツとサンバイザーをプレゼント

さっそくバイザーを被って演奏する気のいいお方

プロだとは言え、ギター1本でビートルズの曲は勿論、解散してソロ活動時代に発表した曲も含めてレパートリーは400曲、それを全部瞬時に披露できるというのだから、唸ってしまう。

しかもジョン風のヴォーカルは甘いワサビが利いているような絶品の声

ジョンの熱烈なフアンし気づかないような微妙なニュアンスと歌唱力はさすがでありました。

僕もベースの岡ちゃんとドラムの森田さんと一緒にセッションで参加。

プロとのセッションということで、リッキーさんのライブ中もアルコールも一切口に出来ず、緊張しまくりの3人なのでした。

第二部の終盤にお声がかかり、いざステージへ

No reply

This boy

No where man

の三曲をセッションさせて頂きました。

その模様も含めてとしや君がUSTで放映されました。

USTのアーカイブはこちら ⇒ Lifesize-95

僕達のセッションは、UST時間で02.19.20くらいから始まります。カーソルで飛ばすことが出来ますので良かったらご覧下さいませ・・・・。

翌日はゴルフ大好き人間リッキーさんと、このご縁を作ってくれた長崎の池田さん、バンド仲間の小ヶ倉君と武雄カントリークラブでゴルフ・・・・・。

このゴルフで、リッキーさんとはまさに10年来の友人の如くの、有難い仲間に加えて頂きました。

リッキーさん還暦とは思えないくらいに飛びます。

長く音楽をやっていきたいので、酒も控えめに、声に悪いからと煙草もやらないと・・・・。塩分までも気にしていられるらしく醤油もあまり使わないんだとか・・・・

プロフェッショナルという凄さを教えられました。

この日のスコアは「87」、まずまずの楽しいゴルフでありました。

長崎の池田さんのフォームもご紹介・・・・・。

ミュージシャンとして大切なことを教えて頂き、とても素晴らしいお人柄にも触れさせて頂き、いいライブ&ゴルフの時間を愉しみました。

リッキーさんまた武雄にお越し下さいね。

 

 


新鳥栖駅にて、新幹線考

2011年08月06日 23時59分59秒 | 風竿日記

てな訳で九州新幹線さくら号に初乗り致しました。

行きは武雄駅10時27分発の特級みどりで新鳥栖まで、約35分

新鳥栖から新幹線で鹿児島中央駅(元の西鹿児島駅)までわずか1時間20分ほど・・・・。

速い、速い。凄い、凄い。

鹿児島といえば一昔前は車で8時間くらいかけて行っていたところ。三太郎峠超えは難所極まりなかった。

行きはよいよいなんだが、帰りはちょいとばかり連絡が悪く、武雄に帰りつくには3時間半ほどもかかってしまった。

新鳥栖駅で特級みどりを待つのに40分も待たされた。

その40分の間に考えさせられたことがある。

帰りの車内は夏休みだというのに、比較的空いていて、快適でありました。

さて、それはいいのですが、新鳥栖駅で降り立ったのは僅か9名・・・。田舎の武雄駅ですら、こんな少ない乗降客はありません。

 

とても立派な駅舎なのに、人影はまばら・・・・・。

特級みどりに乗り継いだお客さんはたったの2名、

こんな利用状況なのに、鳥栖駅のすぐ近くに豪華な新鳥栖駅を作って、実に勿体無い話なんである。

 

でも私はどこかの文化人のように、新幹線反対派ではありません。

そりゃー、新幹線はやがて日本の基幹路線として護られていくんだろうから、西九州ルートの開業が待たれるところでありますが、

夏休みの期間中、交通の要衝である鳥栖ですらこんな状況の中、ただ新幹線を通すだけでは、絶対に費用対効果は見込めません。

何か魅力のある新幹線駅にしないと・・・・。

立派な駅舎の新鳥栖駅の構内から見た景色は、何となく荒涼としたもので、実に淋しかった。

新幹線の武雄温泉駅は、現在の駅に併設されるのだとか・・・・・。

魅力のある地方中核観光都市として、私達はもてる力とマンパワーを結集しなくてはならないと思わされたのでありました。

さてねやっと4日木曜日のお昼までのお話を終わりました。

夕方からのリッキー廣田さんのビートルズライブと、5日の私のささやかな夏休みのお話

そして6日土曜日の、 県内信用金庫野球大会、佐賀市656広場でのHOMEコンサートの話、その後夜の波佐見Dougでのジャズライブのお話など

書いておかねばならないことが一杯

それだけ忙しかったということなのですが・・・・。

 


燃えて上がるは・・・・・

2011年08月05日 23時59分59秒 | 風竿日記

何をどう話せばよいのでしょうか・・・。

この水・木・金曜日の出来事

つまりは、せっかくの鹿児島出張なのに、

新幹線のあまりの速さに、私はスケジュールの消化が調整出来ることとなり、

それはとても有難いことなのだけど、

結果として、超濃密で分厚い厚焼き玉子のような日々を送ることになったというお話なんであります。

話は鹿児島からスタートしましょうか・・・。

今や都銀にも引けを取らないと言う、信金業界のオンラインシステムの運営会議に、

今時、テレビは見ない、電化製品の取扱説明書は読めない、携帯電話の機能が判らない

鉄の飛行機が空を飛ぶのが未だに信じられない、

洗濯石鹸と洗濯板で洗濯をして、味噌汁はちゃんとダシからとってしか作らない・・・・。

という、超アナログ人間のアタシが、

関数と二進法で物事を考えるという、実にオソロシイ超デジタル人間の集うシステムの会議に、もう10年ほど参加しているんであります。

本当は信金共同オンラインシステムにまつわる運営会議なのですから、技術的なことも多少は仕方ないにしても、もっと戦略的なことを語り合いたいんであります。

その意味では、アチキのような時代遅れのアナログ人間の坐る場所もあろうかというもの・・・・。

今回、内容は云えませんが、九州の信金の「あるサービス」をどこの信金でも共通してできるようにしようというお話があり、それはとても良いことだと大賛成しましたねぇ・・・・。

しかし、システムを預かる人間は、まずリスクからロジックを組み立てる癖がある。

こんな戦略的テーマこそ運営委員会マターだと、「小声で」吠えました・・・・。

だって、信金は都銀や地銀とは違い、横の連携が最も強い金融機関なのに、肝心の連携の取り方がグローバルに視点から、大きなグランドデザインを描くという戦略に欠乏しているんだもの。

だから個別の信金のサービスが違う信金ででも、どこででも行えるという利便性は、信金ブランドをイメージアップする大チャンス

佐賀県はとうの昔にやってきたこと・・・・。何の問題も起こっていない実例がここにあるのに、「よーく研究してからだの、まず各県単位でだの」と・・・・そのうちに日が暮れてしまうような検討がなされたという報告に、火山は噴火しました。

実にダイナミックな桜島をパノラマのように仰ぎ見る、新装成った「鹿児島そうしん」さんの大会議室ゆえに、ここは私も大きく発想してみたのでした。

QSKの唐さん云い過ぎだったかしら・・・・。

会議の後は珍しく鹿児島までやってきたので、特別に懇親会・・・・・。そこでまたまた大会議に突入

回りのメンバーは皆熱い・・・・・。これでもか、これでもかと本音の議論百出。

こうやって本当の横の連携が図られていくんですね。

昼間の会議も良いのですが、潤滑油を注入しての会議もまた素晴らしい。

男は燃えて上がる桜島の噴煙のように生きていかなくちゃ・・・・。

鹿児島は近代日本の礎を築いた土地、

「西郷どんはおじゃったもんせ。 」